コロナ禍の休業期間開けの業務再開は多くの作業が発生します。ですが核となる細胞培養の実施に新たなスペースが必要となり、一から研究室を立ち上げるとしたらどうでしょう。これは、単なる休業明けの業務再開とはまったくの別の話です。
細胞培養というものは、培養物の生存を守り、実験を順調に進めるうえで、専用のスペースが必ず必要となります。ところが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ソーシャルディスタンスや衛生対策の強化、コンタミネーション対策など、いくつもの新しい課題まで抱え込むことになりました。
これだけの課題を前にすると気が滅入るかもしれませんが、心配は無用です。これから紹介するヒントを参考にすれば、新しい研究室を安全に手早く有効に立ち上げることができます。