コーニング、第2四半期業績を発表

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コーニング、第2四半期業績を発表

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コーニング、第2四半期業績を発表
コーニング、第2四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2013年7月30日
一株利益、3四半期連続で伸長 液晶ディスプレイ用ガラス価格低下、さらに穏やかに

コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW)は本日、2013年第2四半期業績を発表しました。第2四半期のハイライトは下記の通りです。

  • コア売上高は20億USドル*で前年同期比11%増。純売上高(GAAP)も20億USドル。
  • コア一株利益は0.32USドル*で前年同期比23%増。3四半期連続で前年比2桁成長を達成。GAAP一株利益は0.43USドル。前年の0.31USドルから39%増。
  • ディスプレイテクノロジー部門では、液晶ディスプレイ用ガラス価格の低下は穏やかに推移。低下幅も前四半期より縮小。
  • テレコミュニケーション部門の売上高および利益は、前年比、前期比共に大幅に改善。

第2四半期の財務状況比較 
(単位は百万USD。ただしパーセンテージおよび一株利益の金額を除く。)

 

コア業績*

  Q2 2013 Q2 2012 増減率(%)
コア純売上高 $2,021 $1,819 11%
コア持分利益 $173 $211 (18%)
コア利益 $469 $388 21%
コア一株利益 $0.32 $0.26 23%


 

 

GAAP

  Q2 2013 Q2 2012 増減率(%)
純売上高 $1,982 $1,908 4%
持分利益 $166 $259 (36%)
純利益 $638 $474 35%
一株利益 $0.43 $0.31 39%


*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトのIR情報ページでご覧いただけます。コア業績(Non-GAAP)は、日本円の対ドル為替レートおよびその他の円取引の変化、ダウコーニングのポリシリコン部門の持分利益、その他特別項目の影響を除くように調整。コア業績指標の詳細については、2013年7月30日提出のForm 8-K「Non-GAAP財務指標の使用について」をご参照。
 
第2四半期について、ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「この第2四半期は、コーニングは堅調な業績を収め、一株利益が3四半期連続で前年比プラスとなりました。過去18ヶ月間、私たちはコスト構造を効率的に管理するとともに、液晶ディスプレイ用ガラス事業の安定化に努め、増益に転じるとともに、新製品ポートフォリオを展開してきました。着実に歩みを進めていることを喜ばしく思っています。また、私たちの戦略が功を奏しているものと捉えています。」

第2四半期の事業部門別コア実績
ディスプレイテクノロジー部門のコア売上高は、6億7000万USドル*で前年比21%増となり、当初の予想を上回りました。液晶ディスプレイ用ガラスの価格低下は、第1四半期よりもさらに穏やかなものとなり、当社の予想範囲内に収まりました。コーニングの100%出資子会社およびサムスンコーニングプレシジョンマテリアルズのガラス総生産量は、前期比で一桁台半ば、前年比で約20%の成長が見られました。コア利益は前年比で約11%増でした。

テレコミュニケーション部門の売上高は6億100万USドルで、前年同期比8%増となりました。これは主に、オーストラリアにおいて全国ブロードバンド網構築を推進するNBNへの売上が堅調だったことや、企業ネットワークやワイヤレスソリューションの売上増によるものです。同部門では、製造業績の改善やコスト削減も推進した結果、コア利益は約62%増となりました。

スペシャリティマテリアル部門の売上高は、Corning® Gorilla® Glassの好調な売れ行きに支えられ、前期比17%増の3億100万USドルと予想通りの結果となりました。コア利益は、堅調なCorning® Gorilla® Glassの製造業績により、前年比約33%増となりました。

エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は2億2800万USドルで、排ガス制御製品の需要が製造能力を上回るほど非常に好調だった前年同期に比べて8%減となりました。売上は減少したものの、優れた操業業績により、コア利益は前年比並みを維持しました。

ライフサイエンス部門の売上高は2億1900万USドルで、前年同期比35%増となりました。これは、Discovery Labware事業の買収による拡大を反映したものであり、 コア利益は前年比で倍増しました。

ダウコーニングのコア持分利益は、前年比19%減で当社予想を大きく下回りました。この主な要因は、中国およびヨーロッパにおける低価格シリコン製品による価格圧力です。

第2四半期のコア粗利益率は43%*となり、前年同期比で大幅な改善が見られました。また、現金および短期投資は55億USドルでした。コーニングは、株主に利益を還元するコミットメントの一環として、第2四半期中に普通株約2億4200万USドルを買い戻し、四半期配当金を11%増加しました。

すでに発表したように、コーニングはコア損益を投資家に明確に提示するために、財務報告にコア業績指標を用いるようになりました。コア業績指標は、日本円の対ドル為替レートの変化、ダウコーニングのポリシリコン事業の業績、その他特別項目の影響を除いています。コーニングのコア業績は、一定の円ベースで報告しています。これらのコア業績指標は、Non-GAAP財務指標です。また、第2四半期より、コア業績は円建て取引のヘッジによるプラスの影響も除外しています。この変更により、2013年第2四半期のコア一株利益は約0.01 USドル減少しています。GAAP数値への調整については、当社ウェブサイトでご覧いただけます。

今後の展望
ジェイムズ B.フロウス副会長兼CFOは次のように述べています。「ディスプレイテクノロジー部門が液晶ディスプレイ用ガラスの価格低下を抑えることに成功したことや、全事業部門のリーダーシップと緊密な顧客との関係、そして新製品による成長がけん引役となり、今後も堅調な売上の増加と増益を維持すると確信しています。」
 
第3四半期は、4四半期連続で前年比増益を達成するものと予想しています。また、液晶ディスプレイ用ガラスの生産量は、好調だった第2四半期並みから微増と予想しています。下半期の生産量は、世界的なテレビの小売り需要、特に50インチ以上の大型液晶テレビ需要が追い風となるものと見ています。第3四半期の液晶ディスプレイ用ガラスの価格低下は、第2四半期並みに穏やかなものになると予想しています。

スペシャリティマテリアル部門の売上高は、前期比約10%増と予想しています。コーニングは昨日、タッチ対応ノートPC向けに設計された強化カバーガラス、Corning® Gorilla® Glass NBT™を発表しました。第3四半期、本新製品の売上が伸びていくものと予想しています。業界の市場調査では、タッチ対応ノートPCはカバーガラス技術にとって次の大きな成長機会になると示しています。

テレコミュニケーション部門の第3四半期の売上高は、前年比20%程度の増加を予想しています。エンバイロメンタルテクノロジー部門の第3四半期売上高は、前年同期比微増と予想しています。ライフサイエンス部門の売上高は、前年比40~45%の増加を見込んでいます。

ダウコーニングのコア持分利益は、価格圧力と在庫コストにより前期比約50%減と予想しています。第4四半期は、第2四半期に近い利益水準になるものと見ています。

最後にフロウスは次の言葉で締めくくっています。「堅調な上半期業績により、今後の成長継続に向け確かな土台を築くことができました。液晶ディスプレイ用ガラスは、好調な大型テレビの小売需要により、上半期に続き堅調に推移するものと予想しています。同様に、テレコミュニケーション、エンバイロメンタルテクノロジー、およびライフサイエンスの各部門も成長が見込まれます。さらに、タッチ対応ノートPCが消費者市場に広がる中、Gorilla Glass製品の新たな成長機会には大いに期待しています。また、今後数ヶ月間に、Gorilla Glassを応用したその他の先進技術を発表することを楽しみにしています。」

今後の説明会について
コーニングは、2013年9月4日(水)にニューヨーク市で開催されるCitiグローバルテクノロジーカンファレンス2013においてプレゼンテーションを行います。

第2四半期のカンファレンスコールについて
コーニングは7月30日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、第2四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の10-15分前にフリーコール (800) 230-1059あるいは国際アクセス番号(612) 234-9959までお電話ください。パスワードはQUARTER TWO、リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト ( www.corning.com/investor_relations ) をご覧になり、画面左のInvestor Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前10時30分から、2013年8月13日(火)の午後 5時まで行います。(800) 475-6701あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは297023です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について
Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの純利益とEPS(一株当り利益)は、事業再編措置や減損処理などに伴う費用と、こうした費用の過去の予想に合わせた調整を排除していま す。またコーニングのNon-GAAP指標は、アスベスト訴訟和解準備金、社債償還に伴う損益、株式または原価法適用投資の減損処理あるいは繰延税資産の 調整により生じた費用、および持分法適用会社が取った事業再編措置や減損処理などによる収入または 費用から計上された持分法による損益を加味した調整を排除しています。コーニングのフリーキャッシュフローに関する指標もNon-GAAPです。コーニングはNon-GAAPのフリーキャッシュフロー、純利益、およびEPSの発表が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある非経常的な項目による影響を 除いた財務成績を分析するうえで有用であると考えています。これらのNon-GAAP指標は、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations)で照合することができるほか、弊社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料で もご確認いただけます。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com)は、特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの160年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンスの分野で、先進技術システムを実現する主要なコンポーネントを開発・製造しています。当社の製品には、LCDテレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及びフィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器 、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。