ウィスコンシン州マディソンのExact Sciences社は、大腸癌の根絶を使命としています。難題ではありますが、決して不可能なことではありません。2014年8月にExact Sciences社は、大腸検査前処置や食事制限を必要としない便中DNAによる非侵襲性大腸癌スクリーニング検査「Cologuard」で、その種の検査として初めてFDAの承認を取得しました。FDAの承認は、1万人の患者を対象とした大規模な臨床試験によるもので、その中でCologuardは早期癌92%と、高リスク前癌(癌に進行する可能性が最も高い)69%を検出しました。1
スクリーニング検査を受ける人の増加への期待
大腸癌を早期段階に検出できるスクリーニング検査は極めて重要です。ほとんどの人は、早期発見すれば命が助かると理解していますが、それが重要であるとわかっていながら多くの人は大腸内視鏡スクリーニング検査を受けることを躊躇しています。このような検査に対する抵抗感をなくすにはどうすればよいでしょうか?簡単です。スクリーニング検査を手軽なものにすればよいのです。そして、このことが患者が自宅で1人で使用できるCologuard® の大きな利点の一つであると、Exact Sciences社のマーケティングコミュニケーション担当 シニアマネジャーのCara Tucker氏は述べています。