Corning マトリゲル基底膜マトリックスのコーティング
本ページの情報は、Corning マトリゲル基底膜マトリックス よくある質問と回答およびCorning Matrigel Matrix(CLS-047)のCorning Matrigel Matrixに関するQ&Aの内容に加筆・編集したものです。
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Corning マトリゲル基底膜マトリックスをセルフコートするにはどうしたらよいでしょうか?
3種類の方法(Thick gel法、Thin gel法、薄層コート法)をご紹介しています。
詳しくは Corning マトリゲル基底膜マトリックスのコーティング方法を参照してください。
ヒトES細胞用マトリゲル基底膜マトリックス(カタログ番号 354277)を用いてフィーダーフリーでhES細胞を未分化で培養する際のコーティング方法はこちらを参照してください。
参考資料:Corning Matrigel Matrix(CLS-047)
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薄層コーティングを自分で行う場合は、どの程度の量を目安にすればいいでしょうか?
コーニングが販売している薄層コート製品は、100 μg/cm2でコートされています*。セルフコートの際は、こちらを目安に、ご自分が使用する細胞に適した濃度をご検討下さい。
*単位がµL/cm2ではない点、ご注意ください。
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1枚のプレートをコートするには、どれくらいのCorning マトリゲル基底膜マトリックスが必要ですか?
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Corning マトリゲル基底膜マトリックスの、thin gel法、thick gel法、3D培養法の使い分けを教えてください。
Thin gel法は一般的に細胞接着や増殖アプリケーションに用いられます。初代細胞の増殖などのアプリケーションでは、タンパク質の層が必要なだけで、タンパク質基質は不要です。このような場合にthin gel法がお勧めです。
Thick gel法はラット大動脈組織の毛細血管用構造への分化(リングアッセイ)などの3D細胞培養アプリケーションや細胞浸潤アッセイに用いられます。
細胞間相互作用研究やオルガノイド培養などの複雑な組織様構造、分化研究などの3D様の環境が必要な場合に3D培養法は有用です。
Corning マトリゲル基底膜マトリックス オルガノイド形成用の使用に関するガイドラインはこちら
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内皮細胞のチューブ形成研究に必要なコーティング濃度を教えてください。
内皮細胞のチューブ形成には、Corning マトリゲル基底膜マトリックス濃度は少なくとも10 mg/mLであることが必要です。24ウェルプレートのコーティングには、ウェルあたり0.289 mLの冷却したCorning マトリゲル基底膜マトリックス(10 mg/mL)を使用することをお勧めします。
参考資料:Assay Methods Protocol: Endothelial Cell Tube Formation Assay
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浸潤アッセイに使用する培養容器のコーティングに、Corning マトリゲル基底膜マトリックスはどのくらい必要ですか?
24ウェルのインサートプレートのコーティングには、Corning マトリゲル基底膜マトリックス(カタログ番号354234、354230)をインサートあたり0.1 mL(200-300 µg/mL)使用することをお勧めします。
参考資料:Corning Matrigel Matrix(CLS-047)
参考資料:プロトコール:細胞浸潤アッセイ
参考資料:クリスタルバイオレットの酢酸溶出による細胞遊走・浸潤の定量アッセイ

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