コーニング、「タフさ」の定義を塗り替える Corning® Gorilla® Glass Victus® 2を発表

ニュースリリース
コーニング、「タフさ」の定義を塗り替える Corning® Gorilla® Glass Victus® 2を発表
コーニング、「タフさ」の定義を塗り替える Corning® Gorilla® Glass Victus® 2を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2022年11月30日
コンクリートのような粗い表面への落下耐性を高めた最新Gorilla Glass製品

ニューヨーク州コーニング発、2022年11月30日—コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) は本日、当社の最新ガラスイノベーションである「Corning® Gorilla® Glass Victus ® 2」を発表しました。Corning® Gorilla® Glassポートフォリオを拡充し、ガラスの可能性を広げ続けるコーニングの新たなガラス組成によるGorilla Glass Victus 2は、Gorilla Glass Victus の耐擦傷性を維持しつつ、世界で最も広く普及するコンクリート素材のような粗い表面への落下耐性が向上しています。

Gorilla Glass部門のヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのデヴィッド・ヴェラスケス(David Velasquez)は、次のように述べています。「スマートフォンはいまや私たちのデジタル社会の中心となっています。また、鮮明で破損しにくいディスプレイへの期待が高まる中、高い耐擦傷性・落下耐性を求める声が一層強まっています。ここで問題となるのは表面です。私たちの生活上、至るところにコンクリートのような粗い表面が存在します」

コーニングが実施した大規模な調査によると、世界三大スマートフォン市場と言われる中国、インド、米国内の消費者層の84%が、デバイス購入時の検討要素として「ブランド」そのものに次ぎ「耐久性」を最も重視する、と回答しています。

ヴェラスケスは続けて述べています。「そこで、アスファルトよりも粗い表面に、ウエスト位置からの落下でも破損を免れる耐久性を備えたガラス組成を作り出すこと、そしてより大型化・重量化が進むデバイス向けにカバーガラス性能を改善することを当社の科学者に求めました。今日のスマートフォンは、よりデザインが洗練されバリエーションも増えており、4年前と比べて重さは約15%、画面サイズも最大10%アップしています。こうした変化に伴い、カバーガラスへの圧力や傷が付く可能性が増しています。Gorilla Glass Victus2 は、一般消費者やOEMに対して「タフさ」の定義を塗り替えるガラスです」

ラボ実験において、コンクリートを模擬した表面に最大1 mの高さからGorilla Glass Victus 2を落下させても破損を免れました。競合他社製のアルミノシリケートガラスの場合、50 cmもしくはそれ以下の高さからでも破損してしまいます。さらに、アスファルトを模擬した表面へは、最大2 m高さからの落下耐性試験でも破損を免れ、競合のアルミノシリケートガラスに比べて最大4倍の耐擦傷性を誇ります。 

Gorilla Glassは10年以上にわたり、人々のコミュニケーション方法に革命をもたらし、モバイルコンシューマーエレクトロニクス(MCE)市場の変革を担ってきました。全世界の約5億人がまだスマートフォンに移行していないといわれますが、Gorilla Glassは引き続き消費者が抱える困難な課題を解決することで、現在そして未来のスマートフォンユーザーのニーズに応えていきます。 

Gorilla Glass Victus 2は現在、複数のお客さまによる性能評価テスト中であり、数カ月以内に市場投入される見込みです。

Gorilla Glassはこれまでに全世界80億台以上のデバイスと45を超える大手ブランドに採用されています。コーニングは、MCE市場アクセスプラットフォームを通じて、市場をリードするカバーガラスに加え、半導体製品用ガラス・光学部品の性能の向上やこれまでにない接続性・画期的デザインの実現、拡張現実(AR)や3D センシングによる没入型ユーザーエクスペリエンスのサポートなど、今後もイノベーション創出を継承していきます。

ラボ実験の様子等、各種ビデオはこちらよりご覧ください。

将来の見通しに関する注意点
本リリースおよびマネージメントのコメントにおいて、過去の事実または情報ではない記述や、「will (~になる)」、「believe(~と考えている)」、「anticipate(~と予測する)」、「expect(~と予想している)」「intend(~する意向である)」「plan(~を計画している)」、「seek(~を試みる)」、「see(~と見込んでいる)」、「would  (~だろう)」、「target(目標とする)」その他類似の表現を含む記述はすべて「将来の見通しに関する記述」です。こうした記述は、1995年米国民事訴訟改革法の「セーフハーバー」規定に沿ったものであり、経済、競合、法制度の変化に関連する予測や想定が含まれます。また、程度の差はあれ、本質的には不確実である将来の事象に関する記述となります。これらは不確実性の影響を受ける可能性があり、多くの場合、当社の管理が及ばないものです。 将来の発展が経営陣の期待に沿っているという保証はありません。また、様々な要因によって、実際の結果が当社の予想と大きく異なる場合もあります。当社は、こうした将来の見通しに関する記述について、更新する義務を負うものではありません。

当社は、これらの将来の見通しに関する記述は、とりわけ、現在の見通しおよび予測、一般的な経済状況、当社の事業に関する知識、および当社に影響を与える主要業績評価指標に関する合理的な仮定に基づいていると考えていますが、実際の結果は大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述で明示的ないし暗示的に表明した予想と、実際の結果との大きな乖離の原因となり得るリスク、不確実性その他要因には次のようなものがありますが、これらに限るものではありません。COVID-19 (新型コロナウイルス感染症)感染拡大の期間および深刻度、それに伴う当社各事業部門の需要、人事、オペレーション、およびグローバルサプライチェーンへの影響。グローバルなビジネス、財政・経済および政治的状況による影響。関税及び輸入税。米ドルと他国通貨(主に日本円、台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動。製品需要および業界の生産能力。競合製品や価格設定。重要な部品および材料の入手可能性やコスト。新製品の開発と商品化。大手顧客からの注文や需要。計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期。テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性。盗難・サイバー攻撃・または情報技術インフラストラクチャの中断による知的財産の損失。サプライチェーン、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止。規制や法制度の変更による影響。予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力。テクノロジー変化の速度。特許の行使能力および知的財産権・営業秘密の保護能力。不利な訴訟。製品およびコンポーネントの性能に関する問題。重要な社員の保持。顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的事業活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力。大口顧客の損失。税制改正。税務当局による監査の影響。法律制定や政府規制その他政府の活動および調査の潜在的な影響。コーニングのSECファイリングに詳述されているその他のリスク等。 

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。

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コーニングについて
コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来170年にわたり、人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において、お客様の新たなビジネス機会の創出をサポートしています。現在、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイ、オートモーティブ、太陽光、半導体、ライフサイエンスの各市場で事業を展開しています。