ヒト肝細胞で病原性、感染性に関して、完全に安全なヒト組織から調整されたものはありません。取り扱う際には一般的な取り扱い上の注意に従い、原材料は感染症の可能性があると思って対応してください。弊社の凍結肝細胞はヒト免疫不全ウイルス(HIV-1/HIV-2)、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-1/HTLV-2)、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HVC)とサイトメガウイルスが陰性であることを確認しています。しかしながら、ヒト由来試料が感染症の原因とならないことを完全保証する方法は知られていません。使用や廃棄する際には、CDC*やFDAの推奨、OSHA bloodborne pathogenの推奨**に記載されている予防措置に従ってください。
* CDC(Center of disease control and prevention)はアメリカ疾病予防管理センター
**OSHA bloodborne pathogenの推奨は、アメリカ労働安全衛生管理局が出しているヒト検体取り扱いについての勧告。
凍結肝細胞は、代謝試験用、トランスポーター試験用、誘導性肝細胞の3つのカテゴリーに分類できます。特性化アッセイは、下記のとおりです。
代謝試験用凍結ヒト肝細胞:
Phenacetin O-deethylase(CYP1A2)、Bupropion hydroxylase(CYP2B6)、amodioquine N-demethylkase(CYP2C8)、diclofenac 4’-hydroxylase(CYO2C9)、bufuralol 1’-hydroxylase(CYP2D6)、testosterone 6β- hydroxylase(CYP3A)、AZT-glucuronidation(UGT2B7)と7-hydroxycoumarin-glucuronidation (非選択的UGT基質)
トランスポーター試験用凍結ヒト肝細胞:
Estrone-3-sulfate uptake(OATP), Tetraethylammonium bromideの取り込み活性(OCT1)とtaurocholate の取り込み活性(NCTP)
誘導性凍結ヒト肝細胞:
20µM rifampicinを用いたtestosterone 6β- hydroxylase活性(CYP3A)の誘導試験と20µM β- naphthoflavoneを用いたPhenacetine O-deethylase活性(CYP1A2)の誘導試験
凍結動物肝細胞の酵素活性:
・ラットとマウス:testosterone 6β- hydroxylase、7-hydroxycoumarin sulfationとglucuronidation
・イヌ:ラットとマウスと同じアッセイとtestosterone 16β-hydroxylase、phenacetin O-deethylase、bufuralol 1’-hydroxylaseとchlorzoxazone 6-hydroxylase
・カニクイザル:ラットとマウスと同じアッセイとtestosterone 16β-hydroxylase、phenacetin O-deethylase、bufuralol 1’-hydroxylaseとp-nitrophenol hydroxylase