コーニング、第2四半期コア売上高25億USドルと発表

コーニング、第2四半期コア売上高25億USドルと発表

コーニング、第2四半期業績を発表

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コーニング、第2四半期コア売上高25億USドルと発表
コーニング、第2四半期コア売上高25億USドルと発表
ニューヨーク州コーニング発 | コーニングインコーポレイティッド | 2015年7月28日
コア一株利益は前年同期比12%増、オプティカルコミュニケーション部門が第2四半期業績をけん引

コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、2015年第2四半期の業績を発表しました。 

第2四半期の財務状況比較
(単位は百万USD。ただしパーセンテージおよび一株利益の金額を除く。)

 コア業績*
 Q2 2015Q2 2014増減率(%)
コア純売上高$2,517$2,512--
コア利益$522$4877%
コア一株利益$0.38$0.3412%

 

 GAAP
 Q2 2015Q2 2014増減率(%)
純売上高$2,343$2,482(6)%
純利益$496$169193%
一株利益$0.36$0.11227%

*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。2013年および2014年の追加 non-GAAP 調整項目は当社ウェブサイトに記載しています。その中で、当社が2015年第1四半期より固定日本円レートを93円から99円に変更したことによる、コア粗利、コア販管費、コア研究開発エンジニアリング費の変更について詳述しています。コア業績(Non-GAAP)は、日本円の為替レートの変化や、その他コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。コア業績指標の詳細についてはForm 8-Kの「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「当社は、継続的成功を推進していくために、明確な優先事項を掲げて2015年に臨みました。コーニングが着々と計画を実行していることは、この第2四半期業績にはっきりと表れています。コア利益は前年同期比7%増で堅調な業績を達成しました。また、自社株購入プログラムにおいてこの増益を活かし、コア一株利益は12%伸長しました。オプティカルコミュニケーション部門で第1四半期に実施した買収による効果は、特に成長が進む超大型データセンタ市場において表れています。また、コーニングはある企業の買収が合意に達したことを発表しました。これにより、医薬品ガラス包装市場において、イノベーションの機会が可能になります。最後に、私達は新たな20億USドルの自社株購入プログラムを通じて株主に現金を還元する取り組みを継続しています。」

ジェイムズ B.フロウス副会長兼CFOは次のように述べています。「第2四半期業績に関しては、素晴らしい結果を残せたことに大変満足しています。会社全体の業績は予想通りの結果となりました。ドル高の影響がなければ、第2四半期のコア売上高は3%増、コア利益は11%増、そしてコア一株利益は15%増となり、当社の業績は一層強力なものとなっていたでしょう。」

「オプティカルコミュニケーション部門は、FTTHソリューションおよびデータセンタ向け製品需要が非常に増えたこともあり、素晴らしい業績を達成しました。当社の誇る完璧なオプティカルソリューションラインナップが、こうした市場で最も急成長を遂げているセグメントにおいて大きな競争上のアドバンテージをもたらしていると考えています。そして、戦略的買収によって、市場アクセスが向上するとともに、お客様へのご対応の幅も広がっています。」

第2四半期の事業部門別実績

  • ディスプレイテクノロジー部門: コア売上高は9億6,300万USドル*。予想通り、前四半期に続きガラス生産量は一桁台前半の成長となりました。前四半期からのLCDガラスの価格低下は、予想通り小幅にとどまりました。コア利益は2億9000万USドル*でした。なお、前年同期は3億USドルでした。

  • オプティカルコミュニケーション部門: 売上高は8億USドル*で、6億8,600万USドルだった前年同期から17%増となりました。コア利益は9,100万USドル*で、6,300万USドル*だった前年同期から44%増となりました。

  • エンバイロメンタルテクノロジー部門: 売上高は2億6,000万USドルで、2億8,500万USドルだった前年同期から9%減となりました。主に為替レートによるものです。コア利益は4,600万USドル*とほぼ前年同期並みでした。

  • スペシャリティマテリアルズ部門: 売上高は2億7,200万USドルで、2億9,800万USドルだった前年同期から9%減となりました。これは主に、当社の予想通り、アドバンストオプティクスの売上が減少したことによるものです。Corning® Gorilla® Glassの生産量が10%台半ばの成長と好調だったことに加え、生産効率の向上により、コア利益は前年同期並みの4,400万USドル*を維持しました。

  • ライフサイエンス部門: 売上高は2億1,100万USドルで、2億2,300万USドルだった前年同期から5%減となりました。これは為替レートによるものです。

  • ダウコーニングからのコア持分利益は、6,300万USドル*と予想通りの結果となりました。

  • コア粗利率は45%*で、前年同期比1%増でした。


今後の展望
第3四半期、各事業部門について以下のように予想しています。

  • ディスプレイテクノロジー部門: LCDガラス生産量については、第2四半期から1桁台半ばの増加と予想しています。また、LCDガラス価格の低下は、5四半期連続で小幅にとどまるものと予想しています。

    コーニングは、小売LCDガラス市場の見通しを更新し、IT関連機器及びテレビ需要予測を下方修正しました。現時点で、2015年における世界の液晶ディスプレイ用ガラス市場の成長は、6~7%の範囲に収まるものと予想しています。IT関連機器の予測引き下げは、第2四半期に見られた需要減が下半期も継続するという予想に基づくものであり、またテレビの予測引き下げは、主に西ヨーロッパおよびラテンアメリカの動向に基づくものです。両地域では、引き続き需要が低迷するものと予想しています。中国での需要についても若干の修正を施しました。しかし、世界全体でみた場合、テレビ画面の大型化は予想を上回るスピードで進んでおり、販売台数の減少を幾分相殺しています。

    長期的なテレビ需要に関しては、4Kテレビなどの新たなフォーマットや、旧式化したテレビの買い換えが追い風となり、見通しは明るいと考えています。また、ガラス価格低下については、第3四半期以降も小幅にとどまるものと見ています。
     
  • オプティカルコミュニケーション部門: オプティカルコミュニケーション部門については、FTTH向け製品およびデータセンタソリューションの需要が堅調を維持していることから、通年売上高を上方修正しています。第3四半期および通年の売上高は、前年比10%台半ばの伸長と予想しています。
     
  • スペシャリティマテリアルズ部門: Gorilla Glassの生産量は、第2四半期から一桁台後半の伸長を達成し、極めて堅調だった前年同期に肩を並べるものと予想しています。新製品であるGorilla Glass 4の採用も引き続き順調であり、また、抗菌Corning® Gorilla® Glassのスマートフォンへの初採用が決まったことも発表しています。第3四半期売上高は、半導体業界の循環的な減速から、前年同期比で一桁台後半の減少と予想しています。
     
  • エンバイロメンタルテクノロジーおよびライフサイエンス部門: エンバイロメンタルテクノロジーおよびライフサイエンス部門の売上高は、ユーロ/ドルの為替レート変動の影響を受け、共に前年同期比微減と予想しています。
     

フロウスは次のようにコメントしています。「会社全体に対しても、また各事業部門における素晴らしい機会に対しても、大きな手応えを感じています。競争力に優れた製品、トップクラスの技術革新力、極めて優れた低コスト生産力を武器に、当社は今後も競争を勝ち抜いていけるでしょう。私達の戦略が順調に進んでいることは明白です。利益を高め、将来の成長に向けてイノベーションを活用し、また配当や自社株購入を通じて投資家の皆様に価値を提供しています。」

第2四半期のカンファレンスコールについて
コーニングは7月28日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、第2四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の10-15分前にフリーコール (800) 230-1074あるいは国際アクセス番号(612) 234-9960までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)をご覧になり、Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前11時から、8月11日(火)の午後5時まで行います。(800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは363576です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について
Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations) で照合することができるほか、弊社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニング (www.corning.com) は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。