コーニングライフサイエンス、Corning® HepatoCellsを発表

コーニングライフサイエンス、Corning® HepatoCellsを発表

コーニングライフサイエンス、Corning® HepatoCellsを発表

Corning® HepatoCells

News Releases
企業情報
コーニングライフサイエンス、Corning® HepatoCellsを発表
コーニングライフサイエンス、Corning® HepatoCellsを発表
Corning, N.Y. | コーニングインコーポレイテッド | 2015年7月30日
ヒト初代培養肝細胞に代わる、高い均一性を誇るシングルユース製品

ニューヨーク州コーニング発、 2015年7月30日– コーニングインコーポレイティッド(NYSE: GLW) は本日、ヒト初代培養肝細胞に代わる、頑強性、均一性、利便性に優れたADME/Tox 研究向け製品、Corning HepatoCellsを発表しました。

Corning HepatoCells は、コーニング独自の細胞不死化技術を用いた、ヒト初代培養肝細胞由来のシングルユース凍結細胞です。これらの細胞は、成熟初代培養肝細胞の組織特徴を示すとともに、主要な機能的特徴も維持しています。また、再生可能なリソースの利便性も備えています。

現在、ヒト初代培養肝細胞は、薬物代謝、薬物動態、肝障害の研究に広く使用されていますが、コストや数量、また個体差など、多くの制約があることもよく知られています。Corning HepatoCellsは、安定した肝細胞源と、類似の代替物に比べて高い機能性を有するソリューションを研究者に提供します。

初代培養肝細胞と比較した場合、Corning HepatoCellsには以下のような利点があります。 

  • 主なチトクロムP450(CYP)酵素系の安定した誘導反応
  • ロット間の均一な性能
  • 利便性(培養および分析プロセス全体で培地交換が不要)
  • 高い解凍後生存率(80%以上)、リカバリーおよび純度

Corning HepatoCellsは、当社の培地に最適化され、セットで販売されます。チトクロムP450誘導および細胞毒性試験など、多くの用途に適しており、創薬開発に向けて薬物間相互作用(DDI)および化学物質の肝毒性を研究する上で理想的な非初代培養肝細胞モデルです。

コーニングライフサイエンス、ニュープロダクトリアライゼーション、ディレクターのチャールズ・クレスピは次のようにコメントしています。「HepatoCellsの販売開始を非常に嬉しく思っています。本製品により、科学者の皆様に、初代培養肝細胞に類似した細胞を、事実上無制限に供給することができます。また、薬剤開発者の皆様も、ADMEおよびDDIの早期特性評価を行えるようになります。HepatoCellsが加わることで、当社の肝細胞関連製品ポートフォリオはさらに充実するでしょう。」

Corning HepatoCellsは、7月31日より北米で販売開始します。日本では、9月1日より発売を開始します。

コーニングライフサイエンスは、今後も、世界中の研究者に革新的実験関連技術を提供し、細胞培養、バイオプロセス、創薬開発、ジェノミクス、微生物学分野で、新しく高品質な製品およびサービスをお届けすることでお客様の成功に貢献します。

コーニングのライフサイエンス製品についてより詳しくお知りになりたい方は、カスタマーサービス担当までお問い合わせください。1-800-492-1110(米国内無料)、(+1) 1-978-442-2200(米国外)。あるいは、当社ウェブサイトwww.corning.com/lifesciencesをご覧ください。

リリース内容について

このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。