コーニング、2017年第1四半期の業績を発表

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コーニング、2017年第1四半期の業績を発表
コーニング、2017年第1四半期の業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2017年4月25日
全事業部門にわたり前年同期を上回る。戦略と資本配分の枠組みを通じて引き続き株主に価値を提供。

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2017年第1四半期の業績を発表しました。

ニュースサマリー:

  • 好調な勢いの持続を実証した第1四半期業績。前年同期との比較:GAAP一株利益は、0.07 USドル(0.43 USドル増)、コア一株利益は0.39USドル(39%増)、GAAPは23.8億USドル(16%増)、コア売上高は24.9億USドル(14%増)。
  • 全事業部門で堅調な業績を達成。ハイライトとして、オプティカルコミュニケーション部門の売上増、Corning® Gorilla® Glass 5の引き続いての急速な採用拡大、ディスプレイテクノロジー部門の引き続いてのガラス価格低下幅縮小。
  • 戦略と資本配分の枠組みはさらに前進。2015年10月の導入以来、株主の皆様に65億USドルを超える資本を還元。技術・営業両方面の進展により重点ポートフォリオの価値を実証。
  • 2017年度第2四半期の一株利益および売上は、いずれも引き続き前年同期比増と予想。
     

ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は、次のようにコメントしています。「この四半期に全事業部門で素晴らしい業績と成長を達成したことを非常にうれしく思います。コーニングの密接なポートフォリオの戦略的・財務的メリットは、より明確になっています。このペースを崩さなければ、2017年の目標を達成し、さらに枠組みの全体目標も実現できるでしょう。第2四半期に関しては、一株利益と売上ともに前年同期比プラスを達成し、この勢いが本物であることをさらに実証できるものと期待しています。」

戦略と資本配分の枠組みの進捗状況

コーニングの戦略と資本配分の枠組みは、株主の皆様に引き続き長期的な価値をもたらしています。堅牢な財務体質を活かして、コーニングは2016年~2019年にかけて、株主の皆様に125億USドルを超える資本を還元するとともに、成長機会に対して、また市場におけるリーダーシップ維持に向けて100億USドルを投資する予定です。2017年第1四半期には、配当と株式の買戻しを通じて株主の皆様へ5億5,200万USドルを還元しました。この枠組みが発表されて以来、株主の皆様に総額65億USドルを超える資本を還元してきました。さらにコーニングの重点ポートフォリオが素晴らしい成果を生みつつあります。

ウィークスは、次のようにコメントしています。「特色ある、そして密接に繋がり合う様々な能力を有するという点でコーニングは市場をリードしており、お客様の極めて困難な課題解決におけるコーニングの存在意義はますます高まっています。ベライゾン社の先週の発表は、まさにこの事実を証明するものです。ベライゾン社は、5G技術をはじめとする新たなサービスのサポートに向けてネットワークに再投資するにあたり、当社光ファイバおよび関連ソリューションを10.5億USドル以上購入することを表明しました。当社オプティカルコミュニケーション部門の市場アクセスプラットフォームは、省コストで能力を拡張し革新的ソリューションを達成できることを理由に、ベライゾン社のビジョン実現の要となっています。」

ディスプレイテクノロジー部門の目標は、利益を安定させることです。LCDガラスの価格低下は、第1四半期としては過去6年間で最も穏やかに推移しました。2017年通年のガラス価格低下は、約10%あるいはそれよりも低い数値になると予想されます。

その他の進展としては、Gorilla® Glass 5の採用が引き続き急速に進んでいることが挙げられます。これは、モバイル家電分野製品の売上倍増という当社の目標達成に大きく貢献するものです。自動車市場アクセスプラットフォームにおいては、ガソリン・パティキュレート・フィルタ(GPF)プラットフォームの過半数シェアを獲得しています。さらにGorilla Glass for Automotiveの商業化についても進展が見られます。内装部品への使用に対する関心が急速に高まっているのに加え、外装への使用についても更なる受注獲得に向け順調に進んでいます。

2017年第1四半期の業績および比較
(一株利益を除き単位100万USドル)

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

 $2,375

 

 

 $2,476

 

(4%)

 

 

 $2,047

 

16%

GAAP純利益

 

 

   $86

 

 

$1,572

 

(95%)

 

 

  ($368)

 

**

GAAP一株利益

 

 

$0.07

 

 

   $1.47

 

(95%)

 

 

($0.36)

 

**

コア売上高*

 

 

 $2,485

 

 

$2,551

 

(3%)

 

 

$2,171

 

14%

コア利益*

 

 

$407

 

 

$534

 

(24%)

 

 

$340

 

20%

コア一株利益*

 

 

$0.39

 

 

$0.50

 

(22%)

 

 

$0.28

 

39%

** 増減率算出は無意味

*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。コア業績(Non-GAAP)は、日本円および韓国ウォンの為替レートの変化や、その他コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。コーニングは、日本円の対USドル為替レートの変化や、その他コーニングの通常の経営状況を反映しない項目に関する予測は行っておりません。その結果として、コーニングは GAAP ベースのガイダンスを提供することができません。コア業績指標の詳細については「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

部門別業績と展望

ディスプレイテクノロジー部門:

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

 $736

 

 

 $830

 

(11%)

 

 

 $705

 

4%

GAAP純利益

 

 

 $249

 

 

$243

 

2%

 

 

 $209

 

19%

コア売上高*

 

 

$846

 

 

$904

 

(6%)

 

 

$829

 

2%

コア利益*

 

 

$256

 

 

$276

 

(7%)

 

 

 $223

 

15%

注記:ディスプレイテクノロジー部門だけは、コア純売上高とGAAP純売上高が一致していません。ディスプレイテクノロジー部門の収益の大半が円建て、コストの大半が韓国ウォン建てのため、同部門の純売上高およびコストは、円および韓国ウォンからUSドルへの為替レートの影響を除くよう調整されています。

第 1 四半期、ディスプレイテクノロジー部門は堅調な業績を達成しました。コア売上高は8 億 4600 万USドル、コア収益は2 億 5600 万USドルとなりました。LCDガラス市場およびコーニングのガラス生産量は、前年同期比10%台半ばの成長となりました。また、前四半期からのガラス価格低下は穏やかに推移し、第1四半期としては過去6年間で最も小幅にとどまりました。

第2四半期、LCDガラス市場全体およびコーニングの生産量は、前四半期比で一桁台前半、前年同期比で一桁台半ばの成長と予想しています。また、ガラス価格低下は、実質的に第1四半期よりも小幅にとどまるものと予想し、2017年通年では、約10%あるいはそれよりも低い数値になると見ています。

トニー・トリペニー、シニアヴァイスプレジデント兼CFOは、次のようにコメントしています。「ディスプレイ事業の展開を非常に喜ばしく思っています。我々は引き続き、通年のガラス生産量に関して、LCDガラス市場全体の成長に合わせて一桁台半ばの成長と予想しています。」    

オプティカルコミュニケーション部門:

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

$818

 

 

 $819

 

 

 

 $609

 

34%

GAAP純利益

 

 

 $82

 

 

  $67

 

22%

 

 

 $17

 

382%

コア利益*

 

 

 $93

 

 

$87

 

7%

 

 

 $26

 

258%

オプティカルコミュニケーション部門の第1四半期売上高は、前年同期比34%増、コア収益は3倍となりました。北米Fiber-to-the-home(FTTH)市場において、堅調な成長が見られました。第2四半期、売上高は前年同期比約10%増と予想しています。

エンバイロメンタルテクノロジー部門:

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

 $275

 

 

$245

 

12%

 

 

 $264

 

4%

GAAP純利益

 

 

 $31

 

 

 $27

 

15%

 

 

 $34

 

(9%)

コア利益*

 

 

$37

 

 

$27

 

37%

 

 

 $37

 

エンバイロメンタルテクノロジー部門は、前年同期比4%増、コア収益は前年同期並みとなりました。同部門の2017年第2四半期売上高は、前年同期並みと予想しています。

スペシャリティマテリアルズ部門:

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

 $300

 

 

$336

 

(11%)

 

 

$227

 

32%

GAAP純利益

 

 

 $48

 

 

 $68

 

(29%)

 

 

 $26

 

85%

コア利益*

 

 

$48

 

 

 $65

 

(26%)

 

 

 $32

 

50%

スペシャリティマテリアルズ部門の第1 四半期売上高は、Corning Gorilla Glassの生産量が伸びたこともあり、前年同期比32%増 となりました。また、コア収益は50%増となりました。同部門の第2四半期売上高成長率は、前年同期比10%台後半と予想しています。

ライフサイエンス部門:

 

 

Q1
2017

 

Q4
2016

 

増減率%

 

Q1
2016

 

増減率%

GAAP純売上高

 

 

$210

 

 

$206

 

2%

 

 

$204

 

3%

GAAP純利益

 

 

$17

 

 

 $13

 

31%

 

 

 $12

 

42%

コア利益*

 

 

$20

 

 

 $17

 

18%

 

 

 $18

 

11%

ライフサイエンス部門の第1四半期売上高は、前年同期比3%増、コア収益は同11%増となりました。第2四半期の売上高は、前年同期比一桁台前半の成長と予想しています。

最後に

トリペニーは次のようにコメントしています。「今年は大変素晴らしいスタートを切ることができました。第2四半期も、前年同期比で増収増益を達成できると予想しています。今後も豊富な機会を取り込んでいく中で、2017年度目標および戦略と資本配分の枠組みの全体目標を達成できるものと引き続き自信を持っています。」

今後の説明会について

コーニングは、2017年4月27日東部時間午前11時より、コーニングガラスミュージアムホールにおいて、年次株主総会を開催します。当日の様子は、ライブオーディオウェブキャストで配信します。オーディオウェブキャストをお聴きになるには、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations )の「Events」セクションにある年次株主総会のリンク「More Information」をクリックし、ご登録の上、ウェブキャストにアクセスしてください。

6 月 1 日、コーニングはニューヨークのグランドハイアットで開催される第33回バーンスタイン年次戦略的意思決定カンファレンスに出席します。

また、6月16日(金)には、ニューヨークにて2017年投資家向けミーティングを開催します。同イベントへの登録は、当社ウェブサイト( www.corning.com/investor_relations )内の「Events」セクションにアクセスしてください。同イベントは、午前8時から正午まで行われます。会場は、ニューヨーク市ピア59(23丁目・ウェストサイドハイウェイ)、チェルシー・ピア(一階)のイベント会場「CURRENT」です。

第1四半期のカンファレンスコールについて

コーニングは4月25日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、 第1四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の 10-15分前にフリーコール  (800) 288-9626あるいは国際アクセス番号(612) 332-0802 までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations )をご覧になり、Eventsをクリックして指示に沿って進めてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前11時00分から、5月9日(火)の午後5時まで行います。(800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは421217です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について

Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイトのInvestorRelationsのページの”Performance”タブの中の “Financial Highlights” 内で参照することができるほか、当社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

将来の見通しに関する注意点

本リリースには、「将来の見通しに関する記述」―将来的な事象に関する内容、つまり、程度の違いはあるものの本質的には不確定な事象について述べた内容―が含まれます。こうした記述は、将来的な当社の業績、既存/新規市場のシェア、収益・利益成長率、革新的技術開発力および新製品の商品化、コスト削減策の実施および価格改善施策、製造能力の最適化などに関するものです。

本リリースには、「将来の見通しに関する記述」―将来的な事象に関する内容、つまり、程度の違いはあるものの本質的には不確定な事象について述べた内容―が含まれます。こうした記述は、将来的な当社の業績、既存/新規市場のシェア、収益・利益成長率、革新的技術開発力および新製品の商品化、コスト削減策の実施および価格改善施策、製造能力の最適化などに関するものです。

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。

デジタルメディアによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト (http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html) を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報の発表の場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング (www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。