Corning Reports Third-Quarter 2018 Financial Results and Continued Progress on Strategy and Capital Allocation Framework

コーニング、2018年第3四半期の業績を発表

コーニング、2018年第3四半期の業績を発表

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コーニング、2018年第3四半期の業績ならびに戦略と資本配分の枠組みの継続的進展を発表
コーニング、2018年第3四半期の業績ならびに戦略と資本配分の枠組みの継続的進展を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2018年10月23日
売上高16%増、利益率は大幅拡大。通期業績見通しも上方修正。

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2018年第3四半期の業績を発表しました。

ニュースサマリー:

  • 充実の第3四半期業績―全部門で売上高と利益が前年を上回る
    • GAAPおよびコア売上高は30億USドル。それぞれ前年比15%増、同16%増
    • GAAP一株利益は前年比72%増の0. 67USドル 
    • コア一株利益は前年比28%増の0. 51USドル
  • 全部門が堅調な第3四半期の成長・利益率拡大に貢献
    • 売上高(前年比)、オプティカルコミュニケーション部門22%増、エンバイロメンタルテクノロジー部門19%増、スペシャリティマテリアルズ部門23%増
    • ガラス価格低下が引き続き小幅にとどまり、前年比の価格低下率が重要な節目である一桁台半ば%に到達したこと、また10.5世代ガラスの生産能力拡大が順調に進んでいることを背景に、ディスプレイテクノロジー部門は前年比増収増益を達成
    •  予想通り、コア粗利益は42%に拡大し、2018年上半期、前年と比べて大幅に改善。GAAP粗利益は41%
  • 全部門が堅調に推移しており、現時点で通年売上高113億USドル超、第4四半期粗利益42%を見込む
  • 株主に追加で5億4,200万USドルを還元。2015年10月に戦略と資本配分の枠組みを発表して以来、総還元額は114億USドルに

ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「売上高16%増、一株利益28%増と、第3四半期は素晴らしい業績を残すことができました。これらの成果は、イノベーションや生産能力への投資による、収益力の大幅な向上を示すものです。通年売上高については、このままのペースで進めば120億USドルを超える見込みであり、成長率は加速しています。さらに利益も拡大しています。会社全体のパフォーマンスは目を見張るものがあります。」

戦略と資本配分の枠組みの進捗状況

コーニングの戦略と資本配分の枠組みでは、2016-2019年における、当社のリーダーシップの優先事項を定めています。この枠組みのもと、コーニングは、株主の皆様に少なくとも125億USドルの資本を還元するとともに、成長機会に対する100億USドルの投資を計画しています。

2015年10月発表以来、コーニングはこの第3四半期の5億4200万USドルを含めて、株主の皆様に合計で114億USドルの資本を還元してきました。コーニングは重点ポートフォリオの目標に向けて順調なペースを維持しており、戦略と資本配分の枠組みにおける目標の100%達成に向けて着実に歩みを進めています。

主な進展:

  • オプティカルコミュニケーションの顧客コミットメントが向上し、同部門の生産能力拡充とシェア拡大の加速化を後押し。2020年の通年売上高50億USドルという目標に向けて、予想を上回るペースを維持
  • Corning® Gorilla® Glass 6を発売し採用が順調に進み、デバイスの前面・背面へのGorilla Glass採用が増加、世界のモバイルコンシューマーエレクトロニクス業界にわたる、ウェアラブルや新たなデバイス分野におけるイノベーションにより、カバーガラス市場のリーダーシップを拡大
  • ガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)およびガラスイノベーションにおけるリーダーシップを維持し、自動車メーカーの業界変革をサポート
    • 多数の大手自動車メーカーと提携し、欧州における現行の排ガス規制を満たすGPFの採用を進める。中国最大手自動車メーカーの一つの長安汽車と中国国内排ガス規制に対応するGPFの供給契約を発表
    • 車の接続性や効率性の向上、自動運転化への取り組みに関する協力体制を強化し、大手OEMからの引き合いが増加。Corning Gorilla Glass for Automotive は現在までに50以上のプラットフォームに採用
  • 複数の顧客がCorning Valor® Glass 認証に向けた試験を進めており、同製品の出荷量は昨年から3倍増
  • ディスプレイは安定した利益を確保。市場リーダーシップを拡大するとともに、10.5世代ガラスの製造施設拡充によりディスプレイガラス市場を上回る成長を実現。ガラス価格低下が引き続き小幅にとどまり、前年比の価格低下率は重要な節目である一桁台半ば%に到達。2019年通年のガラス価格低下は、2018年に比べて更なる改善を予想

第3四半期の業績および比較

(単位は百万USドル。ただし一株利益の金額を除く。)

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

GAAP純売上高

 

$

 3,008

 

$

 2,747

 

10%

 

$

 2,607

 

15%

GAAP純利益

 

$

 625

 

$

 738

 

(15%)

 

$

 390

 

60%

GAAP一株利益

 

$

 0.67

 

$

 0.78

 

(14%)

 

$

 0.39

 

72%

コア売上高*

 

$

 3,045

 

$

 2,759

 

10%

 

$

 2,635

 

16%

コア利益*

 

$

 476

 

$

 359

 

33%

 

$

 403

 

18%

コア一株利益*

 

$

 0.51

 

$

 0.38

 

34%

 

$

 0.40

 

28%

*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。

部門別業績と展望

トニー・トリペニー、シニアヴァイスプレジデント兼CFOは、次のようにコメントしています。「第3四半期は、全事業部門とも前年比で増収増益という素晴らしい結果を収めることができました。第4四半期および通年の業績についても、堅調な数字を残すことができると予想しています。現時点で、2018年通年売上高は113億USドルを上回る見込みです。大きな節目を超え、コーニングは今の勢いそのままに、さらなる高みを目指していきます。全体としては、我々が進めている4年間合計100億USドルの投資が事業成長を支え、リーダーシップ拡大をもたらしています。また、長期株主の皆様に対する当社の将来成長がもたらす利益の一環として、125億USドル以上の資本を還元し、株主の皆様に報いています。」

ディスプレイテクノロジー部門:

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

純売上高

 

$

 852

 

$

 780

 

9%

 

$

 795

 

7%

税引前純利益

 

$

 275

 

$

 243

 

13%

 

$

 267

 

3%

純利益

 

$

 218

 

$

 192

 

14%

 

$

 211

 

3%


ディスプレイテクノロジー部門の第3四半期売上高は8 億 5200 万USドル、純利益は2 億 1800 万USドルとなり、前四半期比、前年比ともに増加しました。第3四半期、コーニングは、通年のディスプレイガラス価格低下率が一桁台半ば%にまで改善するという重要な節目に達しました。この傾向は第4四半期も継続すると予想しており、2019年は更なる改善が見込まれます。

また、テレビ画面の大型化が続く中で、第4四半期のディスプレイガラス市場は前期比一桁台前半%の成長、通年では前年比一桁台半ば%の成長と予想しています。10.5世代ガラス生産拡大により、当社の第4四半期のディスプレイガラス出荷量は市場のスピードを上回り成長すると見込んでいます。

オプティカルコミュニケーション部門:

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

純売上高

 

$

 1,117

 

$

 1,023

 

9%

 

$

 917

 

22%

税引前純利益

 

$

 214

 

$

 191

 

12%

 

$

 167

 

28%

純利益

 

$

 168

 

$

 150

 

12%

 

$

 132

 

27%


オプティカルコミュニケーション部門の第 3四半期売上高は前年比22%増となり、2四半期連続で、10億USドルを突破しました。これは、データセンタおよび通信事業者向け製品がともに好調だったこと、また3M通信市場部門の買収効果によるものです。売上高は前年比27%増と、設備投資効果が明確に表れた数字となりました。

コーニングは現在、データセンタおよび通信事業者向け事業の両方において、複数の顧客が進めている大型プロジェクトに製品を供給しています。また、生産能力の増強も図っており、第4四半期も力強い成長が続くと予想しています。第4四半期売上高は、前四半期比一桁台前半%の成長、前年比では第3四半期から微増と予想しています。2018年通年売上高に関しては、既存事業で10%台前半の成長が見込まれるとともに、3M 通信市場部門の買収による売上高2億USドルが加わることで、前年比10%台後半の増加と予想しています。

スペシャリティマテリアルズ部門:

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

純売上高

 

$

 459

 

$

 343

 

34%

 

$

 373

 

23%

税引前純利益

 

$

 147

 

$

 81

 

81%

 

$

 108

 

36%

純利益

 

$

 116

 

$

 64

 

81%

 

$

 86

 

35%

スペシャリティマテリアルズ部門の第3四半期売上高は、当社ガラスイノベーションへの引き合いが好調で、4億5900万USドル、前年比23%増と予想を上回る結果となりました。純利益は1 億 1600 万USドル、前年比35%増でした。

昨年の同部門売上高は第4四半期が最高でしたが、今年の第4四半期売上高はその前年に並ぶ数字を見込んでいます。2018年通年売上高は、前年比25%成長という並外れた成長を記録した昨年から、さらに一桁台半ば%の成長と予想しています。

エンバイロメンタルテクノロジー部門:

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

純売上高

 

$

 331

 

$

 317

 

4%

 

$

 277

 

19%

税引前純利益

 

$

 76

 

$

 68

 

12%

 

$

 51

 

49%

純利益

 

$

 60

 

$

 54

 

11%

 

$

 40

 

50%


エンバイロメンタルテクノロジー部門の第3四半期売上高は3億3100万USドルで、前年比19%増となりました。また、純利益は売上高以上の成長が見られました。これは、すべての製品カテゴリで出荷が増加したことおよび堅調な製造オペレーションによるものです。

第4四半期も好調を維持すると予想しており、売上高は前年比一桁台後半%の成長を見込んでいます。2018年通年売上高は、前年比約10%台半ばの成長と予想しています。

ライフサイエンス部門:

 

 

Q3 2018

 

Q2 2018

 

増減率%

 

Q3 2017

 

増減率%

純売上高

 

$

 231

 

$

 245

 

(6%)

 

$

 223

 

4%

税引前純利益

 

$

 38

 

$

 39

 

(3%)

 

$

 32

 

19%

純利益

 

$

 30

 

$

 31

 

(3%)

 

$

 25

 

20%


ライフサイエンス部門の第 3四半期売上高は、前年比4%増、純利益は同20%増となりました。

第4四半期売上高は、前年比一桁台前半~半ば%の成長と予想しています。2018年通年売上高は、前年比一桁台半ば~後半%の成長と、引き続き市場成長を上回ると予想しています。

今後の投資家向け説明会について

11月27日、コーニングはスコッツデールで開催されるクレディスイス テクノロジー・メディア・テレコムカンファレンスに参加します。また12月6日には、サンフランシスコで開催されるバークレー グローバルテクノロジー・メディア・テレコミュニケーションカンファレンスに参加します。

第3四半期のカンファレンスコールについて

コーニングは10月23日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、第3四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の約10-15分前にフリーコール (800) 230-1074あるいは国際アクセス番号(612) 234-9960 までお電話ください。リーダーはAnn Nicholsonです。ライブオーディオウェブキャストをお聴きになるには、コーニングのIR情報ウェブサイト  investor.corning.com にアクセスし、「News and Events」タブの 「Events and Presentations」 をクリックして「第3四半期カンファレンスコール(third-quarter conference call)」を選択してください。ウェブキャストのリプレイはコール終了後ご覧いただけます。

本プレスリリースの情報の表示について

Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAP財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルズやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングは、Non-GAAP財務指標を開示することで、実際の事業活動のトレンド把握を妨げる項目の影響を除いた財務成績分析に役立つと考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングウェブサイトinvestor.corning.comの「Financials」タブの「Quarterly Results」で参照することができるほか、当社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

将来の見通しに関する注意点

本リリースには、1995年米国民事訴訟改革法の定義による「将来の見通しに関する記述」が記載されています。こうした記述は、コーニングの業績および事業運営に関する現時点での予測や想定に基づくものであり、重大なリスクや、本質的には不確定な事象が含まれます。こうしたリスクや不確定な事象には、コーニングによる買収・売却その他同様の取引の影響、グローバルなビジネスの影響、財政・経済および政治的状況、関税及び輸入税、米ドルと他国通貨(主に日本円、ニュー台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動、製品需要および業界の生産能力、競合製品や価格設定、重要な部品および材料の入手可能性やコスト、新製品の開発と商品化、大手顧客からの注文や需要、計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期、テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止、規制や法令の策定による影響、予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力、テクノロジー変化の速度、特許の執行および知的財産保護能力、営業秘密、不利な訴訟、製品コンポーネントの性能に関する問題、重要な社員の保持、主にディスプレイテクノロジー部門における顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力、大口顧客の損失、2017年減税雇用法(Tax Cuts and Jobs Act)を含む税制改正、法律制定や政府規制その他政府の活動および調査等があります。

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。将来の見通しに関する記述は、あくまで作成日時点における情報であり、コーニングは、新たな情報または今後発生する事象に照らしてそれらを更新する義務を負うものではありません。

ウェブによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html)を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報や、本プレスリリースまたは他のプレスリリースの補足情報を発表する場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来165年以上に    わたり人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。

コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において新たな機会の獲得を図るお客様をサポートしています。現在事業を展開している市場には、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイテクノロジー、自動車、ライフサイエンス研究容器等があります。また、業界をリードする当社製品・技術として、耐傷性に優れた携帯デバイス向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、先進通信ネットワーク向け接続ソリューション、創薬・創剤の加速化を実現する高信頼製品、 乗用車・トラック向け排ガス浄化技術などが挙げられます。