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浸潤細胞を染色したとき、時々細胞の染まりが悪いのですが、改善する方法はありますか?

原因は特定できませんが、常に起こりうる染色ムラです。固定・染色の各工程で、よく液切りをしてから次のステップへ進む、時間をなるべく揃える、よく乾燥させるという点に注意して作業してみてください。それでもムラはある程度起こります。最後に水洗いをしている場合は、洗った後の水分を十分乾かしてから観察してください。水分が残っていると、色素がにじんで、細胞が見えにくくなります。


最終的に、顕微鏡で細胞が見える状態であれば、色調に濃い薄いの差があっても問題はありません。

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封入剤は何を使用すればいいですか?

Diff-Quickを使用した例では、キシレン系の封入剤などが使用可能です。蛍光染色用の封入剤は避けてください。使用する固定染色法により、下記の封入剤でも色落ちを起こす可能性がありますので、念のため事前にご検討ください。

 

使用可能なことが確認できた封入剤

VectaMount AQ Aqueous Mounting Medium(H-5501) VectaMount Permanent Mounting Medium(H-5000) Organo (Limonene) Mounting Medium(AR-6504-01) マルチマウント220 100mL(FM22001) マルチマウント480 100mL(FM48001) MGK-S 100mL(FK00100)

 

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顕微鏡下では、染色後の細胞はどのように見えますか?

細胞の形態により見え方が異なります。脱水固定すると異なる形態をとることがあります。メンブレンのポア(穴)は、丸や卵型あるいは屈曲して見えます。

 

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細胞染色用に、推奨している試薬はありますか?
ヘマトキシリン/エオシン(H&E)やライト染色など、核と細胞質を染め分ける染色法を推奨しています。市販のキットには、Diff-Quick(シスメックス カタログ番号 16920)やHemacolor® Stain Set(Merck カタログ番号 111674)があります。