コーニングPYREX®ブランド、100周年を迎える

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コーニングPYREX®ブランド、100周年を迎える

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コーニングPYREX®ブランド、100周年を迎える
コーニングPYREX®ブランド、100周年を迎える
ニューヨーク州コーニング発, 2015年2月4日 | Corning Incorporated | 2015年3月17日
1世紀にわたり、様々な科学研究に革命的影響をもたらした革新的ガラス技術

コーニング・インコーポレイティッド(NYSE:GLW)は今年、PYREX®ブランド100周年を迎えます。PYREX®ブランドは、技術革新の代名詞とも言えるブランドであり、世界で最も信頼されるブランドの一つに数えられています。1世紀にわたり、コーニングのPYREXガラス製品は、医薬、化学、宇宙探査をはじめとする様々な分野における画期的な発見や進歩に大きく貢献してきました。

コーニングインコーポレイティッド エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフテクノロジーオフィサーのデビッド・モース博士は、次の様に述べています。「PYREXガラスは、材料科学におけるコーニングの高い専門知識、そして、科学を世界中で役立つ、人々の生活を変えるような製品に変えていくという創業以来の伝統を示す素晴らしい一例と言えるでしょう。PYREXガラスは、コーニングの持続的技術力と製品ライフサイクルを実証するものです。」

PYREXブランドは、100年にわたり科学者たちに信頼され、現在でも実験用ガラス製品のトップブランドとして世界中の実験室で幅広く使用されています。

コーニングライフサイエンス部門バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのリチャード・エグレン博士は次の様に述べています。「PYREXの実験用ガラス製品は、大規模な研究施設から医療センター、高校の実験室に至るまで、幅広く使用されています。」

当初調理用器具に最適とされたPYREX ガラスの品質―高い透明性、強度、耐薬品性―は、研究者が実験器具として求める品質をも満足させるものでした。第一次大戦の勃発により、アメリカの研究者は当時研究室で一般的に使用されていたヨーロッパ製特殊ガラスを使用できなくなりました。

そして1915年、PYREXガラスが代替品としてアメリカの実験室に導入され、その品質は、単に実験に適しているというだけではなく、化学安定性および耐熱性という点でヨーロッパ製ガラスを上回るものでした。実際、当時の米国立標準局は、1918年にPYREXガラスを他の実験用ガラス製品より高く評価しています。

現在、実験室で使用されるガラス器具の大部分に関して、PYREX実験用ガラスは理想的製品として世界中の実験施設で定評を得ています。PYREX製品は2400種類を超え、化学研究やワクチン生産などの世界中の重要な産業に欠かせない製品となっています。

100年以上にわたり、PYREX実験用ガラス製品は、数えきれないほどの革新的、歴史的、画期的な偉業に重要な貢献を果たしてきました。以下はその一例です。

  • 1913年、コーニングの物理学者、ジェシー・リトルトン博士の妻ベッシー・リトルトンが、当時開発された耐熱ガラスでケーキを焼きました。これがPYREXブランドの起源となりました。以来コーニングは、1998年に調理用事業を売却するまで80年以上にわたり、消費財市場に君臨してきました。
  • 南極からの初の無線メッセージが、PYREXの絶縁体を使用した無線アンテナを利用して発信されました。この絶縁体は、飛行機による移動や探査活動における安全性にとって極めて重要な、無線インパルスの最大強度および明瞭度の維持に貢献しました。
  • 1935年、カリフォルニア州パロマー山に、200インチ、20トンという、PYREXガラス製反射鏡を用いたヘール望遠鏡が設置されました。これは、当時世界最大の反射鏡でした。
  • 1937年、ガラスがインシュリンに反応しにくいという理由から、PYREXガラスで1回投与分のインシュリンを保管する小ボトルが製造されました。
  • 第2次大戦中、PYREXガラス製品はペニシリンの大量生産の実現に重要な役割を果たしました。
  • 1950年代、ジョナス・ソーク博士は、PYREXフェルンバッハフラスコでポリオワクチンを初めて培養しました。

160年以上にわたり、コーニングは、特殊ガラス、セラミック、光物理学におけるその圧倒的な専門知識を駆使して、PYREXガラスをはじめとして、人々の生活を大きく変える製品を開発してきました。コーニングの研究者は、これからもガラスの配合や製法の研究を重ね、未来に向けて尽きることのないガラスの可能性を追求してきます。

PYREXガラス100周年についての詳細は、以下をご覧ください。
http://www.corning.com/lifesciences/japan/en/about_us/pyrex100.aspx

リリース内容について 
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて 
コーニング(www.corning.com)は、材料科学をリードする世界的なイノベーターの1つです。160年以上にわたり、コーニングは、特殊ガラス、セラミックス、光物理学における、その比類のない専門知識を、新しい産業を生み出し、人々の生活を変える製品の開発に活かしてきました。コーニングは、研究開発における継続的な投資を通じて、ユニークな材料の組み合わせとプロセスのイノベーション、技術上のタフな課題を解決するための顧客との密接なコラボレーションに成功しています。コーニングのビジネスと市場は常に進化しています。現在、コーニングの製品は、消費者向け電気製品、自動車排ガス制御、通信、交通、ライフサイエンスなど、様々な業界に用いられています。製品には、スマートフォンやタブレット用の耐損傷性能を持つカバーガラスや、先進的なディスプレイ向けの精密ガラス、光ファイバ、無線技術、高速通信ネットワークのための接続ソリューショ、創薬と製薬を加速する信頼性の高い製品、車、トラック、オフロード車の排ガス制御製品を含んでいます。