Corning Expands High-Index Glass Portfolio to Help Accelerate Mass Adoption of Augmented Reality Technology

ニュースリリース
コーニング、フローケミストリー業界の発展に向けた化学プロセスイノベーションを発表
コーニング、フローケミストリー業界の発展に向けた化学プロセスイノベーションを発表
| コーニングインコーポレイティッド | 2023年6月20日
コーニング最新のAFR製品ラインであるCorning Lab Reactor System 2を通じて、本質に安全な技術を活用した、より効率的な化学反応フロープロセスの開発方法を顧客に提供へ

当プレスリリースは、中国上海より6月19日付で発信されています。

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は、6月19日より開催されるCPHI Chinaでの展示会において、当社Advanced-Flow™ Reactor (AFR) ポートフォリオの最新製品ラインとしてCorning Lab Reactor System 2 (コーニング ラボリアクターシステム2)を発表しました。ラボリアクターシステム2は、本質的に安全な連続フロー技術を用いて、顧客がより効率的に化学品を開発し加工できるよう設計されており、Lab Dosing Unit (薬液注入ユニット)に加え、Lab Reactor Unit(ラボリアクターユニット)もしくはLab Photo Reactor Unit(ラボフォトリアクターユニット)のいずれかを選択する構成で、同システムが顧客に使いやすいような新たな機能も追加されています。

コンパクト且つ、「プラグアンドプレイ式」のラボリアクターシステム2により、学術機関用、ラボ用等、産業界の様々な分野に属する顧客に対して、数分程度でこの新たなシステムを導入し、フローケミストリーを活用した研究開発を始めて頂くことが可能です。

AFRチームは、コーニングの継続的なイノベーションの手法を活用し、既存のAFRポートフォリオへシームレスにスケールアップ可能なユニットを備えた、コーニングラボリアクターシステム2を設計しました。同システムには、以下が含まれます。

  • Lab Reactor Unit(ラボリアクターユニット):コーニングのガラス製流体モジュール(ハート型デザインのセル設計)により、優れた撹拌、熱交換、そして効果的な反応を実現するソリューションです。オプションで冷却コイルも用意しており、化学反応における急冷処理に使用することで収率の最適化や不純物の除去が可能です。このユニットはカメラも内蔵しており、撹拌するエリアをリアルタイムで確認して、顧客が効果的に化学品の観察、調整および加工を行うことをサポートします。
  • Lab Photo Reactor Unit(ラボフォトリアクター(光反応)ユニット):このユニットは、統合化した高輝度LED照明、一貫して均一な反応を実現する効率的な光透過性、システムの反応を調整するための幅広い波長などにより、フロー光化学反応をサポートするよう設計されています。
  • Lab Dosing Unit (薬液注入ユニット):この最新型の薬液注入ソリューションは、フローケミストリーに極めて重要な、反応物質や出発物質の一貫したパルスレスフローを可能にします。リアルタイムでのグラフ表示、使いやすいタッチパネル式のインターフェース導入によるユーザーエクスペリエンスの向上、金属を使用しないメタルフリーでのプロセスにより幅広い化学反応をサポートし、高い化学的耐久性を実現します。

コーニング Advanced Flow Pharmaceutical Technology(アドバンストフローリアクターテクノロジー)事業のグローバル製品開発エンジニアリングマネージャーであるオリビエ・ロベ(Oliver Lobet)は次のようにコメントしています。「研究者や化学者がより効率的に業務をこなすことができるよう、コーニングは顧客と密に協力し、コーニング ラボリアクターシステム2に様々なアップデートを取り入れました。この20年間に及ぶイノベーションに注力する学術機関、産業界の顧客との一貫した協力関係により、当社のAFR事業は成長を遂げ、本質的に安全な技術を用いての化学品の連続フロー製造開発を行う、より効率的な方法を提供し続けることができるのです。」

コーニングは、6月19日~22日に中国の上海で開催される世界最大級の展示会、CPHI Chinaにおいて、この新たなシステムを発表しました。また、当社ブース(#W5G02)において、ラボリアクターシステム2およびその他AFR技術を展示します。

コーニングは、各地域の販売チャネルを通じて同システムの受注を開始しており、顧客注文を受け付けています。また世界各地域の技術・営業チームによる高品質なアフターサービスの提供も開始しています。

コーニングのAFR事業は、ファインケミカル、医薬品、新材料業界における連続フロー式製造において20年以上の経験を有し、これまでにグローバルで800台以上の導入実績を誇っています。コーニングのAFR技術は、従来のバッチ式化学処理に比べて本質的により安全な技術であり、より高品質な化学処理の推進を可能にしながら、プロセスハザードのリスク低減が可能です。さらに、省エネルギー、化学合成の効率化、製造コストの削減、環境負荷の低減などのメリットももたらします。

 

将来の見通しに関する注意点

本リリースおよびマネージメントのコメントにおいて、過去の事実または情報ではない記述や、「will (~になる)」、「believe(~と考えている)」、「anticipate(~と予測する)」、「expect(~と予想している)」「intend(~する意向である)」「plan(~を計画している)」、「seek(~を試みる)」、「see(~と見込んでいる)」、「would  (~だろう)」、「target(目標とする)」その他類似の表現を含む記述はすべて「将来の見通しに関する記述」です。こうした記述は、1995年米国民事訴訟改革法の「セーフハーバー」規定に沿ったものであり、経済、競合、法制度の変化に関連する予測や想定が含まれます。また、程度の差はあれ、本質的には不確実である将来の事象に関する記述となります。これらは不確実性の影響を受ける可能性があり、多くの場合、当社の管理が及ばないものです。 将来の発展が経営陣の期待に沿っているという保証はありません。また、様々な要因によって、実際の結果が当社の予想と大きく異なる場合もあります。当社は、こうした将来の見通しに関する記述について、更新する義務を負うものではありません。

当社は、これらの将来の見通しに関する記述は、とりわけ、現在の見通しおよび予測、一般的な経済状況、当社の事業に関する知識、および当社に影響を与える主要業績評価指標に関する合理的な仮定に基づいていると考えていますが、実際の結果は大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述で明示的ないし暗示的に表明した予想と、実際の結果との大きな乖離の原因となり得るリスク、不確実性その他要因には次のようなものがありますが、これらに限るものではありません。COVID-19 (新型コロナウイルス感染症)感染拡大の期間および深刻度、それに伴う当社各事業部門の需要、人事、オペレーション、およびグローバルサプライチェーンへの影響。グローバルなビジネス、財政・経済および政治的状況による影響。関税及び輸入税。米ドルと他国通貨(主に日本円、台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動。製品需要および業界の生産能力。競合製品や価格設定。重要な部品および材料の入手可能性やコスト。新製品の開発と商品化。大手顧客からの注文や需要。計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期。テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性。盗難・サイバー攻撃・または情報技術インフラストラクチャの中断による知的財産の損失。サプライチェーン、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止。規制や法制度の変更による影響。予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力。テクノロジー変化の速度。特許の行使能力および知的財産権・営業秘密の保護能力。不利な訴訟。製品およびコンポーネントの性能に関する問題。重要な社員の保持。顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的事業活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力。大口顧客の損失。税制改正。税務当局による監査の影響。法律制定や政府規制その他政府の活動および調査の潜在的な影響。コーニングのSECファイリングに詳述されているその他のリスク等。  

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。

ウェブによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(https://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html)を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報や、本プレスリリースまたは他のプレスリリースの補足情報を発表する場として使用する意向であることをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来170年にわたり、人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において、お客様の新たなビジネス機会の創出をサポートしています。現在、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイ、オートモーティブ、太陽光、半導体、ライフサイエンスの各市場で事業を展開しています。