コーニング、リアクタテクノロジー年次カンファレンスにおいてLab Reactor システムを紹介

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コーニング、リアクタテクノロジー年次カンファレンスにおいてLab Reactor システムを紹介
コーニング、リアクタテクノロジー年次カンファレンスにおいてLab Reactor システムを紹介
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2017年3月6日

コーニングインコーポレイティッド (NYSE: GLW) は本日、3月6~7日に中国・常州で開催された第7回コーニングリアクタテクノロジー年次カンファレンスにおいて、Advanced Flow™ reactor (AFR) ポートフォリオの最新製品として Corning Lab Reactorシステム を紹介しました。

Lab Reactorは、特許を取得済みの「ハート型セル」デザインによりプロセス内の全ての流体管路で金属を使用しておらず、優れた化学的耐久性と卓越した混合・熱交換を実現しています。リアクタのフローモジュールはコーニングの特殊ガラスで製造されており、化学者が内部の現象を目視することが可能です。また、本製品の「プラグ&プレイ」オープンシステムには、データのモニタリングおよび保存管機能が含まれており、プロセス分析ソフト(PAT)にも簡単に接続できます。

コーニング AFR テクノロジー ビジネスディレクターのイー・ジャン博士は次のようにコメントしています。「Lab Reactorは、当社の学術および研究機関のお客様にとって素晴らしいソリューションです。小さい内部容積にもかかわらず、ラボ・小規模生産用G1リアクタや、大量生産用G4リアクタと同レベルの混合・熱伝達性能を有しており、シームレスなスケールアップが可能です。リアクタは迅速かつ簡単に設置可能で、数分間で作動させることができます。研究者の皆様のより効率的な研究実施を支援します。」

Lab Reactor システムは光反応器オプションがあり、ガラス製フローモジュールの両サイドにおかれた光源により効率的な光照射が可能です。この光反応器は、6つの異なる波長が選択できるLED 光源、100 mW/cm 2 以上の LED 照度を特長としています。その他にも、波長選択や照度のワイヤレスコントロールが可能です。

コーニングリアクタ テクノロジー グローバルプロダクトエンジニアのオリビエ・ロベは次のようにコメントしています。「当社は、光反応プロセス中の温度精度向上を実現する冷却機構を備えたLED 光源を考案しました。一貫したコントロールが可能となった作動システムを備えた光反応器のオプションは、化学の可能性を一層広げていくのに役立つでしょう。」

コーニングは、学術界をはじめ、医薬品、ファインケミカル、スペシャリティーケミカル業界から約500 名が参加したリアクタテクノロジー年次カンファレンスにおいて、この新しいシステムを発表しました。

ジャン博士は次のようにコメントしています。「フローケミストリーを広めていくことは、今年度の会議における大きなテーマのひとつです。今後、多くの学生がフローケミストリー分野に進んでいく手助けとなるような、ユーザーフレンドリーな統合型ラボシステムを新たに開発できたことを大変うれしく思っています。フローケミストリーをコースカリキュラムに取り入れる、または化学者・化学エンジニア向け教育に導入している大学・機関はまだごくわずかですが、フローケミストリーを学ぶことはキャリア形成のためには価値のあるツールだと思います。」

コーニングは、各地域の販売チャネルを通じてこの新しいLab Reactorシステムの受注を開始しました。製造はフランスのコーニングS.A.Sで行っており、世界各地域の技術・営業チームによる高品質のアフターサービスも提供しています。

コーニング AFR 技術 は、従来のバッチリアクタより省スペースでの連続化学プロセスを実現します。また、バッチプロセスを連続プロセスに転換できるよう特別に設計されています。コーニングのリアクタは、お客様に費用対効果に優れたソリューション、専門技術サポート、プロセス専門知識をご提供します。

従来のバッチリアクタと比較して、コーニングのリアクタは混合性能で100 倍以上、熱伝達性能で1,000倍以上の効率の良さを実現しています。また、医薬品、スペシャリティーケミカル、ファインケミカル業界においてラボレベルから工業的生産レベルまで、シームレスで効率的なスケールアップが可能です。

リリース内容について

このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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コーニングについて

コーニング(www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。