コーニング、第1四半期業績を発表

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コーニング、第1四半期業績を発表

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コーニング、第1四半期業績を発表
コーニング、第1四半期業績を発表
ニューヨーク州コーニング発 | Corning Incorporated | 2015年4月28日

オプティカルコミュニケーション部門が好調、多角的事業の成長をけん引

コーニングインコーポレイティッド (NYSE:GLW)は本日、2015年第1四半期業績を発表しました。

第1四半期のハイライト

  • コア売上高は24 億USドル*で、前年同期比4%増。純売上高(GAAP)は23億USドルで前年同期並み。
  • コア一株利益は0.35USドル*で、前年同期比21%増。GAAP一株利益は0.29USドル。
  • オプティカルコミュニケーション部門の売上高は、FTTHソリューションの堅調な需要および、最近実施した買収による売上が加わったことから、前年同期比18%増。
  • 前四半期からのLCDガラス価格の低下は引き続き小幅にとどまる。第2四半期は更に縮まるものと予想。
  • Corning® Gorilla® Glass 4 が好調で、Gorilla Glass は堅調な売上を達成。

第1四半期の財務状況比較
(単位は百万USD。ただしパーセンテージおよび一株利益の金額を除く。)

 

コア業績*

 Q1 2015Q1 2014増減率(%)
コア純売上高$2,430$2,3264%
コア利益$484$42314%
コア一株利益$0.35$0.2921%

 

 

GAAP

 Q1 2015Q1 2014増減率(%)
純売上高$2,265$2,289(1%)
純利益$407$30135%
一株利益$0.29$0.2045%


*Non-GAAPによる数値。GAAPによる数値とNon-GAAPによる数値の調整については、このニュースリリースに続く表やコーニングウェブサイトでご覧いただけます。2013年および2014年の追加 non-GAAP 調整項目は当社ウェブサイトに記載しています。その中で、当社が2015年第1四半期より固定日本円レートを93円から99円に変更したことによる、コア粗利、コア販管費、コア研究開発エンジニアリング費の変更について詳述しています。コア業績(Non-GAAP)は、日本円の為替レートの変化や、その他コーニングの通常の経営状況を反映しない項目による影響を除くように調整。コア業績指標の詳細についてはForm 8-Kの「Non-GAAP財務指標の使用について」を参照。

ウェンデルP.ウィークス会長、CEO兼社長は次のようにコメントしています。「2015年は、素晴らしい出だしとなりました。第1四半期は、5部門中4部門でコア売上高の成長が見られ、多角的事業展開による恩恵を得ることができました。」

「オプティカルコミュニケーション部門は、FTTHソリューションおよびデータセンター向け製品の需要の堅調が続き、素晴らしい業績を達成しました。ディスプレイテクノロジー部門については、LCDガラス価格低下が小幅に落ち着いたこと、またコスト削減を徹底したことにより、利益を確保しました。最後に、最新のGorilla Glassはお客様からご好評をいただいており、業績向上に貢献しました。」

「今年もコア収益成長の達成に向けてしっかりと歩みを進めていると思っています。」

第1四半期の事業部門別実績
ディスプレイテクノロジー部門のコア売上高は9億7200万USドル*で、前年同期比微増となりました。コア利益は2億9400万USドル*で、前年同期比4%増でした。LCDガラス総生産量は、前年同期比10%台後半の成長が見られました。前四半期からのLCDガラスの価格低下は、予想通り小幅にとどまりました。生産量の増加、価格低下幅の鈍化、コスト削減が相まって、同部門の粗利率は前年同期比で向上しています。

オプティカルコミュニケーション部門の売上高は6億9700万USドルで、前年同期の5億9300万USドルから18%増となりました。キャリア/エンタープライズネットワークどちらの売上も伸びが見られました。北米における堅調なFTTH需要がけん引役となり、当社の予想を上回る結果となりました。また、最近実施したTR Manufacturing, Inc.の買収も、売上の伸長に貢献しました。コア利益は7200万USドル*で、前年同期比85%増でした。

エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は2億8200万USドル。前年同期の2億7500万USドルから微増となりました。コア利益は4800万USドル*で、前年同期比12%増でした。大型ディーゼル車向け製品の需要が伸びたことが、同部門の増収増益の主要因となりました。

スペシャリティマテリアルズ部門の売上高は、2億7200万USドルで、前年同期比4%増となりました。Gorilla Glassの生産量は予想通り20%以上増加しました。これは、Gorilla Glass 4カバーガラスの需要が伸びたことによるものです。先進光学部品の売上減の一部が好調なGorilla Glassを相殺する形になり、今回の結果となりました。コア利益は4600万USドル*で、前年同期比44%増でした。 

ライフサイエンス部門の売上高は、1億9700万USドルでした。ダウコーニングからのコア持分利益は、ポリシリコンの売上が予想を下回った結果、14%減となりました。

コア粗利率は44%*で、前年同期比1%増となり、当社の予想を上回りました。

第1四半期には、すでに発表している15億USドル規模の自社株購入プログラムの一環として、普通株2100万株を約5億USドルで買い戻しました。

また、第1四半期の現金・短期投資は51億USドルでした。

今後の展望
ジェイムズ B.フロウス副会長兼CFOは次のように述べています。「第1四半期に好調な業績を残せたことで、第2四半期も引き続き成長を達成する弾みがつきました。オプティカルコミュニケーション関連製品の堅調な需要や、好調が続くGorilla Glassおよび大型ディーゼル車用排ガス制御製品が、第2四半期業績の追い風となるでしょう。」
 
ディスプレイ部門については、LCDガラス総生産量を前期比1桁台前半の増加と予想しています。ガラス価格の低下は、第1四半期より更に小幅にとどまると予想しています。

オプティカルコミュニケーション部門の売上高は、キャリア/エンタープライズネットワーク需要が引き続き好調であることから、前年同期比で10%台半ばの成長と予想しています。また、最近実施した買収も堅調な業績に貢献することが見込まれます。
 
エンバイロメンタルテクノロジー部門の売上高は、前年同期比で一桁台半ばの減少と予想しています。また、排ガス制御製品の需要は、前年並みと予想しています。ユーロ安が前年との売上高比較に影響するでしょう。

スペシャリティマテリアルズ部門の売上高は、先進光学製品の売上減により、前年同期比で一桁台半ばの減少と予想しています。Gorilla Glassの売上は引き続き堅調と見込んでいます。ライフサイエンス部門の売上高は、外国為替レートの下落による影響を受け、前年同期比で微減と予想しています。

通年の業績について、フロウスは次のようにコメントしています。「2015年も、コア一株利益の成長を見込んでいます。そのけん引役となるのが、堅調な需要が続き、また最近実施した買収による好影響が出ているオプティカルコミュニケーション部門になるでしょう。Gorilla Glass 4 の生産量は、スマートフォンの新型モデルなど携帯電子デバイスの消費者需要を追い風に、年間を通じて増加するでしょう。エンバイロメンタルテクノロジーおよびライフサイエンス両部門についても成長を見込んでいます。しかし、ユーロ安がさらに進行した場合、数字に影響が出てくる可能性もあります。」

フロウスは最後に、「2014年は非常に勢いある一年になりました。そして、第1四半期の業績を踏まえ、2015年の成長に向けた期待はさらに高まりました」と締めくくりました。

今後の説明会について
コーニングは、5月7日にニューヨーク州コーニングにおいて投資家向け説明会を開催します。また、5月19日にボストンで開催されるJPモルガンテクノロジー メディア&テレコムカンファレンスにおいてプレゼンテーションを行います。

第1四半期のカンファレンスコールについて
コーニングは4月28日(火)の米東部標準時間午前8時30分より、 第1四半期のカンファレンスコールを開催します。開始時刻の10-15分前にフリーコール(800) 230-1096あるいは国際アクセスコール(612) 234-9960までお電話ください。リーダーはNICHOLSONです。カンファレンスコールの様子をライブオーディオウェブキャストでお聴きになるには、コーニングのウェブサイト (www.corning.com/investor_relations)をご覧になり、画面左のInvestor Eventsをクリックしてください。カンファレンスコールの録音再生は、米東部標準時間同日の午前11時00分から、2015年5月12日(火)の午後5時まで行います。(800) 475-6701 あるいは国際アクセス番号(320) 365-3844までお電話いただければ、お聴きいただけます。アクセスコードは357164です。ウェブキャストの内容は、カンファレンスコール実施後1年間アーカイブに保存されます。

本プレスリリースの情報の表示について
Non-GAAP財務指標は、GAAP(一般に公正と認められた会計原則)またはそれに代わるものに準拠していません。コーニングの Non-GAAPの財務指標は、一般的な経済状況や企業活動において、基本となるファンダメンタルやトレンドを反映していないイベントによって引き起こされる項目の影響を排除しています。コーニングはNon-GAAPの財務指標の開示が、基本的な業績のトレンドを隠す恐れがある項目による影響を除いた財務成績を分析する助けになると考えています。これらのNon-GAAP指標と直接比較可能なGAAP指標との違いは、コーニングのウェブサイト(www.corning.com/investor_relations)で照合することができるほか、弊社ウェブサイト上プレスリリースの付属資料でもご確認いただけます。

リリース内容について
このプレスリリースに記述された「将来に関する発表内容」(1995年の米国私募証券訴訟改革法によって表現された意味の範囲内における)は、コーニング の業績や事業活動に関する現在の予測や想定を基にしたものであり、コーニングのさまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果と大きく異なる場合があります。これらのリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢や商況による影響、金融市場の状況、通貨変動、製品需要と業界の製造能力、 他社との競合、集中的な顧客基盤への依存度、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性、新製品の開発と商品化、価格変動とプレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政治および金融情勢、自然災害、悪天候、深刻な健康衛生問題による商業活動の停滞、 株式会社としての活動、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要人員の保持、株価変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米証券取引委員会に提出した書類に記載されていま す。本リリースに記述された情報は、発表日現在の情報であり、コーニングは 新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

コーニングについて
コーニング (www.corning.com)は、材料科学における世界的なリーディングイノベーターの一つです。160年以上にわたり、特殊ガラスやセラミック、光学物性に関する圧倒的な専門知識を活かした製品を開発し、新たな産業を生み出すとともに、人々の暮らしを変えてきました。コーニングは、研究開発への継続的投資、革新的な材料およびプロセスの独自の組み合わせ、そして困難な技術課題の解決に向けたお客様との緊密な協力関係により、大きな成果をあげてきました。コーニングの事業および参入市場は、常に進化しています。現在、消費者向けエレクトロニクス、テレコミュニケーション、運輸、ライフサイエンスなど様々な産業をコーニングの製品が支えています。例えば、耐傷性に優れたスマートフォン・タブレット向けカバーガラス、最先端ディスプレイ向け精密ガラス、高速通信ネットワーク向け光ファイバ、無線技術、接続ソリューション、創薬・製薬のスピードアップに貢献する高信頼性製品、 乗用車、トラック、オフロード車向け排ガス制御製品があげられます。