コーニング、第3四半期業績を発表

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コーニング、第3四半期業績を発表

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コーニング、第3四半期業績を発表
コーニング、第3四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2013年10月30日
液晶ディスプレイ用ガラスに関する顧客との契約を更新 

コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW)は本日、2013年第3四半期業績を発表しました。本日発表の業績は、2013年10月22日にコーニングから提供された予測数値と一致するものです。

第3四半期業績の主な内容:

  • コア売上高は21億USドル*で、前年同期比10%増。純売上高(GAAP)も21億USドル。
  • コア一株利益は0.33USドル*で、4四半期連続で前年比増を達成。前年同期比18%増。GAAP一株利益は0.28USドル。
  • ディスプレイテクノロジー部門では、液晶ディスプレイ用ガラスの価格低下が、前期比ベースで予想通り穏やかに推移。液晶ディスプレイ用ガラスの総生産量は前期比微増。
  • テレコミュニケーション部門では、前年同期比で売上高24%増、コア純利益86%*増。GAAP利益は前年同期比77%増。
  • コア粗利益は44%*で、前年同期比約2ポイント増。前期比微増。

第3 四半期の財務状況比較  
(単位は百万USD。ただしパーセンテージおよび一株利益の金額を除く。)

 

コア業績*

  Q3 2013 Q3 2012 増減率(%)
コア純売上高 $2,108 $1,920 10%
コア持分利益 $121 $173 (30%)
コア利益 $487 $415 17%
コア一株利益 $0.33 $0.28 18%


 

 

GAAP

  Q3 2013 Q3 2012 増減率(%)
純売上高 $2,067 $2,038 1%
持分利益 $138 $240 (43%)
純利益 $408 $533 (23%)
一株利益 $0.28 $0.36 (22%)


*Non-GAAPによる数値。コーニングはコア損益を投資家に明確に提示するためにコア業績指標を開示することになりました。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトのIR情報ページでご覧いただけます。コア業績(Non-GAAP)は、日本円の対ドル為替レートやその他の円取引の変化、ダウコーニングのポリシリコン部門からの持分利益、その他特別項目の影響を除くように調整。コア業績指標の詳細については2013年10月30日提出のForm 8-K「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。
 
ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「第3四半期、当社は素晴らしい業績を収めることができました。売上および粗利益が好調だったことにより、コア一株利益は18%*成長しました。過去18ヶ月間にわたり、私たちはディスプレイテクノロジー部門の勢いを取り戻すことを目標の一つとしてきました。この点に関して、昨年10月に発表した顧客との契約を最近更新するに至り、再び大きな成果をあげました。今回の更新により、契約は少なくとも2014年一杯継続します。」

第3四半期の事業部門別コア実績
ディスプレイテクノロジー部門の100%出資子会社のコア売上高は、6億8900万USドル*で前年比7%増でした。コーニングの100%出資子会社およびサムスンコーニングプレシジョンマテリアルズ(SCP)のガラス総生産量は、前年同期比10%台前半、前期比で一桁台前半の成長が見られました。100%出資子会社およびSCPにおける液晶ディスプレイ用ガラスの価格低下は、予想通り穏やかに推移しました。コア利益は前年同期比9%減でした。これは専らSCPの利益低下によるものです。100%出資子会社のコア利益は、前年同期比で大幅に増加しました。

テレコミュニケーション部門の売上高は6億5000万USドルで、前年同期比で24%増となりました。これは主に、通信事業者、企業およびワイヤレスネットワーク事業向けの売上が堅調であったことによるものです。コア利益は、売上増に加えコスト管理が功を奏したこともあり、前年同期比86%*増でした。

スペシャリティマテリアル部門の売上高は、3億2600万USドルで前期比8%増と当社の予想通りとなりました。同部門のコア利益は、Corning® Gorilla® Glassの売上増および製造面での改善により、前期比23%*増となりました。

エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は2億2500万USドルで、前年同期比3%減となりました。しかし、オペレーティング・パフォーマンスの改善と優れた生産効率により、同四半期の利益は19%増となりました。

ライフサイエンス部門の売上高は2億1500万USドルで、前年同期比39%増となりました。これは、Discovery Labware事業の買収が成功を収めたことによるものであり、米国政府の歳出強制削減の影響をやや相殺する結果となりました。同部門のコア利益は、前年に比べ2倍以上増加しました。

ダウコーニングのコア持分利益は、前年同期比並みとなり、当社予想を上回りました。

コア粗利益は、44%*で予想を上回る結果となり、前期比、前年同期比共に大幅な成長を達成しました。また、現金および短期投資は54億USドルでした。コーニングは、株主への利益還元継続プログラムの一環として、2億900万USドルを投資し約1400万株の自社株購入を行いました。

今後の展望
ジェイムズ B.フロウス副会長兼CFOは次のように述べています。「例年、季節的要因によりディスプレイ部門以外の業績が低下することもあり、第4四半期業績は前四半期を下回るものと予想しています。ただし、光ファイバの売上高の更なる減少により、業績の低下幅も例年より大きくなるでしょう。光ファイバの売上高減少は、主に北米および中国で発生しています。オーストラリアにおける全国ブロードバンド網構築(NBN)の進行も予想を下回っています。」

第4四半期の液晶ディスプレイ用ガラス生産量は、前期比で一桁台前半の落ち込み、前期比の価格低下はここ最近の四半期と同程度と予想しています。全世界のテレビの小売需要は、当社の予想通り推移しており、全体的に画面サイズの大型化も進んでいます。サプライチェーンの在庫レベルは、年初の18週間分という高水準から低下し、15~16週間分で推移するものと予想しています。

スペシャリティマテリアル部門の売上高は、前期比並みと予想しています。テレコミュニケーション部門の売上高は、前年同期比微減と予想しています。

エンバイロンメンタルテクノロジー部門の売上高は、前年同期比微増と予想しています。ライフサイエンス部門の売上高は、Discovery Labware事業の買収による影響により前年比10%増と予想しています。

ダウコーニングのコア持分利益は、前四半期並みと予想しています。

フロウスは次のようにコメントしています。「第4四半期は季節的要因による影響が例年より大きいと予想されるものの、当社は今後の成長に向けよい状況を保っています。SCPの完全支配権取得は、コーニングに強力な財務結果をもたらすことになるでしょう。来年初頭に取引が完了した暁には、当社の収益に年間売上高約20億USドル、また、増分純利益約3億5000万USドルが加わります。新たに発表した自社株購入プログラムと合わせると、完全希薄化後一株利益は約20%増加します。」

今後の説明会について
コーニングは、11月20日にカリフォルニア州サウサリートで開催されるUBSテクノロジーカンファレンスおよび、12月3日にアリゾナ州スコッツデールで開催されるクレディスイステクノロジーカンファレンスに出席します。

第3四半期のカンファレンスコールについて
コーニングは10月30日(水)の米東部標準時間午前8時30分より、第3四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の10-15分前にフリーコール(800) 230-1092あるいは国際アクセス番号(612) 288-0329までお電話ください。パスワードはQUARTER THREE、ホストはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト ( www.corning.com/investor_relations ) をご覧になり、画面左のInvestor Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前11時から、2013年11月13日(水)の午後 5時まで行います。(800) 475-6701あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは304926です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後 1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について 
Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations) で照合することができるほか、弊社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニングインコーポレイティッド (www.corning.com) は、特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの160年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンスの分野で、先進技術システムを実現する主要なコンポーネントを開発・製造しています。当社の製品には、LCDテレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及びフィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器 、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。