COVID-19の検査、治療、ワクチンなど、この1年間ライフサイエンス分野のサプライチェーンは多忙を極めています。パンデミックに関連した活動の急増や、バイオプロダクションをはじめとするライフサイエンス業界の成長に伴い、製品需要もかつてないほど高まっています。
業界のメーカーやサプライヤーは、COVID-19以前と比較して2倍以上の注文に対応している状態です。例えば、当社ライフサイエンス部門では、一部製品の注文が200%増となりました。特に需要が高い製品として、オートメーションチップ、マイクロプレート、クライオジェニックバイアル、検査キット用チューブなどが挙げられます。
この莫大な需要に加えて、原材料不足、輸送サービスの障害、米国政府指令なども相まって、原材料サプライヤーからメーカー、流通業者、そして最終的にはエンドユーザーである研究者まで、サプライチェーンの至るところで遅延が生じています。
コーニングライフサイエンスは、こうした変化の影響を最小限に抑えるために、生産能力とプロセスを積極的に拡大しています。それでも、当面の間、サプライチェーンが手薄な状況になるのは避けられないと思われます。
コーニング コマーシャル&ビジネスオペレーション担当バイス・プレジデントのLydia Kenton Walshは説明します。