コーニング、排ガス浄化製品生産工場の拡張を発表

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コーニング、排ガス浄化製品生産工場の拡張を発表

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コーニング、排ガス浄化製品生産工場の拡張を発表
コーニング、排ガス浄化製品生産工場の拡張を発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2013年4月25日

米国・中国両工場の生産能力拡大、 大型車用排ガス浄化製品の世界的需要増に対応

 – コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW)は本日、取締役会において、ディーゼル車用排ガス浄化製品の生産能力増強のための、約2億5000万USドルの設備投資が承認されたことを発表しました。投資の大部分は、コーニング近辺のアーウィンのディーゼル車用製品生産工場の能力拡大に用いられます。同工場では、大型セラミック担体とディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を世界中の大型ディーゼルエンジン、トラック、建設用機械、農業用機械メーカー向けに生産しています。

コーニングエンバイロメンタルテクノロジーおよびライフサイエンスビジネスグループのエグゼクティブバイスプレジデントを務めるマーク・ベックは、次のようにコメントしています。
「今後2年間で、中国、欧州において大型車に関する重要な排ガス規制が施行され、また、オフロード車に対する規制も施行されることから、2017年までにコーニング製品の需要は倍増する可能性があります。今回の生産能力拡大への投資は、世界中のお客様に次世代ディーゼル車関連製品の安定供給を行う、という今後のコーニングのコミットメントを示すものです。」

アーウィンのディーゼル工場では、2004年に大型担体の生産を開始し、現在では大型車用パティキュレートフィルタの生産も行なっています。グローバル市場の成長に応えるために、これまで2回の拡張を行いました。

コーニングは、今後3年間で2億5000万USドルの投資を行うと発表しました。なお、2013年、2014年の予想設備投資額に変更はありません。新たなプロジェクトの操業開始は2015年の予定です。市場の需要が予想通り成長した場合、同プロジェクトにより250名の新たな雇用が創出されます。   

ニューヨーク州知事のアンドリュー M. クオモ氏は、次のようにコメントしています。「工場の拡張は、ニューヨーク州にとって素晴らしいニュースです。我々の州には世界クラスの人材が揃っていることの証であり、また、グローバルな仕事や事業をめぐって他地域と競い合える力があることを一層裏付けるものです。今回、コーニングがこのアーウィンにおいて、生産能力増強に向けた大規模投資を決められたことを非常に嬉しく思っています。この地域において、コーニングが益々の成長、発展を遂げられることを期待しています。」

また、エンパイア ステート ディベロップメント プレジデント、CEO兼コミッショナーのケネス・アダムス氏は、次のように述べました。「クオモ知事は、企業に対して門戸を開き、コーニングのような一流企業が投資を行い、発展していける環境を創出することに、重点的に取り組んできました。ニューヨーク州とコーニングとの強力なパートナーシップは今後も変わることはありません。州や地元のパートナーとともに、ひとつのチームとして、今回の投資を実現するために尽力できたことを嬉しく思っています。」  

今回の拡張計画には、上海のコーニング100%出資子会社、コーニング上海カンパニーで新たに開始する大型車用製品の最終加工工程への投資も含まれています。今回の生産能力増強は、コーニングにおけるアジア地域での大型ディーゼル車用製品の生産能力への初の投資となります。

グロ―バルの大型ディーゼル車市場の成長、及び他の企業ニーズもあることから、コーニングは中国における将来的拡張に備え、上海に土地を確保しています。インドや中国といった新興市場の環境規制強化により、生産能力を増強する必要性が高まると予想されます。それに応じて、将来需要を満たす新たな生産工場を中国に設立する必要性も生じるでしょう。“

コーニンググレーターチャイナ プレジデント兼ゼネラルマネージャー李放(Li Fang)は、次のようにコメントしています。「コーニングは、中国に30年以上投資を行ってきました。中国で初めて担体生産を開始したのもコーニングです。中国では排ガス規制強化が進んでおり、排ガス浄化製品にとって重要な市場になるでしょう。ここで生産工場設立に向けた準備を行うことは、今後中国が大型車用排ガス浄化製品の主要市場かつ生産国になっていくための、確かな土台となるはずです。」

コーニングは、世界の主要なガソリン/ディーゼルエンジンメーカーに、最先端のセラミックハニカム担体およびディーゼルパティキュレートフィルタを供給する、リーディングサプライヤです。1970年代初頭に当社が発明した経済的かつ高性能なセラミック担体は、現在、自動車の触媒コンバータの世界標準となっています。また当社は、1978年にディーゼルエンジンが排出する黒煙を除去するセラミック製パティキュレートフィルタを開発しました

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com)は、特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの160年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンスの分野で、先進技術システムを実現する主要なコンポーネントを開発・製造しています。当社の製品には、LCDテレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及びフィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器 、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。