コーニング、中国合肥工場への設備投資を継続、ガソリンパティキュレートフィルタ需要増に応える

コーニング、中国合肥工場への設備投資を継続、ガソリンパティキュレートフィルタ需要増に応える

コーニング、中国合肥工場への設備投資を継続

ニュースリリース
Environmental Technologies
コーニング、中国合肥工場への設備投資を継続、ガソリンパティキュレートフィルタ需要増に応える
コーニング、中国合肥工場への設備投資を継続、ガソリンパティキュレートフィルタ需要増に応える
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2018年7月17日
生産能力増強により、中国における当社自動車排ガスフィルタ技術の採用に対応

コーニングインコーポレイティッド(NYSE: GLW)は本日、中国合肥市の支援を受け、中国・安徽省の合肥新站ハイテク産業開発区に新たに設立したエンバイロメンタルテクノロジー 製品工場の拡張に向けた追加投資を行うことを発表しました。これは、中国におけるCorning® DuraTrap® GCガソリンパティキュレートフィルタ(GPF)など当社排ガス制御製品の需要増に応えるためのものです。

2020年より施行されるChina 6ガソリン車排ガス新規制への対応を迫られる自動車メーカーにとって、GPFは不可欠な新部品です。

コーニングエンバイロメンタルテクノロジー、アジア太平洋地域、リージョナルオペレーションディレクターのウー・ダンは、7月16日に行われた合肥市当局高官との調印式終了後、次のようにコメントしています。「合肥工場への投資を継続することで、アジア太平洋地域全体にわたり、GPF等の幅広い排ガス制御製品への顧客需要に応えられるようになります。コーニングは 、1980年代初頭の中国市場参入以来、同国内の大気清浄化事業に貢献してきました。2001年からは、排ガス制御製品の現地生産も開始しています。」

既存の中国合肥工場については、2019 年上半期までに操業規模を拡大し、当面DuraTrap® GC フィルタを集中的に生産していきます。拡張工事は来年には完了予定であり、China 6規制の施行に合わせて生産を開始します。拡張施設は、柔軟な設計により、将来的な幅広い排ガス制御製品需要にも対応可能です。

欧州において今年9月より施行されるEuro 6d 規制に続き、ガソリンエンジンからの微粒子の捕集を導入する次なる市場は中国です。China 6 排ガス規制では、新たな実走行排気計測(RDE)試験の下、すべてのガソリン車から排出されるガスおよび微粒子の大幅な削減が求められています。また、ガソリン車排ガス処理にパティキュレートフィルタを用いる事を必要とさせています。2023年のChina 6 規制本格施行後には、中国のガソリン車のほとんどにGPFが必要とされる可能性があります。

ガソリン車人気が続く中、ガソリンシステムへのパティキュレートフィルタの活用は、中国のクリーン自動車技術にとって重要な技術的進歩です。高性能ガソリン直噴(GDI)エンジンなどの最新のガソリンエンジン技術は、消費者にエンジン性能を損なうことなく、より良い燃費をもたらします。しかし、こうしたエンジンは、大気や人々の健康に対して影響をもたらすPM 2.5の様な微粒子を多く排出します。

DuraTrap® GCフィルタはガソリンエンジン用に特化して開発されました。高い微粒子捕集効率で確かな実績があり、自動車メーカーに次世代排ガス制御ソリューションを提供するとともに、新排ガス規制を満たすクリーンで安全な自動車の市場投入を支援します。

コーニングは、世界の主要なガソリン及びディーゼル車両メーカーに、最新技術の多孔性セラミックハニカム担体パティキュレートフィルタ を供給する、リーディングサプライヤです。1970年代初頭に当社が発明した経済的かつ高性能な多孔性セラミックハニカム担体は、現在、世界中の自動車の触媒コンバータのスタンダードとなっています。1978年には、ディーゼル車が排出する煤を除去する多孔性セラミックパティキュレートフィルタを開発。今後も、当社が誇る材料科学や製造に関する専門性を活かして市場をリードする排ガス制御ソリューションを開発することで、お客様が新たな排ガス基準に対応する事に貢献し、世界中の大気環境の改善を実現します。

将来の見通しに関する注意点

本リリースには、1995年米国民事訴訟改革法の定義による「将来の見通しに関する記述」が記載されています。こうした記述は、コーニングの業績および事業運営に関する現時点での予測や想定に基づくものであり、重大なリスクや、本質的には不確定な事象が含まれます。こうしたリスクには、グローバルなビジネスの影響、財政・経済および政治的状況、関税及び輸入税、米ドルと他国通貨(主に日本円、ニュー台湾ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン)の為替変動、製品需要および業界の生産能力、競合製品や価格設定、重要な部品および材料の入手可能性やコスト、新製品の開発と商品化、大手顧客からの注文や需要、計画レベルの四半期配当の支払いや株買い戻しに影響をもたらす可能性があるキャッシュフローや収益等の量と時期、テロ活動・サイバー攻撃・武装紛争・政情/財政不安・自然災害・大規模な健康衛生問題による事業中断の可能性、設備・施設・ITシステムまたはオペレーションの予期せぬ停止、規制や法令の策定による影響、予測顧客需要レベルに沿った資本支出調整能力、テクノロジー変化の速度、特許の執行および知的財産保護能力、営業秘密、不利な訴訟、製品コンポーネントの性能に関する問題、重要な社員の保持、主にディスプレイテクノロジー部門における顧客の収益ある事業活動の維持能力や継続的活動および製造施設拡張への投資のための資金調達能力および期限内の債権支払能力、大口顧客の損失、2017年減税雇用法(Tax Cuts and Jobs Act)を含む税制改正、法律制定や政府規制その他政府の活動および調査等があります。

これらの諸リスクその他要因の一覧については、Form 10-Kの年次報告書およびForm 10-Qの四半期報告書に記載されたリスク要因と将来の見通しに関する記述を参照ください。将来の見通しに関する記述は、あくまで作成日時点における情報であり、コーニングは、新たな情報または今後発生する事象に照らしてそれらを更新する義務を負うものではありません。

ウェブによる情報開示について

企業ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを用いた重要情報の開示に関する米国証券取引委員会(SEC)のガイダンスに基づき、コーニングインコーポレイティッド(以下「コーニング」)は、投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様に対して、コーニングウェブサイト(http://www.corning.com/worldwide/en/about-us/news-events.html)を、投資家にとって重大とみなされ得る情報など当社に関する重要情報や、本プレスリリースまたは他のプレスリリースの補足情報を発表する場として使用することをお知らせします。ウェブサイトおよびコーニングが利用しているソーシャルメディアのリストは、随時、当社メディアおよびウェブサイト上で更新していきます。投資家、メディアおよびその他利害関係者の皆様におかれましては、SECへの提出書類、プレスリリース、カンファレンスコール、ウェブキャストに加え、上記ウェブサイトおよびソーシャルメディアチャネルを通じて発表する情報をご確認いただきますようお願いします。

コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来165年以上に    わたり人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。

コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において新たな機会の獲得を図るお客様をサポートしています。現在事業を展開している市場には、オプティカルコミュニケーション、モバイルコンシューマーエレクトロニクス、ディスプレイテクノロジー、自動車、ライフサイエンス研究容器等があります。また、業界をリードする当社製品・技術として、耐傷性に優れた携帯デバイス向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、先進通信ネットワーク向け接続ソリューション、創薬・創剤の加速化を実現する高信頼製品、 乗用車・トラック向け排ガス浄化技術などが挙げられます。