コーニングと長安汽車、中国におけるガソリンパティキュレートフィルタのパートナーシップを締結

Corning and Changan Partner on GPF in China

コーニングと長安汽車、中国におけるガソリンパティキュレートフィルタのパートナーシップを締結

コーニングと長安汽車、中国におけるガソリンパティキュレートフィルタのパートナーシップを締結

ニュースリリース
Environmental Technologies
コーニングと長安汽車、中国におけるガソリンパティキュレートフィルタのパートナーシップを締結
コーニングと長安汽車、中国におけるガソリンパティキュレートフィルタのパートナーシップを締結
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2018年10月18日
長安汽車、新型乗用車にコーニング製自動車排ガスフィルタを採用し、China 6排ガス規制に対応

中国大手自動車メーカーの長安汽車は、コーニングインコーポレイティッド(NYSE: GLW)をガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)サプライヤーに選びました。長安汽車は、Corning® DuraTrap® GC ガソリンパティキュレートフィルタを同社次世代自動車の排出ガス制御システムに採用することで、来たるChina 6自動車排ガス基準に対応します。この供給関係は、両社の強力な長期的パートナーシップに基づくものです。

コーニングと長安汽車は、2015年よりGPF技術に関する共同研究開発活動を開始しました。両社はプロジェクトチームを立ち上げ、China 6基準への十分な対応に向けた実験を行ってきました。DuraTrap® GCフィルタをパワートレーン設計の排ガス制御装置に用いるなど、共同開発した技術ソリューションはこうした研究から生まれたものであり、長安汽車初のChina 6対応エンジンプラットフォーム、H15Tから採用されます。このプラットフォームは、排ガス・微粒子排出量に関するより厳しい制限を課すChina 6基準を一貫してクリアしています。DuraTrap® GCフィルタを用いたエンジンプラットフォームを搭載したモデルは、2018年末に生産開始予定です。 

コーニングエンバイロメンタルテクノロジーチャイナ、コマーシャルディレクターのアニー・ワンは次のように
コメントしています。「長安汽車との協力が新たなフェーズに入ったことを発表でき、嬉しく思っています。これは両社の長年にわたる生産的協力体制の成果であり、排ガス制御ソリューションに関して、何十年も前から中国その他グローバル市場の大手自動車メーカーと協働してきた経験が土台となっています。私たちは、中国の大気汚染対策に価値ある貢献を果たせることを誇りに思っています。また、DuraTrap® GCフィルタを採用して微粒子物質排出量削減を図る自動車台数は増加しており、今後中国市場における同製品の需要も高まると予想しています。」

DuraTrap® GC フィルタは、自動車メーカーがPM 2.5などガソリンエンジンから排出される微粒子を効果的に削減できるよう設計・最適化された製品です。このフィルタの特長は、微粒子の高い捕集性能をもたらす画期的なセラミック微細構造に設計されている新しいコーディエライトベースを材料とし、エンジン性能を低背圧で維持できることです。また、幅広いウォッシュコート量に対応しており、触媒量の付加による、より厳しい排ガス規制への対応に寄与しています。

コーニングと長安汽車は、GPF技術の導入前から、中国市場向け排出ガス制御ソリューションの共同開発を行ってきました。コーニングは、長安汽車の自動車用触媒コンバータ担体サプライヤーとして、同社の自動車設計および開発をサポートする排ガス制御製品および自動車エンジニアリングサービスのパイプラインを提供してきました。コーニングは、欧州および中国で規制が本格的に施行された暁には、GPF事業が年間売上高5億USドル規模に発展すると予測しています。また、長安汽車は、自動車設計や性能を向上させる新技術の開発・採用を継続していくことで、さらに上の国内市場ポジションを目指しています。

コーニングは、世界の主要なガソリン及びディーゼル車両メーカーに、最新技術の多孔性セラミックハニカム担体パティキュレートフィルタを供給する、リーディングサプライヤーです。1970年代初頭に当社が発明した経済的かつ高性能な多孔性セラミックハニカム担体は、現在、世界中の自動車の触媒コンバータのスタンダードとなっています。1978年には、ディーゼル車が排出する煤を除去する多孔性セラミックパティキュレートフィルタを開発。今後も、当社が誇る材料科学や製造に関する専門性を活かして市場をリードする排ガス制御ソリューションを開発することで、お客様が新たな排ガス基準に対応する事に貢献し、世界中の大気環境の改善を実現します。

将来の見通しに関する注意点

本リリースには、1995年米国民事訴訟改革法の定義による「将来の見通しに関する記述」が記載されています。こうした記述は、コーニングの業績および事業運営に関する現時点での予測や想定に基づくものであり、重大なリスクや、本質的には不確定な事象が含まれます。こうしたリスクや不確定な事象には、グローバルなビジネスの影響、財政・経済および政治的状況、関税及び輸入税、米ドルと他国通貨(主に日本円、ニュー台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動、製品需要および業界の生産能力、競合製品や価格設定、重要な部品および材料の入手可能性やコスト、新製品の開発と商品化、大手顧客からの注文や需要、計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期、テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止、規制や法令の策定による影響、予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力、テクノロジー変化の速度、特許の執行および知的財産保護能力、営業秘密、不利な訴訟、製品コンポーネントの性能に関する問題、重要な社員の保持、主にディスプレイテクノロジー部門における顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力、大口顧客の損失、2017年減税雇用法(Tax Cuts and Jobs Act)を含む税制改正、法律制定や政府規制その他政府の活動および調査等があります。

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。将来の見通しに関する記述は、あくまで作成日時点における情報であり、コーニングは、新たな情報または今後発生する事象に照らしてそれらを更新する義務を負うものではありません。

ウェブによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html)を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報や、本プレスリリースまたは他のプレスリリースの補足情報を発表する場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来165年以上にわたり人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。

コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において新たな機会の獲得を図るお客様をサポートしています。現在事業を展開している市場には、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイテクノロジー、自動車、ライフサイエンス研究容器等があります。また、業界をリードする当社製品・技術として、耐傷性に優れた携帯デバイス向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、先進通信ネットワーク向け接続ソリューション、創薬・創剤の加速化を実現する高信頼製品、乗用車・トラック向け排ガス浄化技術などが挙げられます。