コーニング、Gorilla® Glass 4で耐傷性の基準を更新

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コーニング、Gorilla® Glass 4で耐傷性の基準を更新

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コーニング、Gorilla® Glass 4で耐傷性の基準を更新
コーニング、Gorilla® Glass 4で耐傷性の基準を更新
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2014年11月20日

荒い表面への落下時、競合ガラスと比べて最大2倍の耐傷性

ニューヨーク州コーニング発, 2014年11月20日 – コーニング・インコーポレイティッド(NYSE:GLW) は本日、消費者向けエレクトロニクス製品用材料設計における新たなイノベーションとなる画期的なCorning® Gorilla® Glass 4発表しました。 これは、現在市販されている競合のカバーガラスデザインと比較して最大2倍のタフさを誇ります。新たなGorilla Glass 4は、消費者にとって最大の懸念である、日常使用時の落下による画面破損という問題に対応するために考案されました。

Gorilla Glass 4 は、傷をつけた後の残留強度の測定値で、競合するアルミノシリケートカバーガラスの2倍以上の耐傷性を備えています。これにより、落下など、屋外使用時の損傷事故に対するガラスの機械的耐久性が向上しました。

コーニングの科学者は、何百台もの破損したデバイスを検証し、屋外使用時の破損の70%以上が、先端が尖った物、鋭利な物との接触により生じる傷が原因であることを発見しました。そこで、屋外または研究施設で破損したカバーガラスに関する何千時間に及ぶ分析をベースに、現実世界で破損が発生する事故をシミュレーションする新たな落下試験方法を開発しました。この試験方法では、カバーガラスが直接、荒い表面と接触するよう1メートルの高さから画面を下にしてデバイスを落下させました。実験により、以下の結果が得られました。

  • Gorilla Glass 4は、競合ガラスに比べて最大2倍のタフさを示しました
  • Gorilla Glass 4は80%の確率で破損しませんでした
  • 現在の市販デバイスで採用されているソーダライムガラスは、ほぼ100%破損しました

コーニングスペシャリティマテリアルズのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジェイムス R.スタイナーは次のように述べています。「Corning® Gorilla® Glass は、2007年の発売以来、競合材料であるソーダライムガラスや他の強化ガラスを上回る性能を備えてきました。また我々はガラスの可能性を一層押し広げていくために、技術革新を続けてきました。Gorilla Glass 4では、モバイルデバイス破損の最大の原因、すなわち、先端が尖った物、鋭利な物との接触による傷に対する保護性能を大幅に改善すべく努めました。落下によるスマートフォンの破損は消費者が抱える共通の悩みであり、どうにかならないかという声が私たちに寄せられていました。」

Gorilla Glass 4 は、コーニング独自のフュージョンドロー製法で製造されています。Gorilla Glass の特長である薄さ、耐久性、光学的透明度はそのままに、落下時の耐久性を大幅に改善しました。Gorilla Glassは、デバイスメーカーにとってカバーガラスの定番製品になっています。現在、40社を超えるメーカーが合計1,395機種にGorilla Glassをタッチカバーガラスとして採用しており、大きなセールスポイントにしています。2007年の発売以来、Gorilla Glassは30億台以上のデバイスに使用されてきました。

現在、全世界のお客様に対して、Gorilla Glass 4 のサンプル出荷を行っています。

Corning Gorilla Glass 4の詳細情報は、ウェブサイトをご覧下さい。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニング(www.corning.com) は、材料科学をリードする世界的なイノベーターの1つです。160年以上にわたり、コーニングは、特殊ガラス、セラミックス、光物理学における、その比類のない専門知識を、新しい産業を生み出し、人々の生活を変える製品の開発に活かしてきました。コーニングは、研究開発における継続的な投資を通じて、ユニークな材料の組み合わせとプロセスのイノベーション、技術上のタフな課題を解決するための顧客との密接なコラボレーションに成功しています。コーニングのビジネスと市場は常に進化しています。現在、コーニングの製品は、消費者向け電気製品、自動車排ガス制御、通信、交通、ライフサイエンスなど、様々な業界に用いられています。製品には、スマートフォンやタブレット用の耐損傷性能を持つカバーガラスや、先進的なディスプレイ向けの精密ガラス、光ファイバ、無線技術、高速通信ネットワークのための接続ソリューショ、創薬と製薬を加速する信頼性の高い製品、車、トラック、オフロード車の排ガス制御製品を含んでいます。