Corning マトリゲル基底膜マトリックスで血管新生・アンジオジェネシス・チューブ形成研究
本ページの情報は、Corning マトリゲル基底膜マトリックス よくある質問と回答およびCorning Matrigel Matrix(CLS-047)のCorning Matrigel Matrixに関するQ&Aの内容に加筆・編集したものです。
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Corningマトリゲル基底膜マトリックスを使用したex vivo血管新生の実験はどのように行うのでしょうか?
マウスの皮下に直接Corning マトリゲル基底膜マトリックスを注射します。Corning マトリゲル基底膜マトリックスに血管が伸長してきますので、その様子を観察します。まずは通常のタンパク質濃度のCorning マトリゲル基底膜マトリックスをお試しください。Corning マトリゲル基底膜マトリックスは、室温で速やかにゲル化しますので、使用する器具をあらかじめ充分冷やしてください。詳しいアプリケーションに関しましては、こちらをご覧ください。移植後取り出す際、ゲルが崩れやすいなど不便を感じる時は、高濃度マトリゲル基底膜マトリックスをお試しください。
参考資料:マウスへのCorning マトリゲル基底膜マトリックス移植と組織の固定方法
参考資料:Corning マトリゲル基底膜マトリックスを用いたin vivo/ex vivo血管新生定量法
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血管新生の実験を行いました。結果の評価はどのように行えばいいでしょうか?
Hemoglobin測定試薬で含まれるヘモグロビンを測定したり、蛍光試薬を血中に注入して測定した論文が出されています。
参考資料:Corning マトリゲル基底膜マトリックスを用いたin vivo /ex vivo血管新生定量法
ヘモグロビン測定:
Mol Cancer Res. 2004 May;2(5):281-8.Nucleosomes bind fibroblast growth factor-2 for increased angiogenesis in vitro and in vivo.Tanner JE, Forté A, Panchal C.
FITC-Dextran測定:
J Cell Sci. 2005 Aug 15;118(Pt 16):3759-68.VEGF-A and FGF-2 synergistically promote neoangiogenesis through enhancement of endogenous PDGF-B-PDGFRbeta signaling.Kano MR, Morishita Y, Iwata C, Iwasaka S, Watabe T, Ouchi Y, Miyazono K, Miyazawa K.
FACSでの測定:
J Immunol Methods. 2009 Mar 15;342(1-2):78-81. Epub 2008 Dec 25.Matrigel cytometry: a novel method for quantifying angiogenesis in vivo.Adini A, Fainaru O, Udagawa T, Connor KM, Folkman J, D'Amato RJ.
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内皮細胞のチューブ形成研究に必要なコーティング濃度を教えてください。
内皮細胞のチューブ形成には、Corning マトリゲル基底膜マトリックス濃度は少なくとも10 mg/mLであることが必要です。24ウェルプレートのコーティングには、ウェルあたり0.289 mLの冷却したCorning マトリゲル基底膜マトリックス(10 mg/mL)を使用することをお勧めします。
参考資料:Assay Methods Protocol: Endothelial Cell Tube Formation Assay

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