コーニング、世界初の抗菌カバーガラスを発表

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コーニング、世界初の抗菌カバーガラスを発表

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コーニング、世界初の抗菌カバーガラスを発表
コーニング、世界初の抗菌カバーガラスを発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2014年1月6日

ニューヨーク州コーニング発, 2014年1月6日 – コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW) は本日、インターナショナル・コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES)において、Antimicrobial (抗菌) Corning® Gorilla® Glass を発表します。本製品は、抗菌カバーガラスとしては初のEPA登録製品です。抗菌物質である銀イオンを配合したガラスで、銀イオンをガラス表面に埋め込むことにより、持続的な抗菌作用を発揮します。プロセスおよび計測面での技術革新により銀レベルを精密に制御し、Corning Gorilla Glassの持つ機械・光学・誘電特性を維持することが可能になりました。

タッチ技術の急速な普及とともに、自宅や職場をはじめ様々な場所でタッチパネルを他人と共有する機会が増えています。そうした中、消費者はモバイル機器などにどれ程細菌が付着しているか、気にかけるようになってきました。こうした懸念の高まりに対応するために、コーニングはAntimicrobial Corning Gorilla Glassを開発しました。

コーニングスペシャリティマテリアルズ、シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジェイムス・R スタイナーは次のようにコメントしています。
「コーニングのAntimicrobial Gorilla Glassは、ガラス自体に抗菌特性を備えており、デバイスの耐用年数までその効果を持続します。これにより、かび、菌類、バクテリア等の増殖を抑えます。この技術革新により、ゴリラガラスの特性を犠牲にすることなく、クラス最高の抗菌機能を備えた製品が可能になったのです。コーニングのスペシャリティガラスは、抗菌性その他の機能的属性のエンジニアリングを行うための高品質ガラス基板を提供し、Corning Gorilla Glassの能力の幅を広げ、新たな市場のニーズに応えるのを支援しています。」 

Antimicrobial Gorilla Glassについては、様々な用途向けに多くのメーカーと試験を行っており、製品の大量生産能力も実証してきました。この度、Steelcase社のウェブベース会議室予約システム、Room WizardにもAntimicrobial Corning Gorilla Glassが採用されることになり、CESに展示されます。 

Steelcase社プロダクトマーケティング部門バイス・プレジデントのアラン・スミス氏は次のようにコメントしています。「ワークスペースを共有する人の数が増えており、抗菌パネルのニーズが高まっています。Antimicrobial Corning Gorilla GlassがRoom Wizard予約デバイスに搭載されることを非常に嬉しく思っていますし、今後、この革新的技術を組み込んだ新製品の開発を楽しみにしています。」

抗菌性ティッシュやフォーム、スプレー、フィルムは現在も存在しますが、それらの効果は一時的であり、また多くのデバイスメーカーはそれらの使用を推奨していません。Antimicrobial Corning Gorilla Glassは、コンピュータ、携帯電話、電卓、電話、その他電子ディスプレイパネルなどの電子デバイスに搭載することが可能です。その他の市場としては、健康管理や娯楽、交通業界において、人の手で触れる機会の多い室内建築物表面への利用などが考えられます。

Antimicrobial Corning Gorilla Glassは、タッチパネル表面をバクテリアや微生物から清浄に保つためにつくられた製品です。抗菌保護機能は、製品自体に限られます。また、コーニング、Steelcase社ともに、製品の抗菌特性について、直接・間接的に健康に関連する主張を行うものではありません

コーニングのCESブース(ラスベガスコンベンションセンターセントラルホール、ブース番号:11612)にお越しいただき、Antimicrobial Corning Gorilla Glassのデモンストレーションをご覧ください。より詳しい情報をお知りになりたい場合、またはデモンストレーションをご覧になりたい場合は、www.corninggorillaglass.com/Antimicrobialにアクセスしてください。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上
げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

Steelcase社について
創業100年を超えるSteelcase社は、世界の一流組織のあらゆる職場に、素晴らしいエクスペリエンスを生み出すサポートを行ってきました。Steelcase およびファミリーブランド―Steelcase®、Coalesse®、Designtex®、Details®、Nurture®、PolyVision® 、Turnstone®―を通じて、人々の可能性を解き放ち、社会・経済・環境的持続可能性を支援するよう設計された、総合的な設備、製品、サービスを提供しています。約650社におよぶ販売業者を含むネットワークチャネルを通じて、Steelcase社はグローバルに業務を展開しています。業界をリードするグローバルな上場企業であり、2013年度の収益は29億USドルでした。

コーニングについて 
コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com)は、特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの160年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンスの分野で、先進技術システムを実現する主要なコンポーネントを開発・製造しています。当社の製品には、LCDテレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及びフィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器 、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。