新排ガス規制によりCorning® DuraTrap® GC ガソリン・パティキュレート・フィルタのグローバル需要が増大

新排ガス規制によりCorning® DuraTrap® GC ガソリン・パティキュレート・フィルタのグローバル需要が増大

新排ガス規制によりコーニングGPFのグローバル需要が増大

ニュースリリース
Environmental Technologies
新排ガス規制によりCorning® DuraTrap® GC ガソリン・パティキュレート・フィルタのグローバル需要が増大
新排ガス規制によりCorning® DuraTrap® GC ガソリン・パティキュレート・フィルタのグローバル需要が増大
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2016年12月5日
ドイツと中国で生産拡大を発表、今後も自動車メーカーのプラットフォーム獲得へ

コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) は、DuraTrap® GCガソリン・パティキュレート・フィルタ (GPF) 製品ラインの生産能力増強を図るため、カイザースラウテルン(ドイツ)および上海(中国)にある当社エンバイロメンタルテクノロジー部門 製造施設の拡張を発表しました。これら2つの工場に 1 億USドルの投資を行うことにより、新たな排ガス規制であるEuro 6cおよびChina 6(それぞれ2017年、2020年に施行予定)への対応を図る自動車メーカーの需要増に対応できるようになります。

すでに複数のグローバル自動車メーカーがEuro 6 規制に適合するガソリン・パティキュレート・フィルタを搭載する計画を発表しています。コーニングは、優れたフィルタ設計、各種システム構成への幅広い対応力、そして強力な技術サポートを武器に、ガソリン・パティキュレート・フィルタのプラットフォームで大きなシェアを獲得してきました。また、自動車市場アクセスプラットフォーム内でさらに大規模な事業構築を進めようとしており、2017年の売上高は大幅増が期待されます。

欧州および中国における新たな規制は、より厳格な排ガス制限を設けるとともに、ガソリン直噴(GDI)エンジン車が排出する微粒子への対応を図っています。こうした規制が、ガソリン・パティキュレート・フィルタ需要を後押ししています。消費者の間では、エンジン性能を損なうことなく燃費にも優れた自動車が求められており、GDIエンジン車の人気が高まっています。

その結果、GDI エンジン車市場は急速な成長を遂げ、世界の乗用車販売台数の約四分の一を占め、年間10%台後半の成長率を示しています。しかし、このエンジンは微粒子の排出量が多く、大気の質や人々の健康に対する悪影響を及ぼします。DuraTrap® GC フィルタは、特許を取得したコーディエライトベースの材料組成が特長の製品です。微粒子を補足する革新的なセラミックマイクロ構造加工を施しており、低エンジン背圧でもエンジン性能を維持できます。

コーニング エンバイロメンタルテクノロジー部門ヴァイスプレジデント兼GMのハル・ネルソンは次のようにコメントしています。「コーニングは40年以上にわたり、自動車産業や世界の大気環境改善を支援してきました。今回、新たなガソリン・パティキュレート・フィルタの大規模な市場機会を開拓することは、こうした歴史に新たな素晴らしい1ページを刻むものと捉えています。カイザースラウテルン、上海両工場への投資は、進化する排ガス規制に対応するお客様を革新的排ガス制御製品と安定供給で支援する、という当社のコミットメントを示すものに他なりません。」

2011年からディーゼル・パティキュレート・フィルタを生産しているコーニングのカイザースラウテルン工場では、DuraTrap® GC フィルタ専用の新ラインおよび最新型装置を設置するために拡張工事を実施します。新施設は来年早々にも操業を開始します。拡張事業が全て完了するのは2018年初頭の予定であり、フィルタ生産能力はこれまでの4倍になります。この投資は、現在進行中の施設改修(2017年初頭より操業開始)を補うものであると同時に、2015年10月に当社が発表した「戦略と資本配分の枠組み」に基づく設備投資の一環として実施されるものです。

コーニング エンバイロメンタルテクノロジー部門ドイツ・南アフリカ担当GMのクラウス・ヴェルシュタインは、次のようにコメントしています。「カイザースラウテルン工場は、欧州でDuraTrap® GCガソリン・パティキュレート・フィルタの生産をリードしていることに誇りを持っています。同工場は間もなく、次なる排ガス規制に向けた実績あるソリューションとともに、クリーンなガソリン車の設計を後押しする幅広いソリューションを提供できるようグレードアップします。」

上海工場の拡張も2018年初頭の完了に向けて順調に進んでいます。これは、中国におけるDuraTrap® GC フィルタ生産に向けた段階的投資の第一段階に当たります。上海工場は、2001年以来業界の先頭に立って中国市場の乗用車向け担体とフィルタ需要に応えてきました。

コーニングエンバイロメンタルテクノロジー部門中国担当GMのウー・ダンは、次のようにコメントしています。「上海工場では、国内外の自動車メーカー向けガソリン・パティキュレート・フィルタの生産をリードすべく生産能力の増強を進めています。これは、中国におけるDuraTrap® GCフィルタ生産に向けた計画の第一段階です。この投資により、これからもお客様へのコミットメントを果たせるものと期待しています。」

コーニングは、世界の主要なガソリンエンジンメーカーとディーゼルエンジンメーカーに対し、最新技術のセラミックハニカム担体と パティキュレートフィルタ for を供給する、リーディングサプライヤです。1970年代初頭に当社が発明した経済的かつ高性能なセラミックハニカム担体は、現在、自動車の触媒コンバータの世界標準となっています。1978年には、ディーゼル車が排出する黒煙を除去するセラミックパティキュレートフィルタを開発。今後も、当社が誇る材料科学や製造に関する専門知識を活かして市場をリードする排ガス制御ソリューションを開発し、新たな排ガス基準に対応するお客様を支援するとともに世界の大気環境改善を実現してまいります。

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このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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コーニング (www.corning.com) は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。