概要
EAGLE XG™ ガラス基板
アドバンスト・ディスプレイ向けJade™ガラス
ディスプレイの用途
製品/材料情報

最先端の大型LCD用ガラス基板


LCD業界では、ガラス基板の大きさの進歩は「世代」という用語で表されます。この「世代」は急速なペースで発展し、ガラス基板のサイズは拡大を続けています。現在の最先端は「第8世代」です。第8世代と呼ばれるガラスの大きさは一定ではありませんが、一般的には2,160 x 2,460ミリです。第8世代は2006年後半にコーニングが発表したことにより、ガラス基板のサイズが格段に大きくなりました。

大きく、且つ、高品質のガラスの生産は容易なことでなく、技術的にきわめて難しいことです。だからこそ、コーニングは新世代の大型ガラス基板の開発において常に他社をリードしているのです。当社が蓄積したノウハウとイノベーション精神を活かし、厳しい品質条件を満たす大型世代ガラス基板を開発しています。その成果が、大きくても比類のない寸法安定性と平面性及び、透明度の高い、滑らかな表面となるのです。

  
大きな経済的メリット
大型の新世代LCD用ガラス基板の需要は増え続けており、同時に従来の世代製品から次世代製品への導入は順調に進んでいます。2000年以降、ガラス基板のサイズはおよそ1年半ごとに2倍に拡大しているのです。

Large Generation Glassこうした著しい成長の背景には何があるのでしょうか。まず、基板が大きくなると、液晶ディスプレイモニター、液晶テレビ、ノートパソコンなどのスクリーンを大きくすることが可能になります。さらに、新世代の大型ガラス基板にはすばらしい経済的メリットがあります。基板が大きいと、ディスプレイメーカーが1枚の基板からより大きなパネルをより多く、より効率的に生産できるのです。
 
違いは非常に大きくなっています。今日の第8世代ガラス基板の表面積は第5世代の約4倍です。したがって、より多くの(そしてより大きな)パネルを生産できます。たとえば、第8世代基板なら32インチ液晶テレビのパネルを15枚作ることができます。またコーニングの第8世代基板はEAGLE XG™という当社独自のガラス基板で、環境にやさしい製品にもなっています。EAGLE XGはコーニングが開発した最新の革新的製法により、重金属やハロゲン化合物を含まない、業界初の液晶ディスプレイ用ガラス基板です。

 
コーニングの製造上での優位性 
コーニングが大型の新世代ガラス基板でリーダーシップを取っている大きな要因は、当社独自のフュージョン法にあります。

ガラス基板が空中で形成されるため、表面が滑らかで平らになります。形成後に、ガラスを傷つける恐れがある研磨を行う必要がないのです。またフュージョン法では、ガラスの厚さを厳格に管理でき、厚さ1ミリ以下の製品を驚くほど正確に生産できます。これは液晶テレビ用パネルの生産においては非常に重要なことです。広視覚技術はガラスの厚みの違いが画像に影響を与えるからです。

フュージョン法の特性により、基板の大型化がきわめて容易になっています。ガラスの仕様の進化と大型化が続いていることを考えると、これは非常に重要です。さらに将来の大型ガラスに重要なことは、当社製ガラス基板の表面の優位性が、サイズの拡大によっても影響を受けないという点です。

オンゴーイング・イノベーション
それでは、これほど大きなガラス基板をどのように梱包し、運搬するのでしょうか。コーニングはこの問題解決のために、独自の革新的な運搬システム、 DensePak®を開発しました。従来の梱包方法では、各基板の間にすき間が必要なため、1ケースに詰められるガラス基板は20枚が限度でした。しかし超薄型保護シートを基板間に挟むDensePakシステムを利用すれば、1ケースで最大約500枚の基板を安全に運搬、保管することが可能です。しかもその占有面積は20枚入りのケースとほぼ同じなのです。

 
大型の基板から、厳しい条件を満たすガラス基板や、完成品の安全輸送まで、コーニングはより良いLCD用ガラスを提供するためのソリューションを構築するために、最先端を走っています。

昨今は第8世代ガラスが登場し、第9、第10世代も話題に上るようになり、LCD用ガラス基板がどこまで大型化するのかは、明確ではありません。しかし、1つだけ確かなことは、コーニングには、将来の大型ガラス基板の需要条件を満たすための技術、 人材、およびプロセスが整っているということです。