Corning Lotus™ XT Glass、天馬微電子LTPS製品ラインに採用

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Corning Lotus™ XT Glass、天馬微電子LTPS製品ラインに採用

Corning Lotus™ XT Glass、天馬微電子LTPS製品ラインに採用

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Corning Lotus™ XT Glass、天馬微電子LTPS製品ラインに採用
Corning Lotus™ XT Glass、天馬微電子LTPS製品ラインに採用
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2013年5月20日

コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) と天馬微電子集団(Tianma Micro-Electronics Group:http://www.tianma.cn/english/) は本日、天馬がCorning Lotus™ XT Glassを低温ポリシリコン(LTPS)パネルの製品ラインに採用したことを共同で発表しました。天馬とコーニングは、SIDディスプレイウィークの各ブースにおいて、同パネルを展示します。SIDは業界の見本市で、5月21~23日にブリティッシュコロンビア州バンクーバーにて開催されます(ブース番号:天馬:206および221、コーニング:801)。 

先週、コーニングは第2世代組成にあたるLotus XT Glassの発売を開始しました。Lotus XT Glassは寸法安定性に優れたガラス基板で、高機能ディスプレイの効率的製造を実現します。

天馬は、世界的な中小型TFTモジュールの液晶用ディスプレイメーカーです。同社では、各種LTPS製品の製造を行っていますが、その高温プロセスではガラスに厳しい要件が求められます。

Lotus XT Glassは、LTPS製造環境で抜群の性能を発揮します。優れた熱安定性により、お客様によるプロセス中も形状、表面品質が保たれます。さらに、トータルピッチ精度が優れており(当社の第1世代製品、Corning Lotus™ Glassに比べ75%向上)、歩留まり向上を支援します。また、本質的に寸法安定性に優れているため、よりppi(pixel per inch)の高い高解像度ディスプレイが可能になります。

天馬は、こうした高度な特性を評価し、LTPSバックプレーンとしてLotus XT Glassを選択しました。同社のLTPS製造ラインは中国の厦門にあり、1か月あたり30,000台のTFTモジュールおよび30,000台を超えるカラーフィルターモジュールを製造する生産能力を誇る、中国初の第5.5世代LTPS製造ラインです。

天馬は、顧客向けにLTPSパネルを製造しており、供給を受けたメーカーは350 ~ 450 ppiの高解像度スマートフォンやタブレットの製造に同パネルを使用します。現在、天馬のパネルを用いて、4 ~ 6 インチのスマートフォンおよび7 ~ 10 インチのタブレットの製造が可能です。

天馬厦門の王磊(Wang Lei)副社長は次のように述べています。「Lotus XT Glassに決めた理由は主に2つあります。1つはトータルピッチ精度が優れていること、もう1つは、コーニングが長年にわたり培ってきたガラス分野の専門知識と品質です。当社の厳格な製造サイクルで試験を行いましたが、Lotus XT Glassは素晴らしい数字を残しており、より厳しい設計ルールとコンポーネントの精密な位置合わせにも十分対応できます。当社にとって、Lotus XT Glassは最先端のLTPS製造ラインを実現するのに理想的なソリューションでした。」

コーニング ハイパフォーマンスディスプレイ バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジョンP.ベインは次のように述べています。「天馬がLotus XT Glassを選んでくださったことを大変嬉しく思っています。今回開発したLotus XT Glassは、パネルメーカーにとって、歩留まり改善だけでなく、設計上の可能性も広がる製品です。天馬は、高画素数スマートフォンやタブレットに注力することで、まさにそれを実現しています。」

天馬微電子のLTPSパネルは今年6月に出荷予定です。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com) は、特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの160年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンスの分野で、先進技術システムを実現する主要なコンポーネントを開発・製造しています。当社の製品には、LCDテレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及びフィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器 、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。

天馬微電子集団について
天馬微電子集団は、中小型TFT液晶モジュールを製造する世界的なリーディングカンパニーです。

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