牛胎児血清(Fetal Bovine Serum:FBS)は、細胞培養に使用される試験済みの万能サプリメントです。 ホルモン、増殖因子、細胞接着因子、pH緩衝剤、プロテアーゼ阻害剤、ビタミン、ミネラル、脂質、および未定義の様々な成分を含む、細胞の培養に必要な特定の代謝要件を満たすことが示されている多くの物質を提供します。血清はまた、pHの変化、重金属イオンの存在、エンドトキシン、タンパク質分解活性に関連した毒性作用から保護します。
コーニングのFBSが選ばれる理由
コーニングのFBSが選ばれる理由
コーニングは、細胞培養研究から完全なバイオプロセス製造まで、様々な用途に使用する多種多様な牛胎児血清(FBS)ラインナップを取り揃えています。コーニングのFBSは、従来の細胞培養培地製品およびカスタム細胞培養培地製品を完全に補完するものです。コーニングは、完全に統合されたサプライチェーン、包括的な製品ラインナップ、製造能力を駆使して、お客様が一貫した信頼性の高い再現性の高い結果を得られるようお手伝いいたします。
牛胎児血清サプライチェーン
採取から研究者への配送まで垂直統合された血清サプライチェーンにより、地域的に供給が制限されている場合でも FBS を安定して提供で きるため、長期にわたる重要な製造作業が中断されることはありません。コーニングへ直接供給をしている食肉加工場では、コーニングのトレー ニングを受けた採血者が決められたツールを使用し、政府認定の施設で厳格な無菌技術を遵守して採血を行っています。コーニング ライフ サイエンスは、国際血清産業協会(ISIA)によるトレーサビリティーの認定を受けており、全てのロットで原料を確認するための検査を行って います。コーニングの血清原料を信頼していただけると思います。

FBS製造
◗ コーニングは、100% シングルユース テクノロジーで血清をろ過しています。製造工程では、血清は0.1 µm フィルターで3回ろ過し、プール後、厳密な品質検査を受ける前に無菌的にボトリングされます。さらに、当社の革新的な熱不活性化工程はロット単位で行われるため、従来の水浴による熱不活性化工程と比較して、より安定した製品を生産することができます。
◗ バイオプロダクションのお客様には、コーニングの検証済みの照射プロトコールにより、各お客様のプロセスに適した製品を柔軟に提供することができます。また、コーニングの包括的な試験成績書(Certificate of Analysis)に含まれていない特定の検査は、ご要望に応じてカスタマイズ対応が可能な場合もありますので、詳しくは、お近くのコーニング営業までお問い合わせください。
品質と規制
◗ ISO 13485 認定品質マネジメントシステム
◗ 21 CFR 820(医療機器製造業者のための品質システム規則)に基づいて操業している cGMP 準拠施設での製造
◗ サプライチェーンは、国際血清産業協会(ISIA)によるトレーサビリティーの認定を受けています
◗ すべてのロットは、Oritain™ による化学的フィンガープリントを用いて原産国が確認されています
◗ 検証済み照射プロトコール
◗ 米国産およびオーストラリア産の FBS について、欧州医薬品品質庁(EDQM)による適合性証明書(CEP)を取得
包括的なウシ胎児血清の提供
包括的なウシ胎児血清の提供
様々な原産国のFBSを、レギュラーとプレミアムグレードの両方でご提供しており、お客様の製品需要にお応えしております。
レギュラーFBS(USDA 認定国由来)は、USDA が米国への輸入を承認した国の政府検査済み施設由来です。ほとんどの国は、牛海綿状脳症(BSE)のリスクが無視でき、口蹄疫(FMD)の心配がないと世界動物保健機関(OIE)に認められています。
プレミアムFBS(US産、オーストラリア産)はUS、オーストラリア、ニュージーランド政府の査察を受けた食肉加工場でのみ収集された原料を使用しており、すべての FBS は、接触伝染性の病気を持たないことを生前および死後に検査を実施して確認した、健康な雌牛と未経産牛から収集されています。これらの国は、牛海綿状脳症(BSE)のリスクが無視でき、口蹄疫(FMD)の心配がないと世界動物保健機関(OIE)に認められています。
牛胎児血清サプライヤーを選択するためのリソース
