コーニング、2016年第2四半期業績を発表

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コーニング、2016年第2四半期業績を発表
コーニング、2016年第2四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2016年7月27日
経営陣の予想を上回る業績を達成。20億ドルの加速型自社株買いを発表。

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2016年第2四半期(4~6月期)の業績を発表しました。

ニュースサマリー:

  • ダウコーニングの戦略的な株式持分の変更による一時的な非課税収益27億USドルを反映して、第2四半期のGAAP一株利益は、1.87USドル(前四半期から2.23 USドル上昇)、コア一株利益は0.37USドル(前四半期から0.09 USドル(32%)上昇)。第2四半期のGAAP純売上高およびコア売上高は、第1四半期から増加。
  • オプティカルコミュニケーション部門の売上高は、堅調な需要とケーブルの生産回復により、経営陣の予想を上回り前四半期比28%の増加。
  • 粗利益は、オプティカルコミュニケーション部門の売上増と操業効率の改善により1パーセントポイント強予想を上回る。
  • ダウコーニングの戦略的な株式持分の変更は、コーニングのポートフォリオに関する重点的取り組みにおける大きなマイルストーンとなり、48億USドルの現金増加。
  • 第3四半期は、売上高、一株利益ともに、前期比・前年同期比の両方で増加する見込み。
  • 新たな20億USドルの加速型自社株買いで、戦略と資本配分の枠組みがさらに前進。


ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「前四半期からの業績改善は当社の予想を上回るものでした。これは、我々の事業の勢いが加速していることを反映するものであり、この傾向は下半期も続くと予想しています。第3四半期も、売上高、一株利益ともに前期比・前年同期比の両方でプラス成長を達成するものと予想しています。」

戦略と資本配分の枠組みの進捗状況

ウィークスは次のように付け加えています。「当社は、戦略と資本配分の枠組みを通じて、経営上の重要課題を極めて順調に遂行しつつあります。株主の皆様に大きな価値を創造しつつ、財務体制を強化し、3つのコアテクノロジー、4つの製造・エンジニアリングプラットフォーム、5つの市場アクセスプラットフォームに資源の80%を集中的に投下していますダウコーニングの株式持分の変更は、大きなマイルストーンとなっています。」

5月31日、コーニングは、ダウコーニングの株式持分の変更を完了し、新たに設立された子会社、それに伴う現金48億USドル、さらにヘムロックセミコンダクターグループの一部所有権を取得しました。

ウィークスは、オプティカルコミュニケーション部門における買収やエンバイロメンタルテクノロジー部門の排ガス微粒子フィルターの新たな受注をはじめとする、長期的な成長機会に関する進捗についても触れました。さらに先週、コーニングはCorning® Gorilla® Glass 5を発表しました。このモバイル消費者向けエレクトロニクス製品の最新イノベーションは、落下による破損に対する保護性能を更に高めた製品です。

コーニングは、2019年までに株主の皆様に還元する予定の資本を125億USドル超まで増額しました。この新たに発表された20億USドルの加速型自社株買いは、資本還元の目標にさらに一歩近づくものであり、配当も年間二桁増を計画しています。

2016年第2四半期の業績と比較
(他に指定なき場合は、単位は100万USドル)

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

 $2,360

$2,047

15%

$2,343

1%

GAAP 純利益

 $2,207

($368)

700%

$496

345%

GAAP 一株利益

 $1.87

($0.36)

619%

$0.36

419%

コア売上高*

 $2,440

$2,171

12%

$2,517

(3%)

コア純利益*

 $434

$340

28%

$522

(17%)

コア 一株利益*

 $0.37

$0.28

32%

$0.38

(3%)

*Non-GAAPによる数値。 GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。 コア業績(Non-GAAP)は、日本円および韓国ウォンの為替レートの変化や、その他 コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。コーニングは、米ドルと日本円の為替レートの変化やコーニングの通常の経営状況を反映しない項目を予測しないため、GAAPベースの予想を提供することができません。コア業績指標の詳細については「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

第2四半期の事業部門別業績と展望

ディスプレイテクノロジー部門:

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

$801

$705

14%

$789

2%

GAAP 一株利益

$204

$209

(2%)

$303

(33%)

コア売上高*

$880

$829

6%

$963

(9%)

コア利益*

$237

$223

6%

$290

(18%)

注記:ディスプレイテクノロジー部門だけは、コア純売上高とGAAP純売上高が一致していません。これはディスプレイテクノロジー部門の収益の大半が円建てのためであり、この部門の純売上高は円から米ドルへの為替レートの影響を除くよう調整されています。

予想通り、第2四半期の世界のガラス市場とコーニングの生産量は、前四半期比一桁台後半のプラス成長が見られました。コーニングのLCDガラス価格の低下も第1四半期に比べて小幅にとどまりました。

第3四半期のコーニングのLCDガラス需要は、前四半期比一桁台半ばの成長と予想しています。LCDガラス価格の低下も小幅にとどまり、第2四半期と同じ傾向が続くと考えています。

オプティカルコミュニケーション部門:

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

$782

$609

28%

$800

(2%)

GAAP 一株利益

$77

$17

353%

$77

 -

コア利益*

$86

$26

231%

$91

(5%)

第1四半期はソフトウェア導入時の問題がケーブルの生産に影響を及ぼしましたが、第2四半期終盤にかけてフル生産へと回復しました。FTTHおよびデータセンタソリューションへの強い需要に後押しされて、生産量は第1四半期を上回りました。

第3四半期も堅調な需要が続き、前年同期比で約10%の売上増と予想しています。

エンバイロンメンタルテクノロジー部門:

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

$259

$264

(2%)

$260

 -

GAAP 一株利益

$37

$34

9%

$46

(20%)

コア利益*

$37

$37

-

$46

(20%)

エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は前期比並みとなり、当社予想通りの結果となりました。当社の乗用車向け担体は第2四半期も堅調を維持しましたが、その一方で、北米および中国における大型トラック向け製品需要は予想通り軟調が続きました。

第3四半期の売上高は、為替レートの影響により前年同期比で微減と予想しています。自動車市場における乗用車向け製品需要は、引き続き堅調と予想しています。一方、北米および中国における大型トラック市場は軟調が続くものと見込まれます。

スペシャリティマテリアルズ部門:

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

$266

$227

17%

$272

(2%)

GAAP 一株利益

$38

$26

46%

$44

(14%)

コア利益*

$48

$32

50%

$44

9%

第2四半期の売上高は、前四半期比で17%増、コア利益は50%増となりました。前年同期比では、同部門の売上高は当社予想を下回り、2%減となりました。2016年、世界のマクロ経済的状況や、主要製品発売が比較的少なかったこと、また製品買い替えサイクルの長期化などにより、モバイル消費者向けエレクトロニクス業界ではスマートフォンおよびタブレットの需要が減少傾向にあります。

第3四半期の売上高は、下半期の新製品発売に向けて携帯デバイスサプライチェーンが盛り上がりを見せる中でGorilla Glass需要の成長が見込まれることから、前年同期並み、前四半期比ではプラス成長と予想しています。

スペシャリティマテリアルズ部門の通年売上高は、これまで前年比一桁台半ば~後半の成長と予想していましたが、現在、前年並みまたは微減と予想しています。

ライフサイエンス部門:

 

Q2 2016

Q1 2016

増減率

Q2 2015

増減率

GAAP 純売上高

$215

$204

5%

$211

2%

GAAP 一株利益

$17

$12

42%

$18

(6%)

コア利益*

$21

$18

17%

$21

 -

第2四半期の売上高は、前年同期比で一桁台前半の成長となりました。第3四半期も同程度の成長が見込まれます。

サマリー

R. トニー・トリペニー、シニアヴァイスプレジデント兼CFOは次のようにコメントしています。「第2四半期の進展を喜ばしく思っています。第3、第4四半期ともに、当社の業績は改善を続け、売上高、一株利益はともに、前年比プラス成長を達成するものと自信を持っています。」

また、「コーニングは今後も確実な資本管理に尽力し、7月28日には加速型自社株買い戻しを計画しています。これにより、ダウコーニングの株式持分変更に続く一株利益の増加というコミットメントを実現していきます。」とトリペニーは付け加えました。

今後の説明会について

コーニングは、9月7日にニューヨークで開催されるシティ2016グローバルテクノロジーカンファレンスにおいて、プレゼンテーションを行います。

第2四半期のカンファレンスコールについて

コーニングは7月27日(水)の米東部夏時間午前8時30分より、 第2四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の 10-15分前にフリーコール  (800) 553-0318あるいは国際アクセス番号(612) 332-0725 までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations) をご覧になり、Eventsをクリックして指示に沿って進めてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部夏時間の午前11時から、8月10日(水)の米東部夏時間午後5時まで行います。(800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは357185です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について

Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)で照合することができるほか、当社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について

このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

デジタルメディアによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html) を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報の発表の場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com) は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。