コーニングのCentrixTM超高密度光配線キャビネットをアット東京が日本で初めて導入

ニュースリリース
コーニングのCentrix超高密度光配線キャビネットをアット東京が日本で初めて導入
コーニングのCentrix超高密度光配線キャビネットをアット東京が日本で初めて導入
東京発 | コーニングインターナショナル株式会社 | 2021年10月28日

コーニングインターナショナル株式会社(東京都港区、以下コーニング)は、日本向けに大幅にカスタマイズした「コーニングCentrixTM超高密度光配線キャビネット」を、マルチテナントデータセンタの大手オペレーターである株式会社アット東京(東京都江東区、以下アット東京)のデータセンタに日本で初めて導入したと発表しました。

コーニングの Centrix光配線キャビネットは、データセンタやセントラルオフィスのインフラを担う、超高密度、かつ、運用の容易さを追求した高密度光配線ソリューションです。今回の導入にあたり、既存のキャビネットの運用の容易さをベースに、より超高密度と運用面を最大限追求し大幅に改良しました。お客さまのご要望を満たす為、従来、米国で行っていたカスタマイズを今回、初めて日本で実施いたしました。

アット東京への導入に向けて、コーニングでは、超薄型12 SCポートカセットを製作し、従来の2倍の収容を実現しました。また、引き出し可能なカセットを使用する事で、完全フロントアクセスを実現しました。これによりケーブル・ジャンパーを容易に管理できるケーブルマネージメント設計や、需要に応じたカセットの増設およびオプション部材による柔軟な拡張ができるようになり、幅広いニーズへの対応が可能になりました。

本発表に向けたお客様からのコメント

株式会社アット東京 技術・サービス本部 設備構築部 施工2グループマネージャー 出原 達也氏

「アット東京では、回線やネットワークの需要増にともない増加している構内配線の効率化が課題でした。そのため、従来使用の収容盤よりもさらに高密度に収容できる配線盤の導入を検討していました。複数のメーカーに声をかけて検討した結果、アット東京の運用と施工方法に最も合致したものがコーニングのCentrix超高密度光配線キャビネットでした。仕様に関する弊社のリクエストに対応するために何度も試作を繰り返していただき、また、今回のカスタマイズの検討を日本国内で対応していただけたという安心感もありました」

株式会社アット東京 技術・サービス本部 設備構築部 設計グループ 主任 坂内 悠太氏

「既設収容盤と同等の寸法で、SCコネクターにて2,000ポート以上の収容というリクエストに対し、大きく超える収容数を実現いただき、限りあるスペースをより有効に使用することが可能になりました」

株式会社アット東京 技術・サービス本部 業務サービス部 ケーブリングサービスグループ 課長 安本 竜也氏

「高密度な光配線キャビネットは運用が困難だと考えていましたが、本製品は随所に工夫が施されており、作業性に優れた設計と、配線担当者の経験に依存することなく一定の水準が保てる仕掛けが組み込まれている性能を評価して導入しました」

コーニングインターナショナル株式会社 光通信事業部 エンタープライズネットワークス 部長の興梠貴治は、次のように述べています。 「追加のストレージ容量を備えたカスタマイズバージョンは、特に日本のデータセンタのニーズに適しています。 接続ニーズが拡大する中、業界をリードするコーニングの光ソリューションで日本のお客様の成長計画の支援に取り組んでまいります」  

コーニングオプティカルコミュニケーションは、1970年に低損失光ファイバの発明で電気通信革命を先導して以来、光ファイバネットワークの速度と容量を向上させると同時に、展開をより簡単で費用効果の高いものにするイノベーションを提供してきました。 現在、屋外および屋内の5Gネットワーク、ハイパースケールデータセンタなどの成長するセグメント向けの光通信ソリューションを提供しています。

コーニングオプティカルコミュニケーションと製品についての詳しい情報は、コーニングのホームページをご確認ください。

コーニングについて
コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来170年にわたり、人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において、お客様の新たなビジネス機会の創出をサポートしています。現在、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイ、オートモーティブ、ライフサイエンスの各市場で事業を展開しています。

コーニングインターナショナル株式会社について
コーニングインターナショナル株式会社(CIKK)は、1991年に設立され、自動車、エレクトロニクス、通信、ライフサイエンス等、広範囲にわたる産業分野に対する製品・サービスの提供に向けて本格的な取り組みを開始しました。技術革新の伝統や企業理念のもと、「他に真似のできない独自の革新的技術」を開発し、付加価値の高い製品群により新たな市場と産業分野を創出し続けるコーニング。その様々な製品やサービスを日本にお届けするのがコーニングインターナショナル株式会社です。