コーニング、第3四半期業績を発表

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コーニング、第3四半期業績を発表

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コーニング、第3四半期業績を発表
コーニング、第3四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2014年10月28日
コア一株利益21%増。売上高、利益ともに予想を上回る 

コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW)は本日、2014年第3四半期業績を発表しました。

第3四半期のハイライト

  • コア売上高は26億USドル*で、前年同期比26%増。純売上高(GAAP)は25億USドルで、前年同期比23%増。
  • コア一株利益は0.40USドル*。前年同期比21%増となり、8四半期連続で前年同期比増を達成。GAAP一株利益は0.72USドル。
  • コーニングのLCDガラス生産量は、TV小売の販売増に加え、サプライチェーンがホリデーシーズンに向け準備を進めたこともあり、前期比一桁台後半の成長を達成。
  • エンバイロメンタルテクノロジー部門のコア売上高は、前年同期比25%増と大幅伸長。オプティカルコミュニケーション部門のコア売上高は7%増と引き続き堅調。

第3 四半期の財務状況比較
(単位は百万USD。ただしパーセンテージおよび一株利益の金額を除く。)

 

コア業績*

  Q3 2014 Q3 2013 増減率(%)
コア純売上高 $2,649 $2,108 26%
コア持分利益 $76 $121 (37%)
コア利益 $568 $487 17%
コア一株利益 $0.40 $0.33 21%


 

 

GAAP

  Q3 2014 Q3 2013 増減率(%)
純売上高 $2,540 $2,067 23%
持分利益 $95 $138 (31%)
純利益 $1,014 $408 149%
一株利益 $0.72 $0.28 157%


*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。コア業績(Non-GAAP)は、日本円および韓国ウォンの為替レートの変化や、その他コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。コア業績指標の詳細についてはForm 8-Kの「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

ウェンデル P. ウィークス会長、CEO兼社長は、次のようにコメントしています。「第3四半期の業績も堅調に推移し、これで丸2年間、四半期コア利益が前年同期を上回りました。これはコーニングにとって素晴らしい記録です。エンバイロメンタルテクノロジー部門は過去最高の利益を達成しました。オプティカルコミュニケーション部門のソリューションへの需要も好調であり、またコーニングプレシジョンマテリアルズの統合により大きなシナジー効果を生みだしたディスプレイテクノロジー部門も堅調な業績を残しています

また、ウィークスは、「ディスプレイテクノロジー部門をはじめ各事業部門がバランスよく前年同期比の増益に貢献しており、会社全体にわたる確かな成長トレンドと力強い勢いによって利益を得ています。」と述べています

第3四半期の事業部門別実績
ディスプレイテクノロジー部門のコア売上高は11億USドル*で、前年同期の6億8,900万USドル*から62%増となりました。コア利益は、前年同期比14%増でした。LCDガラス生産量は、前期比一桁台後半の成長を見せました。ガラス価格の低下幅は、予想どおり縮小しました。

オプティカルコミュニケーション部門のコア売上高は6億9,800万USドル*で、前年同期の6億5,000万USドル*から7%増となりました。本四半期は、全市場、中国を除く全地域で売上増を記録しました。コア利益は、前年同期比8%増となりました。

エンバイロメンタルテクノロジー部門のコア売上高は2億8,200万USドル*に達し、前年同期比25%増となりました。本四半期も、世界中の市場で、小型・大型ディーゼル車用排ガス制御製品の需要が非常に好調でした。コア利益は、前年同期比78%増と新記録を達成しました。

スペシャリティマテリアルズ部門のコア売上高は、主に新製品向けのCorning® Gorilla® Glassの出荷に伴い、3億2,700万USドル*で前年同期比10%増となりました。コア利益は、前期比18%増となりました。

ライフサイエンス部門のコア売上高およびコア利益は、ほぼ前年同期並みとなりました。ダウコーニングからのコア持分利益は、シリコン、ポリシリコン双方の事業の増益を受けて前年同期比で143%増となりました。

第3四半期には、現行の自社株購入プログラムの下、960万株を約2億USドルで買い戻しました。この自社株購入プログラムは、本年度末までに完了する予定です。

第3四半期の現金・短期投資は61億USドルでした。また、本四半期の設備投資額は2億6,200万USドルでした。

今後の展望
ジェイムズ B. フロウス副会長兼CFOは次のように述べています。「本年度は非常に順調です。ここまですべての四半期で増収増益を達成しており、第4四半期も前年同期比で増収増益を見込んでいます。」

第4四半期、コーニングのLCDガラス生産量は、前期比で横ばいもしくは若干の減少を見込んでいます。これはガラス市場全体の生産量と同程度もしくは僅かに上回ります。ガラス価格の低下幅は前期に比べて更に縮小し、世界のLCDガラスの小売市場は、通年で10%成長すると予想しています。

オプティカルコミュニケーション部門の第4四半期コア売上高は、前年同期比で一桁台半ばの成長と予想しています。エンバイロメンタルテクノロジー部門の第4四半期のコア売上高は、引き続き堅調な大型ディーゼル車用排ガス制御製品に牽引されて、前年同期比で一桁台後半の成長と予想しています。

スペシャリティマテリアルズ部門のコア売上高は、第3四半期のような新製品発売の予定がないため、前期比で10%台前半から半ばの低下が予想されます。ライフサイエンス部門のコア売上高は、前年同期並みと予想しています。

フロウスは次のように述べています。「第4四半期も、前年同期比ベースでの増収増益達成に向け順調に進んでいます。2年前、我々はディスプレイ事業に安定性と勢いを取り戻して、再び増益を実現し、株主の皆様に還元するという目標を掲げました。そして今、これらの目標すべてにおいて、順調に進捗しています。」

また、フロウスは、「コーニングプレシジョンマテリアルズの買収およびガラス価格の低下幅のさらなる縮小は、コーニングのディスプレイ事業にとって追い風になると感じています。大型テレビおよびスーパーハイビジョンテレビの小売り需要が、来年度のLCDガラス需要増をもたらすと予想しています。」

フロウスは、オプティカルコミュニケーションおよびエンバイロメンタルテクノロジー両部門が共に前年と比較して大幅な増収増益を達成したことを受けて、次のように述べています。「光ファイバーによるバンド幅の拡大およびワイアレス需要の増大が長期的なトレンドとなっており、コーニングのオプティカルソリューションの売上も引き続き成長が見込まれます。我々はまた、大型車用排ガス制御製品に関する長期的な市場展望についても、新たな規制を追い風として、好調が続くものと確信しています。」

フロウスは、次の点を指摘しています。「本年は少しだけ残念な展開がありました。それはライフサイエンスの市場が予想ほど成長を見せていないこと、およびGorilla Glassの増販につながると見込んでいたタブレット製品の小売販売が低迷したことです

フロウスは、いくつかのイノベーションプログラムの進捗について、次のように述べています。「コーニングは、Gorilla Glassの新製品を11月20日に発表する計画です。Gorilla Glass 4は、これまでのGorilla Glassよりも大幅に性能が向上しています。」

「ライフサイエンス事業でも大規模な取り組みを継続中です。これはコーニングにとって大きな商機につながるものと確信しています。さらにGorilla Glassは現在、車体の重量の削減、燃費効率向上および安全性強化につながるソリューションとして自動車業界から注目を集めています。こうした新しい技術は、コーニングの新たな成長の基盤となる可能性を秘めています。」

「コーニングは、この2年間で自社株購入プログラムを通じて株主の皆様に約40億USドルという巨額の還元を行ってきました。第3四半期時点における現行の自社株購入プログラムの予想される成果に基づき、取締役会は、今後の自社株購入と増配の検討を急ぐ事に合意しています。」とフロウスは締めくくっています。

今後の説明会について
コーニングは、11月18日カリフォルニア州サウサリートで開催されるUBSグローバルテクノロジーカンファレンス2014および、12月9日サンフランシスコで開催されるバークレイズテクノロジーカンファレンスにおいて、プレゼンテーションを行います。

第3四半期のカンファレンスコールについて
コーニングは10月28日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、第3四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の10-15分前にフリーコール(800) 230-1093あるいは国際アクセスコール(612) 234-9960までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations) をご覧になり、画面左のInvestor Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前11時から、11月11日(火)の午後5時まで行います。(800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは338301です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について
Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations)で照合することができるほか、弊社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。