Corning® DuraTrap® GC フィルタ、PSAグループの受賞歷あるPureTechエンジンプラットフォームの独占供給部品に採用

Corning® DuraTrap® GC フィルタ、PSAグループの PureTechエンジンプラットフォームの独占供給部品に採用

PSAグループがコーニング・ガソリン・パティキュレート・フィルタを採用

ニュースリリース
Environmental Technologies
Corning® DuraTrap® GC フィルタ、PSAグループの受賞歷あるPureTechエンジンプラットフォームの独占供給部品に採用
Corning® DuraTrap® GC フィルタ、PSAグループの受賞歷あるPureTechエンジンプラットフォームの独占供給部品に採用
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2017年8月31日
コーニングのガソリン・パティキュレート・フィルタにより次世代クリーンガソリンエンジンが実現

コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) は本日、PSAグループ が今年10月よりPureTechガソリン直噴エンジン全モデルにコーニングのガソリン・パティキュレート・フィルタ(GPF)を採用することを発表しました。DuraTrap® GC フィルタ は、過去最高の効率性を誇るPureTechエンジン最新世代向けに排ガス微粒子の大幅な削減を実現します。

PSAグループはイノベーションおよび世界の排ガス削減規制対応に注力しており、 その一環として、DuraTrap® GC フィルタ を搭載すべくPureTechパワートレインを進化させました。PSAグループは、2000年に自動車メーカーとして初めてディーゼルエンジンにパティキュレート・フィルタを採用しています。今年5月には、エネルギー転換という課題に対応すべく、全モデルで排ガス削減を図る新戦略ステップとして全モデルにGPFを活用していく計画も発表しています。

今回の新たな排ガス制御技術の立ち上げは、PSAグループとコーニングの密接な協力体制の成果といえるものです。コーニングは、セラミック科学およびシステム統合に関する専門知識を活用して新型パティキュレート・フィルタを設計に組み込むPSAグループをサポートしました。これにより、排ガス削減を支えエンジン効率を新たなレベルに引き上げる確かなソリューションの実現に至りました。

コーニングエンバイロメンタルテクノロジー部門、ドイツ・南アフリカ担当、ジェネラルマネージャーのクラウス・ヴェルシュタインは、次のようにコメントしています。「PSAグループが自動車設計を進めていく中で、当社の次世代排ガス制御ソリューションで貢献できることを非常に嬉しく思います。我々は、お客様に対して、新たな排ガス規制に応えるクリーンなガソリン車の設計をサポートする、実績ある様々な排ガス制御ソリューションを提供できる体制が整っています。」

PSAグループ の 1.2リッター 3気筒ターボ付PureTech ガソリンエンジンは、ドイツ・シュトゥットガルトで開催された「第19回インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー 」において、1.0~1.4リッター部門「エンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。これで3年連続の受賞となります。2014年の発売開始以来、同エンジンはフランスおよび中国で合計850,000基以上生産されており、世界70カ国・90モデル以上に搭載されるなど、製造、商業両面で成功を収めています。同エンジンは、2017年「ヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた新型プジョー3008 SUVや新型シトロエンC3など、PSAグループの最新モデルにも採用されています。PureTech パワートレイン最新世代は、実走行による排ガス量(RDE)の遵守を求めるEuro 6d規制およびChina 6b規制に適合しています。

今後、EUおよび中国市場向け高性能PureTech エンジンすべてにCorning® DuraTrap® GCフィルタが搭載されます。コーニングは、ドイツ・カイザースラウテルン工場(ドイツ)から欧州市場に、合肥(中国)の新工場から中国市場に供給します。

DuraTrap® GC フィルタは、コーディエライトベースの材料組成で、低エンジン背圧でエンジン性能を維持したままガソリンエンジンから排出される微粒子を捕集する革新的なセラミックマイクロ構造を特長とする製品です。

コーニングは、世界の主要なガソリンエンジンメーカーとディーゼルエンジンメーカーに対し、最新技術のセラミックハニカム担体パティキュレート・フィルタを供給する、リーディングサプライヤです。1970年代初頭に当社が発明した経済的かつ高性能なセラミックハニカム担体は、現在、自動車の触媒コンバータの世界標準となっています。1978年には、ディーゼル車が排出する黒煙を除去するセラミックパティキュレートフィルタを開発しました。今後も、当社が誇るセラミック科学や押出成形製造に関する専門知識を活かして市場をリードする排ガス制御ソリューションを開発し、新たな排ガス基準に対応するお客様を支援するとともに世界の大気環境改善を実現していきます。

リリース内容について

このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的有数のリーディングイノベーターとして、創業以来166年間にわたり人々の暮らしを変える発明を重ねてきました。ガラス科学、セラミックス科学、光学物性に関する圧倒的な専門知識と、強力な製造・エンジニアリング能力を武器に、産業に変革をもたらし人々の暮らし向上につながるような、様々な定番製品を開発してきました。研究開発およびエンジニアリングへの継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして各業界で世界をリードするお客様との深い信頼に基づく協力関係により、大きな成果をあげてきました。

コーニングの能力は幅広く応用可能で相乗的な効果を発揮します。こうした能力を武器に、絶え間ない市場ニーズの変化に応えるべく進化し、変動の激しい業界において新たな機会の獲得を図るお客様をサポートしています。現在事業を展開している市場には、オプティカルコミュニケーション、モバイル消費者向けエレクトロニクス、ディスプレイテクノロジー、自動車、ライフサイエンス研究容器等があります。また、業界をリードする当社製品・技術として、耐傷性に優れた携帯デバイス向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、先進通信ネットワーク向け接続ソリューション、創薬・創剤の加速化を実現する高信頼製品、 乗用車・トラック向け排ガス浄化技術などが挙げられます。