抗腫瘍薬やin vitroにおけるがん研究を含めた多くの研究領域で3D スフェロイドの有用性が認められ、同一で均一なサイズのスフェロイドを大量に形成する、よりよい方法が必要とされています。Corning Elplasia 12K フラスコは、スキャフォールドフリーモデルで、高密度のスフェロイドを形成する研究者のニーズに応えます。
Elplasia 12K フラスコは、T75 フラスコと同様のフットプリントで、1 cm2 あたり152 個のマイクロキャビティが配置されています。コーニングの超低接着(ULA)表面、マイクロキャビティの丸みのある形状、そして重力により、同じ形と大きさのスフェロイドを約12,000 個形成することができます。
ULA 表面は、アニマルフリー、親水性で電荷的に中性なハイドロゲルが共有結合している表面です。マイクロキャビティの独自の形状は、培地交換時にスフェロイドを定位置に維持することができ、回収時にスフェロイドを損なうこともありません。フラスコ内部のダイバーター構造により、リキッドハンドリング時のスフェロイドへの影響を最小限に抑えることができます。
Elplasia 12K フラスコは、3D 細胞培養によく用いられる多くの腫瘍細胞、正常細胞、初代細胞に適合し、以下のような幅広いアプリケーションに使用することができます。
- 薬物スクリーニング
- がん/腫瘍生物学
- 幹細胞生物学
- 細胞治療研究
- 3D組織工学