Corning Reports Strong Second-Quarter Results with Year-Over-Year Growth Across All Business

コーニング、第2四半期の堅調な業績を発表
全部門において前年比で成長を達成

コーニング、第2四半期の堅調な業績を発表

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コーニング、第2四半期の堅調な業績を発表
全部門において前年比で成長を達成
コーニング、第2四半期の堅調な業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2019年7月30日
GAAP売上高は前年比7%増、コア売上は同8%増

2020-2023年の新たな戦略と成長の枠組みがスタート

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2019年第2四半期(4-6月期)の業績を発表しました。

ニュースサマリー:

  • 堅調な第2四半期業績―全事業部門で前年比成長を達成
    • GAAP売上高は前年比7%増の29億USドル、コア売上高は前年比8%増の30億USドル
    • GAAP一株利益は2018年第2四半期の0.78 USドルから0.09USドルに減少。これは主に同社の為替ヘッジ契約に関連した非現金の時価評価損を反映
    • コア一株利益は、前年比18%増の0. 45USドル。全事業部門の前年比増収増益が貢献
    • ディスプレイテクノロジー部門、エンバイロメンタルテクノロジー部門、ライフサイエンス部門の純利益は二桁成長を達成
       
  • 全事業部門が2019年通年売上増のペースを維持
    • エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は予想を大幅に上回る前年比15%増と従来の通年成長予想を上回る勢い
    • ディスプレイテクノロジー部門の売上高は前年比9%増。ガラス価格環境も予想より良好に推移し、2019年通年の価格低下幅はさらに改善されて一桁台前半~半ば%に収まる見通し
    • オプティカルコミュニケーション部門は予想通り推移。受動光ネットワーク製品の市場の約2倍のペースで成長を維持。ただし2019年通年の成長予測は下方修正
    • スペシャリティマテリアルズ部門の売上高は前年比8%増。ライフサイエンス部門の売上高は前年比6%増。両部門とも通年のプラス成長予測に向けて順調に推移
    • 2016-2019年の戦略と資本配分の枠組みの成功に続き、コーニングは2020-2023年の戦略と成長の枠組みを開始
      • 2019年第2四半期には株主に3億600万USドルを還元。同枠組みの開始以来の還元額は総額126億USドル
      • 新たな戦略と成長の枠組みをサポートするために、さらに50億USドルの自社株買いを発表

ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「第2四半期の素晴らしい業績は、2016-2019年における当社の指針『戦略と資本配分の枠組み』を確実に実行し完了した成果にほかなりません。コーニングは参入市場の成長を上回るペースで歩みを進めていますが、これは当社のポートフォリオがマクロ経済の逆風にも耐え得る力強さを備えていることを示すものです。我々は、2020-2023年の戦略と成長の枠組みの下、さらに力強い業績を達成していくことを楽しみにしています。」

枠組みの進捗状況

コーニングのリーダーシップは、ポートフォリオへの的を絞った取り組みおよび、優れた財務力を活かした成長促進および、株主への還元を優先事項としています。  

2015年10月に発表した2016-2019年の戦略と資本配分の枠組みの下、コーニングは2019年末を待たずして株主への還元125億USドル以上という目標を達成しました。2019年6月30日までに、一株配当を67%増額するとともに、発行済み株式を37%以上減らしました。  

ウィークスは次のようにコメントしています。「6月に実施した投資家向け説明会で、2020-2023年の戦略と成長の枠組みを発表しました。新たな成長時代に向けて進化したオリジナルの枠組みです。この枠組みの下、コーニングは、成長に向けて100~120億USドルの投資を行い、株主の皆様に80億~100億USドルを還元する予定です。」

ウィークスは次のように続けています。「当社の能力は、様々な業界にとって一層重要度を増しています。また、すべての市場アクセスプラットフォームにおける当社のリーダーシップ維持を支える商機が複数存在します。」ハイライトは以下のとおりです。:  

  • オートモーティブ: 中国・合肥のAutoGradeTMガラス工場およびガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)製品工場の能力増強により、2023年までに自動車市場での売上高の倍増計画を実行中。現時点で25車種以上にガラス部品を納入。プラットフォーム獲得が続く中、GPF売上成長が加速。
  • オプティカルコミュニケーション:受動光ネットワーク製品の市場の約2倍のペースで順調な成長を続行。CenturyLink社が全長470万マイル長の超低損失光ファイバネットワークにコーニングの技術を採用すると発表。
  • モバイルコンシューマーエレクトロニクス:売上倍増目標に向けて大きく前進。スマートフォン、ウェアラブル向けGorilla Glass 6と先進ガラスイノベーションの採用が好調で、現在、Corning® Gorilla® Glass は全世界で70億台以上のデバイスに搭載。
  • ライフサイエンスヴェッセル:業界成長率の二倍以上のペースで、売上成長達成に向け順調に進展。Valor® Glass フランチャイズを開始。細胞・遺伝子治療製品向け需要増に応えるべく新たな製造能力の稼働開始。Valor® Glass パッケージングのFDA承認に向け主要顧客と連携。
  • ディスプレイ:安定した利益を達成。価格環境は引き続き改善。8Kテレビ向け Corning® AstraTM Glassで技術リーダーシップを進展。

2019年第2四半期の業績と比較 
(単位は百万USドル。ただし一株利益の金額を除く)

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

GAAP純売上高

$

 2,940

 

$

 2,812

 

5%

 

$

 2,747

 

7%

GAAP純利益(損失)

$

 92

 

$

 499

 

(82%)

 

$

 738

 

(88%)

GAAP一株利益

$

 0.09

 

$

 0.55

 

(84%)

 

$

 0.78

 

(88%)

コア売上高*

$

 2,986

 

$

 2,850

 

5%

 

$

 2,759

 

8%

コア利益*

$

 410

 

$

 365

 

12%

 

$

 359

 

14%

コア一株利益*

$

 0.45

 

$

 0.40

 

13%

 

$

 0.38

 

18%

*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。

部門別業績と展望

トニー・トリペニー、エグゼクティブヴァイスプレジデント兼CFOは、次のようにコメントしています。「全社的に堅調な業績を収めることができ、素晴らしい第2四半期となりました。コア一株利益は18%改善し、コア売上高は8%増でした。また、全ての事業部門において一桁台半ば~10台半ば%の売上成長が見られました。ここで強調しておきたいのは、我々が長期的成長に向けた投資を継続しつつこうした成長を達成したという点です。」

「今回の業績は、当社の技術と製造におけるリーダーシップ、そして複数の事業にわたる最近の投資によるものです。我々は、2019年通年の売上・利益成長および2020-2023年戦略と成長の枠組みに向けて順調に歩みを進めています。」とトリペニーは締めくくっています。

ディスプレイテクノロジー部門:

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

純売上高

$

 848

 

$

 818

 

4%

 

$

 780

 

9%

税引前純利益

$

 268

 

$

 263

 

2%

 

$

 243

 

10%

純利益

$

 213

 

$

 208

 

2%

 

$

 192

 

11%

ディスプレイテクノロジー部門の第2四半期純売上高は、前年比9%増の8億 4800 万USドルでした。また、純利益は同11%増となりました。ディスプレイガラス市場の第2四半期の出荷量は前年比一桁台半ば%の成長でしたが、コーニングのガラス出荷量は、第10.5世代ガラス製造能力の増強により、市場よりもかなり早く成長しました。

第2四半期におけるディスプレイテクノロジー部門の価格低下は引き続き穏やかで、予想よりさらに好ましい結果となりました。第3四半期のガラス価格の推移は第2四半期並みと予想しています。また、現時点で、2019年通年の価格低下率は一桁台前半~半ば%と見込んでいます。

オプティカルコミュニケーション部門:

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

純売上高

$

 1,090

 

$

 1,064

 

2%

 

$

 1,023

 

7%

税引前純利益

$

 201

 

$

 181

 

11%

 

$

 191

 

5%

純利益

$

 158

 

$

 142

 

11%

 

$

 150

 

5%

オプティカルコミュニケーション部門の第 2四半期売上高は、前年比7%増の10億9000万USドルでした。また、純利益は同5%増でした。これは、超大型データセンタおよび光ファイバ需要および、当社が買収した3M 通信市場部門の売上が加わったことによるものです。

2019年通年売上高予想については、現時点で一桁台前半~半ば%の成長と見込んでいます。成長期待が低い理由は、主に通信事業者向け市場の低調によるものです。それでも同部門の成長率は、受動光ネットワーク製品の市場の成長率より引き続き大幅に上回っています。

エンバイロメンタルテクノロジー部門:

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

純売上高

$

 366

 

$

 362

 

1%

 

$

 317

 

15%

税引前純利益

$

 82

 

$

 70

 

17%

 

$

 68

 

21%

純利益

$

 65

 

$

 55

 

18%

 

$

 54

 

20%

エンバイロメンタルテクノロジー部門の第2四半期売上高は、GPFの採用および大型ディーゼル分野の成長が継続したこともあり、前年比15%増の3億6600万USドルと予想を大きく上回りました。純利益は前年比20%増でした。

市場が計画を上回るペースで成長し、またコーニングが予想を上回る数のプラットフォームを獲得している中、現在コーニングは、2019年のGPF売上高が2億USドルを上回り、その後も堅調な成長が続くと予想しています。2019年通年売上高については、前年比約10%の成長という従来の予想を修正し、10%台前半の成長としています。  

スペシャリティマテリアルズ部門:

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

純売上高

$

 369

 

$

 309

 

19%

 

$

 343

 

8%

税引前純利益

$

 85

 

$

 62

 

37%

 

$

 81

 

5%

純利益

$

 67

 

$

 49

 

37%

 

$

 64

 

5%

スペシャリティマテリアルズ部門の第2四半期売上高は、モバイルコンシューマーエレクトロニクス向けポートフォリオに対する堅調な需要が続いたこともあり、前年比8%増の3億6900万USドルとなりました。純利益は前年比5%増でした。

スマートフォン市場の成熟化が進む中、2019年通年の売上高は前年を上回るものと予想していますが、数値については顧客による当社イノベーションの採用率度により、変動が予想されます。

ライフサイエンス部門:

 

Q2 2019

 

Q1 2019

 

増減率%

 

Q2 2018

 

増減率%

純売上高

$

 260

 

$

 243

 

7%

 

$

 245

 

6%

税引前純利益

$

 51

 

$

 39

 

31%

 

$

 39

 

31%

純利益

$

 40

 

$

 31

 

29%

 

$

 31

 

29%

ライフサイエンス部門の第2四半期売上高は、前年比6%増の2億6000万USドルと前四半期に続き堅調な結果となりました。純利益は、販売台数の増加および製造能力の最適化により、前年比29%増でした。

同部門は業界の成長率を上回るペースを続けており、2019年通年売上高は、前年比一桁台半ば%の成長と見込んでいます。

今後の投資家向け説明会について

コーニングは、8月27日にシカゴで開催されるジェフリーズセミコンダクター、ハードウェアおよび通信インフラサミットに参加します。9月5日には、ニューヨークシティで開催されるシティグローバルテクノロジーカンファレンスに出席します。

第2四半期のカンファレンスコールについて

コーニングは7月30日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、 第2四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の約10-15分前にフリーコール (800) 230-1085あるいは国際アクセス番号(612) 234-9960 までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(http://www.corning.com/investor_relations)をご覧になり、Eventsをクリックして指示に沿って進めてください。

本プレスリリースの情報の表示について

Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAP財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルズやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングは、Non-GAAP財務指標を開示することで、実際の事業活動のトレンド把握を妨げる項目の影響を除いた財務成績分析に役立つと考えています。これらのNon-GAAP指標の定義および、直接比較可能なGAAP指標との調整については、当社ウェブサイト「Investor Relations」ページの「Financials and Filings」タブにある「Quarterly Results」をクリックすると参照いただけます。また、本プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

将来の見通しに関する注意点

本リリースにおいて、過去の事実または情報ではない記述や、「will (~になる)」、「believe(~と考えている)」、「anticipate(~と予測する)」、「expect(~と予想している)」「intend(~する意向である)」「plan(~を計画している)」、「seek(~を試みる)」、「see(~と理解している)」、「would (~だろう)」、「target(目標とする)」その他類似の表現を含む記述はすべて「将来の見通しに関する記述」です。こうした記述は、1995年米国民事訴訟改革法の「セーフハーバー」規定に沿ったものであり、経済、競合、立法に関連する予測や想定が含まれます。また、程度の差はあれ、本質的には不確定な将来の事象に関する記述となります。これらの予測は、多くの場合、当社では統制不能な理由により、変更を余儀なくされたり、不確実なものにならざるを得ません。経営陣の予想通りに将来的発展が実現する保証はありません。また、様々な要因によって、実際の結果が当社の予想と大きく異なる場合もあります。

コーニングは、こうした将来の見通しに関する記述について、更新する義務を負うものではありません。将来の見通しに関する記述で明示的ないし暗示的に表明した予想と、実際の結果との大きな乖離の原因となり得るリスク、不確実性その他要因は、次のようなものがありますが、これらに限るものではありません。 買収・売却その他同様の取引、グローバルなビジネス、財政・経済および政治的状況による影響。関税及び輸入税。米ドルと他国通貨(主に日本円、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動。製品需要および業界の生産能力。競合製品や価格設定。重要な部品および材料の入手可能性やコスト。新製品の開発と商品化。大手顧客からの注文や需要。計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期。テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性。設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止。規制や法令の策定による影響。予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力。テクノロジー変化の速度。特許の執行能力および知的財産権・営業秘密の保護能力。不利な訴訟。製品コンポーネントの性能に関する問題。重要な社員の保持。主にディスプレイテクノロジー部門における、顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的事業活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力。大口顧客の損失。2017年減税雇用法(Tax Cuts and Jobs Act)を含む税制改正。税務当局による監査の影響。法律制定や政府規制その他政府の活動および調査等。

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。

ウェブによる情報開示について

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コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来165年以上に    わたり人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。 

コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において新たな機会の獲得を図るお客様をサポートしています。現在事業を展開している市場には、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイテクノロジー、自動車、ライフサイエンス研究容器等があります。また、業界をリードする当社製品・技術として、耐傷性に優れた携帯デバイス向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、先進通信ネットワーク向け接続ソリューション、創薬・創剤の加速化を実現する高信頼製品、乗用車・トラック向け排ガス浄化技術などが挙げられます。