コーニングインコーポレイティッド(NYSE: GLW)は本日、ガラステクノロジーにおける画期的製品となるCorning® Gorilla® Glass Victus™を発表しました。スマートフォン、ノートPC、タブレット、ウェアラブル向けに最もタフなデバイスガラスを提供してきた当社の10年以上におよぶ経験から生まれたGorilla Glass Victusは、競合のアルミノシリケートガラスと比較し、耐落下性と耐擦傷性が大幅に向上し、消費者およびメーカー双方にこれまでにないタフさを提供します。
ジョン・ベイン、モバイルコンシューマーエレクトロニクス部門シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは、次のようにコメントしています。「当社が広範囲に実施した消費者調査の結果、耐落下性と耐擦傷性の向上が消費者の重要な購入決定要素であることが分かりました」
スマートフォンの世界三大市場である中国、インド、および米国では、 スマートフォン購入において「耐久性」は、デバイスの「ブランド」に次いで重要な検討事項です。コーニングが実施した調査では、画面サイズやカメラの品質、デバイスの薄さなどの特長に対し、耐久性は2倍重要であり、消費者は、耐久性が高まるのであれば、その分費用が上がってもよいと考えていることが分かりました。さらに、コーニングが90,000人以上の消費者からのフィードバックを分析した結果、耐落下性および耐擦傷性を重視する声は、この7年間でほぼ倍増していました。
「スマートフォンは落としたら壊れてしまう可能性がありますが、私たちがより優れたガラスを開発する中で、より多くの落下にも破損を免れるようになりました。しかし同時に、目に見えるレベルの擦傷も増え、擦傷がデバイスの使いやすさにも影響を及ぼしかねません。そこで、社内の技術者に対して、一つの目標として“耐落下性または耐擦傷性のみ”に集中するのではなく、“耐落下性と耐擦傷性の両方”の改善を求めました。こうして生み出されたのがGorilla Glass Victusです」とジョン・ベインは述べています。
ラボテストで、Gorilla Glass Victusは固く粗い表面への耐落下性が最大2mまで向上しています。競合のアルミノシリケートガラスの場合、通常80cmに満たない高さからでも破損してしまいます。Gorilla Glass Victus は、耐擦傷性でもCorning® Gorilla® Glass 6から最大2倍向上しています。競合のアルミノシリケートガラスに比べると、最大4倍の耐擦傷性を有しています。
Gorilla Glassはこれまでに全世界80億台以上のデバイスと45を超える大手ブランドに採用されています。コーニングは、モバイルコンシューマーエレクトロニクス(MCE)市場アクセスプラットフォームを通じて、性能の向上やこれまでにない接続性・画期的デザインの実現、仮想現実(AR)による没入型ユーザーエクスペリエンスや3D センシングのサポートなど、半導体製品用ガラス・光学部品や市場をリードするカバーガラスで今後もイノベーションを創出していきます。
近日、サムスンがGorilla Glass Victusの最初の採用カスタマーとなる予定です。
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※参考動画:ジョン・ベイン(コーニングインコーポレイティッド モバイルコンシューマーエレクトロニクス シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー)によるCorning Gorilla Glass Victus紹介ビデオ(日本語字幕付き)はこちらからご覧いただけます。