Optical Fiber Myths

光ファイバーについての迷信

光ファイバーについての迷信

ガラスのコップに水を灌ぐ場合にも、車の窓を洗う場合にも、私たちは日々の暮らしにおいてガラスというものを便利だけど割れやすいものと考えています。ここでは光ファイバーに関わる迷信と真実について知っていただきたいと思います。

迷信#1 ガラスはみな同じ?

150年以上に及ぶ研究開発の末、コーニングはガラス技術に関する何千にも及ぶ特許を所有するに至りました。私たちはたった一つの元素がガラスの性質を大きく変えてしまうことを知っています。例えばRobert Maurer博士, Peter Schultz博士、そして Donald Keck博士は、ガラスロッドの中心をチタンをドープした石英ガラスにすることで低損失光ファイバーを発明しました。そしてそれは世界中の人々がコミュニケーションする方法をすっかり変えてしまう技術でした。

迷信#2 ガラスは固体や液体を入れるもの?

普段私たちはガラス容器について考える際にはコップを満たしたりジャーの蓋を開けたりすることを思い浮かべます。しかし、低損失光ファイバーの発明により、私達は髪の毛のように細いガラスの繊維に光信号を入れて伝達、データー、音声、そしてビデオを通信するようになりました。光を伝達する領域(コア)とそれを囲むように配置されたクラッドと呼ばれる光を閉じ込める部分で構成され、光ファイバーは、伝送帯域が渇望される世界に、無限ともいえる帯域を提供できる情報ハイウエイとなっています。

迷信#3 ガラスは割れやすい?

ガラスをキッチンの床に落としたら、間違いなく粉々に砕け散ってしまうことになるでしょう。日常で使われているガラス製品は確かに壊れやすいものです。しかし、コーニングの科学者たちはガラスの性質を分子レベルでコントロールすることによってガラスを鉄のように強くするための研究を続けています。厳しく管理されたプロセスで製造される光ファイバーは、髪の毛のように細いのですが、10万ポンド/平方インチ以上のプルーフテストにも耐える引張強度を持っています。光ファイバーは壊れやすいどころか、建設時のハンドリングにも耐え、世界中の非常に厳しい環境下にあるネットワークで使用されています。

迷信#4 ガラスは窓ガラス?

私たちは窓ガラスを通して世界を見ていますが、私たちは光ファイバーの中のガラスを通しても世界と繋がっています。40年以上前に発明されて以来、世界中に20憶キロメートル以上の光ファイバーが張りめぐらされていますが、私たちを世界中の通信ネットワークに即座に、そして途切れることのなく繋いで、パソコン、スマートフォン、HDTV、ゲームシステム、E-リーダーなどを経由する情報ハイウエイを形成しています。

迷信#5 ガラスは曲げられない?

私達が日常的に取り扱うガラス製品は曲げることができないもののように思われますが、ClearCurve® シングルモード光ファイバーであれば半径5mmの小径に曲げることができます。配線が困難な場所や厳しい環境で使用するために作られ、光学特性を犠牲にすることなくきついコーナーや複雑な場所での配線が可能になりました。Time誌はこの製品を2007年の最も優れた発明品の一つに挙げています。

迷信#6 ガラスはハイテク製品ではない?

コーニングの低損失光ファイバーは情報の時代の口火となり、現在の私たちの生活に欠かせないインターネット、無線、その他の数々の双方向通信技術の“ハイテク”バックボーンとなっています。コーニングは40年に亘って、海底、長距離、FTTH、エンタープライズなどのネットワークに、より高速で、より高品質で、より経済的なコミュニケーションを実現するための新たな光ファイバーを開発し続け、この画期的な技術を築き上げてまいりました。

迷信#7 ガラスでは世界を変えられない?

光ファイバーによって世界は既に変わっています。1970年に発明されたこの画期的な発明は私たちがコミュニケーションし、ビジネスをする方法をすっかりと変えてしまいました。例えばこのウェブページを読むことによって、あなたもデータ、音声、ビデオに瞬時に光ファイバーを通してアクセスする何億人もの人々と同様に、その革命の一部を担っているのです。光ファイバの可能性と、その普及によって、我々はまさに光のスピードで走る世界にいるのです。