コーニング、2016年第1四半期業績を発表

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コーニング、2016年第1四半期業績を発表
コーニング、2016年第1四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2016年4月26日
戦略と資本配分の枠組みは進展を継続。引き続き堅固な成長を予想。

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2016年第1四半期(1~3月期)の業績を発表しました。

  • ディスプレイテクノロジー、エンバイロメンタルテクノロジー、スペシャリティマテリアルズ、ライフサイエンスの各部門は、当社予想通りまたは予想を上回る業績を達成
  • オプティカルコミュニケーション部門の製品需要は引き続き堅調。製造ソフトウェア導入時の問題でケーブル生産が一部停止したため、第1四半期の売上と利益に影響が及んだが、第2四半期には生産は回復する見込み
  • 第1四半期におけるLCDガラスの価格低下幅(前四半期比)は、過去5年で最小を記録。第2四半期の価格低下はさらに小幅になるものと予想。
  • 戦略および資本配分の枠組みの実現に向けた新たな取り組みが続く中、10月以降の株主還元は総額20億USドルを超え、2件の新たな戦略的取引も発表。


2016年第1四半期業績

コア売上高は21億7,000万USドル*(前年同期:24億3,000万USドル)、コア一株利益は0. 28USドル(同:0.35USドル)。 純売上高(GAAP)は20億5,000万USドル(同:22億7,000万USドル)、GAAP一株損失は0.36USドル(前年同期一株利益:0.29 USドル)。 コーニングの第1四半期の純利益(GAAP)は、為替ヘッジ契約に伴う非現金性の時価評価損失を反映しており、この契約は2022年まで続きます。

ウェンデル P. ウィークス会長、CEO兼社長は、次のようにコメントしています。「製造ソフトウェア導入時の問題の影響を受けたにもかかわらず、第1四半期に全体として予想利益を達成できたことを嬉しく思います。 第2四半期も引き続き力強いコア売上高と利益の成長を期待しています。」 また、企業成長、株主の皆様へ現金還元、そして豊かな価値創出に向けた4カ年計画も非常に順調に進んでいます。」

*Non-GAAPによる数値。 GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。 コア業績(Non-GAAP)は、日本円および韓国ウォンの為替レートの変化や、その他 コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。 コア業績指標の詳細についてはForm 8-Kの「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

戦略と資本配分の枠組みの進捗状況

コーニングは、ポートフォリオに注力して強力な財務基盤を活用し、2019年までに株主の皆様に100億USドルを超える資本を還元すること、また業界のリーダーとしてのポジションを維持するとともに更に成長していくために約100億USドルを投資するコミットメントへの取り組みを継続しました。 通年の一株当たり配当を少なくとも10%増やすという計画に沿って、第1四半期には四半期配当の12.5%増を発表するとともに、7億5,100万USドルの自社株買い戻しを実施しました。 ウィークスは、「昨年秋に戦略と資本配分の枠組みを発表して以来、既に20億USドルを超える株主還元を行いました」と述べています。

最近、コーニングは、成長を促進する2つの戦略的取引を発表しました。 1月には、自動車向け軽量ガラスソリューションの開発、製造および販売を行うためにサンゴバンとの合弁会社設立を発表しました。 この合弁会社は、自動車の積層ガラスソリューションに革新的なCorning® Gorilla® Glass for Automotiveを採用する予定です。 また今月初めには、Alliance Fiber Optic Products(Nasdaq: AFOP)の買収も発表しています。これにより高成長を続けるクラウドデータセンター市場へのアクセスが拡大します。

第1四半期の事業部門別業績

  • ディスプレイテクノロジー部門: コア売上高は8億2,900万USドル(前年同期:9億7,200万USドル)。 LCDガラス生産量は、予想通り前四半期比で一桁台半ばの低下となりました。 LCDガラスの価格低下も小幅にとどまり、第1四半期におけるLCDガラスの価格低下幅(前四半期比)は、過去5年で最小となりました。 また、2016年の残りの期間について顧客供給契約を締結しました。
  • オプティカルコミュニケーション部門: 売上高は6億900万USドル(前年同期:6億9,700万USドル)。 コア利益は2,600万USドル(同:7,200万USドル)。 コーニングは、第1四半期に製造ソフトウェア導入時の問題が製造にもたらした影響は、復旧関連費用を含め売上高にして約1億USドル、利益にして4,000万USドルと見積もっています。
  • エンバイロメンタルテクノロジー部門: 売上高は2億6,400万USドル(前年同期:2億8,200万USドル)。 コア利益は3,700万USドル(同:4,800万USドル)でした。
  • スペシャリティマテリアルズ部門: 売上高は2億2,700万USドル(前年同期:2億7,200万USドル)。 コア利益は3,200万USドル(同:4,600万USドル)。
  • ライフサイエンス部門: 売上高は2億400万USドル(前年同期:1億9,700万USドル)。 コア利益は1,800万USドル(同:1,900万USドル)でした。
  • ダウコーニングからのコア持分利益は、5,800万USドル(前年同期:5,100万USドル)でした。


今後の展望

トニー・トリペニー、シニアヴァイスプレジデント兼CFOは次のようにコメントしています。「当社の今年残りの業績は、第1四半期から大幅な躍進が見られるものと期待しています。また、第2四半期についても、当社事業の堅調な基調を反映した結果になるでしょう。」

  • ディスプレイテクノロジー部門: 第2四半期は、小売需要が伸びる下半期の需要に合わせるべくパネルメーカーの稼働率は上昇すると予想しています。 ガラス市場全体およびコーニングのガラス生産量は、前四半期比一桁台後半の成長と予想しています。 また、価格状況は引き続き好転するものと考えており、従ってLCDガラス価格の低下も前四半期に比べて小幅にとどまると予想しています。 トリペニーは、「テレビ販売台数については、前年比プラス成長という見解を変えていません。また、小売ガラス市場は、消費者の大型画面志向を背景に、8~10%の成長を見込んでいます。」と述べています。
  • オプティカルコミュニケーション部門: 第2四半期、季節的要因による需要増や、製造ソフトウェア導入時の問題が解消されたことでケーブル生産が回復しつつあることから、前四半期比20%以上の売上増と予想しています。 2016年下半期については、昨年同時期に比べて10%以上の売上増と予想しています。 こうした予想には、堅調な需要状況の継続、通常の生産水準、そして上半期に失った売上の相当量の回復が含まれます。d
  • エンバイロメンタルテクノロジー部門: 第2四半期売上高は、前年同期比並みと予想しています。
  • スペシャリティマテリアルズ部門: 第2四半期売上高は、Corning® Gorilla® Glass需要を支えとして、前年同期比で一桁台前半の成長と予想しています。 通年の売上高は、一桁台半ば~後半の成長を見込んでいます。
  • ライフサイエンス部門: 第2四半期売上高は、前年同期比で一桁台前半の成長と予想しています。
  • 第2四半期のコア持分利益は、約5,000万~7,000万USドルと予想しています。この数値は、2015年12月に発表したダウコーニングの戦略的再編に関する手続完了日に応じて変動します。 コーニングは、6月までに再編が完了するものと見込んでいます。

今後の説明会について
 
コーニングは、2016年4月28日(木)の米東部夏時間午前11時より、コーニングガラスミュージアムオーディトリアムにて年次株主総会を開催します。 当日の様子は、ライブオーディオウェブキャストで配信します(東部夏時間午前11時~12時15分)。 ライブオーディオウェブキャストをお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)でEventsを選択して、annual shareholder meeting タブのMore Informationをクリックしてご登録の上、ウェブキャストにアクセスしてください。 

また、コーニングは、2016年5月24日にボストンで開催される第44回年次J.P. Morgan Global Technology, Media and Telecom Conferenceおよび、2016年6月2日にニューヨークで開催される、Bernsteinの第32回年次Strategic Decisions Conference に参加します。

第1四半期のカンファレンスコールについて

コーニングは4月26日(火)の米東部夏時間午前8時30分より、第1四半期のカンファレンスコールを開催します。 開始時刻の10-15分前にフリーコール(877) 209-9922あるいは国際アクセスコール(612) 332-0718までお電話ください。 リーダーはNICHOLSONです。 カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)をご覧になり、Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部夏時間同日の午前11時から、2016年5月10日(火)の午後5時まで行います。 (800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。 アクセスコードは390718です。 ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について

Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)で照合することができるほか、当社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について

このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

デジタルメディアによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html)を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報の発表の場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。