COVID-19の世界的な感染拡大により、新型コロナウイルスの検査を行っていない研究室であっても神経を尖らせています。それはもっともなことです。COVID-19は感染力が高く、一部の人では軽度または無症状ですが、致命的となる人もいます。研究室では常に安全第一ですが、時には規則を遵守しきれない場合もあるでしょう。例えば、プロトコールが要求する頻度で設備を清掃できないこともあれば、従業員が作業安全規定に則った行動を実践できていないこともあるかもしれません。このようなことに研究室の安全を脅かされないようにしなくてはいけません。
今こそ、あなたの研究室、同僚たち、そしてあなた自身を守る時です。そのためのヒントをいくつかここにご紹介します。
リスクを軽減するための実践的方法
あなたの研究チームが最少限の要員で仕事をし、貴重な培養を維持するなどの業務上必須な作業のみを実施している場合であっても、パンデミック時には、研究室の標準安全手順により一層厳密に従うべきです。Lab Managerの記事にあるように、リスク予防には個人の予防策と研究室特有の対策の両方が必要です。
個人の予防策
研究室に来ているか否かに関わらず、一人一人が各国の関係機関が提示する予防策に注意深く従わなければなりません。米国疾病管理予防センター(CDC)により提示された予防策はこちら。
- 特に人がよく触れる場所を触った後は、こまめに手を洗ってください。石鹸と水を使って、20秒間以上洗ってください。石鹸と水が使えない場合は、60%以上のアルコールを含む手指消毒剤を使用してください。
- 手を洗ってからでなければ、顔に触れてはいけません。
- 体調が悪ければ家にいるようにし、他の人にもそうするよう勧めてください。ウイルスに接触したうえで、乾いた咳、発熱、および呼吸困難といった新型コロナウイルスの一般的な症状がでた場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
- 潜在的なウイルスへの感染リスクをさらに下げるために、家にいてください。具合の悪い人との接触は極力避けてください。