当プレスリリースは、米国より4月24日付で発信されています。当該資料はその日本語訳です。
コーニングインコーポレイティッド(NYSE: GLW)は本日、Advanced Flow Pharmaceutical Technology (AFPT)事業の開始を発表しました。これは、医薬品受託開発製造(CDMO)や製薬会社による重要な出発原料や原薬の創出を支援するサービスです。早期段階の研究において有効な化合物をより迅速に同定する方法を提供し、医薬品開発のタイムライン短縮に貢献します。
AFPTは、コーニングがAdvanced-Flow™ Reactors (AFR) 事業で培ってきた20年にわたるフローケミストリーの経験を活用するものです。従来のバッチ法に比べ、フローケミストリーはより迅速な化学反応の最適化や、より効率的な化学反応のスクリーニングを可能とし、また化学物質の合成をより迅速に本質的に安全な技術で実現します。AFRのフロー製品ポートフォリオは、これまでに多くの製薬、ファインケミカル、新材料開発を事業とする会社に採用されてきました。
コーニングインコーポレイティッドの新規技術革新を担う事業、Emerging Innovation Group のバイスプレジデントで、 AFPT 事業社長兼ゼネラルマネージャーのジャン・イーは次のように述べています。「競争力の維持には、医薬品となる可能性のある物質の迅速な特定が不可欠です。AFRTのサービスにより、当社のAFRテクノロジーが持つ重要な優位性を、世界中のCDMOや製薬会社にもたらすことができるでしょう。」
創薬の初期段階において、製薬会社は新薬候補となり得る化合物の同定と合成という、膨大かつ時間を要するプロセスに直面します。このプロセスの迅速化に貢献するのがAFPTサービスです。コーニングのAFRテクノロジーを備えた専用のラボを活用し、研究初期段階における有望な医薬品候補の決定に欠かせないデータや分析、コンサルティングを提供します。
AFPT事業のグローバルビジネスディベロップメントのディレクターである、アレサンドラ・ヴィッツァは次のようにコメントしています。「AFPTが顧客へデータ提供可能なスピードは、新たな化合物の合成を最適化する上で極めて重要となります。当社の新たなサービスは、効率的で信頼性が高く、相応な価格で医薬品の製造を可能とし、また、ラボから本格的な量産まで、幅広くAFRテクノロジーを応用することを可能にするでしょう。」
AFPTは、中国・蘇州市に位置する、バイオメディカル産業パーク内に開設され、2023年下半期よりグローバルにサービス提供を開始予定です。
コーニングは、4月25日~27日に米国ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催される「2023 CPHI North America」の展示会にて、AFPTサービスおよびAFRテクノロジーを紹介します(ブース#1213)。
将来の見通しに関する注意点
本リリースおよびマネージメントのコメントにおいて、過去の事実または情報ではない記述や、「will (~になる)」、「believe(~と考えている)」、「anticipate(~と予測する)」、「expect(~と予想している)」「intend(~する意向である)」「plan(~を計画している)」、「seek(~を試みる)」、「see(~と見込んでいる)」、「would (~だろう)」、「target(目標とする)」その他類似の表現を含む記述はすべて「将来の見通しに関する記述」です。こうした記述は、1995年米国民事訴訟改革法の「セーフハーバー」規定に沿ったものであり、経済、競合、法制度の変化に関連する予測や想定が含まれます。また、程度の差はあれ、本質的には不確実である将来の事象に関する記述となります。これらは不確実性の影響を受ける可能性があり、多くの場合、当社の管理が及ばないものです。 将来の発展が経営陣の期待に沿っているという保証はありません。また、様々な要因によって、実際の結果が当社の予想と大きく異なる場合もあります。当社は、こうした将来の見通しに関する記述について、更新する義務を負うものではありません。
当社は、これらの将来の見通しに関する記述は、とりわけ、現在の見通しおよび予測、一般的な経済状況、当社の事業に関する知識、および当社に影響を与える主要業績評価指標に関する合理的な仮定に基づいていると考えていますが、実際の結果は大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述で明示的ないし暗示的に表明した予想と、実際の結果との大きな乖離の原因となり得るリスク、不確実性その他要因には次のようなものがありますが、これらに限るものではありません。COVID-19 (新型コロナウイルス感染症)感染拡大の期間および深刻度、それに伴う当社各事業部門の需要、人事、オペレーション、およびグローバルサプライチェーンへの影響。グローバルなビジネス、財政・経済および政治的状況による影響。関税及び輸入税。米ドルと他国通貨(主に日本円、台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動。製品需要および業界の生産能力。競合製品や価格設定。重要な部品および材料の入手可能性やコスト。新製品の開発と商品化。大手顧客からの注文や需要。計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期。テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性。盗難・サイバー攻撃・または情報技術インフラストラクチャの中断による知的財産の損失。サプライチェーン、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止。規制や法制度の変更による影響。予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力。テクノロジー変化の速度。特許の行使能力および知的財産権・営業秘密の保護能力。不利な訴訟。製品およびコンポーネントの性能に関する問題。重要な社員の保持。顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的事業活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力。大口顧客の損失。税制改正。税務当局による監査の影響。法律制定や政府規制その他政府の活動および調査の潜在的な影響。コーニングのSECファイリングに詳述されているその他のリスク等。
これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。
ウェブによる情報開示について
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