数十年前は、がん研究の仕事のありようは今とはまったく違っていました。当時の研究者は、がんを1つの疾患と捉え、その治療法の最前線を追い求めていました。
今日では、がんは100以上の疾患を総称するものと認識されており、研究者はそれぞれの疾患の予防・診断・治療に向けて、革新的な手法の開発に取り組んでいます。しかし、科学は立ち止まってはいません。画期的な研究を推し進めることに関心を寄せる研究者にとって、がん研究の世界は可能性に満ちあふれています。
この研究領域の進展に伴い、研究者の活動範囲もまた広がっており、がん研究者としての仕事にも数多くの道があります。