フォードGT、軽量Corning® Gorilla® Glassをフロントガラスに用いた初の量産車に

フォードGT、軽量Corning® Gorilla® Glassをフロントガラスに用いた初の量産車に

フォードGT、軽量Corning® Gorilla® Glassをフロントガラスに用いた初の量産車に

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フォードGT、軽量Corning® Gorilla® Glassをフロントガラスに用いた初の量産車に
フォードGT、軽量Corning® Gorilla® Glassをフロントガラスに用いた初の量産車に
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2015年12月15日

コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) は本日、フォードGTスーパーカーが Corning® Gorilla® Glass for Automotive をフロントガラスに用いた初の量産車であることを発表しました。フォードは、この軽量性とタフさを備えた先進光学ガラスをフロントガラス以外の2部品にも採用しており、12ポンド(約5.5キログラム)以上の車体軽量化を実現しました。

フォードとコーニングの協働により誕生した革新的なフォードGTフロントガラスは、車内側にGorilla Glass for Automotive、中間に樹脂性接着層、そして車外側にソーダライムガラスという3層構造になっています。

同重量で比較した場合、Gorilla Glass for Automotiveは標準的ウィンドウガラスの5倍以上の強度を達成することが可能です。この強度によってフロントガラスの保護や薄型・軽量化に貢献するとともに、卓越した光学特性をもたらします。

自動車メーカーにとって、車体重量を削減することは、年々厳しくなる燃費・CO2排出量関連規制に対応していく上で非常に重要となります。また、軽量ウィンドウガラスを採用することで、車体の重心が下がり、運転性能の向上も望めます。従来のフロートガラスと違い、Gorilla Glass for Automotive は光学的ドローラインが無いため、GTのようなフロントガラスの傾斜が大きい自動車にとって理想的な材料と言えます。フォードは、リアウィンドウおよび音響隔壁にもGorilla Glassを採用しています。

コーニングインコーポレイティッドのウェンデル P. ウィークス会長兼CEOは次のようにコメントしています。「軽量性とタフさを備えた先進光学ガラス、Gorilla Glass for Automotiveは業界を大きく変える製品であり、フォードとの協力体制を通じて市場に投入できることを嬉しく思っています。困難な課題の解決や新たな能力の創出、顧客エクスペリエンスの向上を目指す業界大手のお客様に対して、ガラスと材料科学の専門知識で支援することこそ、コーニングが最も得意とするところであり、今回もそうした力を示すことができました。」

フォードモーターカンパニーグローバル購買部門グループヴァイスプレジデントの唐浩泰(Hau Thai-Tang)氏は次のようにコメントしています。「Gorilla Glass hybridは、フォードという会社が、事業のあらゆる領域で革新を目指しサプライヤーと協力を図っていることを示す好例でしょう。フォードGTは、その性能や軽量化により革新の新基準を打ち立てることになるでしょう。今後、この素晴らしい新技術を他にどのように活用していけるか、期待を胸に探っていきます。」

フォードとコーニングは、排ガス制御技術で40年以上に及ぶ協力体制を築いてきました。 こうした関係を土台として、今両社はGorilla Glass for Automotiveによる革新を生み出そうとしています。2014年、コーニングはフォードと協力して、Corning® Gorilla® Glass for AutomotiveをコンセプトカーであるFusion MMLV(複合材料を用いた軽量車)のフロントガラスとサイドウィンドウに組み込みました。Gorilla Glassにより、MMLVのトータルガラス重量を30%以上削減することが出来ました。

コーニングは、ガラス、光学物性、既存のフュージョン製造施設、自動車業界での経験を活かし、Corning® Gorilla® Glassの自動車用ガラス市場への拡大を進めています。

2007年、コーニングは、スマートフォンおよびタブレット向け耐傷性カバー素材として、Gorilla Glass を消費者向けテクノロジー市場に発売しました。現在、Gorilla Glass は全世界で45億台の携帯デバイス、40の大手ブランドに採用されています。初代Gorilla Glass の発売以来、コーニングは、消費者向けエレクトロニクス製品だけでなく、自動車やインテリア建築、電車、航空機等その他の用途向けにGorilla Glassの大幅な改善を続けてきました。

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このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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フォードモーターカンパニーについて
フォードモーターカンパニーは、ミシガン州ディアボーンに本社を置く、自動車業界のグローバルリーダー企業です。6大陸で自動車の生産または流通を行っています。『フォード』、『リンカーン』等のブランドを擁するフォードは、従業員数197,000人、全世界67工場を構えています。また、フォードモータークレジットカンパニーを通じて、金融サービスも提供しています。フォードおよび世界各地域の販売モデルに関するより詳しい情報については、http://corporate.ford.com をご覧ください。


コーニングについて 
コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。