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コーニング、先進的なディスプレイガラスJade™を発表

小型携帯デバイスの機能・性能を向上させるLTPSおよび有機EL向け製品

Corning, NY, 2008年1月3日 – ニューヨーク州コーニング発––コーニングインコーポレイティッド(NYSE:GLW)は本日、アドバンストディスプレイ向けJade™ガラスを発表しました。Jadeガラスは、フュージョン・プロセスにより成形されたガラスで、高い熱安定性を特徴とし、特に、高性能・多機能携帯デバイス市場向けに開発されたものです。

Jadeは、低温ポリシリコン(LTPS)および有機エレクトロ・ルミネッセンス(有機EL)の2つの主要なディスプレイ技術に対応し、携帯デバイス業界が抱える課題の解消に貢献します。他社のガラス基板と異なり、Jadeは二次的な熱処理や研磨を不要とし、LTPSや有機ELの製造工程に必要な厳しい表面品質と熱安定性要求を満たします。

Jadeを使用すれば、ガラス上に、より多くの電子デバイスを微細なデザインルールで直接集積することができます。これによりデバイスメーカーは、コスト低減とデザインの柔軟性向上が実現でき、消費者は、コンパクトなサイズ、より鮮明な画面、高い解像度、長寿命を享受できます。

テレビやモニター向けの液晶ディスプレイ製造に使用されるアモルファスシリコン(a-Si)プロセスと比較すると、LTPSプロセスでは、温度、表面、および寸法要求がはるかに厳しくなります。Jadeは、高い熱安定性を備えたガラス組成と、最適化されたフュージョン製造プロセスにより、現在のLTPSプロセスの要求を満たし、また将来のイノベーションにも対応し得る能力をも有しています。これまで、LTPS-液晶ディスプレイのユーザーは、二次的な熱処理や特殊な研磨を伴う従来のアモルファスシリコンガラスを使用しなくてはなりませんでした。こうした工程では、基板の表面品質やその他の基板特性が損なわれてしまう可能性があります。

有機ELテクノロジーの飛躍的進歩
LTPS-液晶ディスプレイにおける利点に加え、Jadeは有機ELに必要な高い表面品質と熱安定性を提供します。有機ELは、有機物質を使用した自発光型ディスプレイです。

今まで、2つの大きな技術的問題が有機EL産業の成長を妨げ、有機ELの応用範囲を小型ディスプレイに限定してきました。第一の問題は、ポリシリコン・バックプレーンの性能です。コーニングの東アジア担当チーフテクノロジーオフィサー、ピーター L.ボッコ博士は次のように述べています。「有機ELは電流駆動型デバイスであるため、既存の液晶ディスプレイよりもはるかに高性能のバックプレーンが必要となります。Jadeを使用すれば、お客様はプロセスを柔軟に設計でき、有機ELバックプレーン性能の最適化に役立ちます」

第二の問題は、環境要素からの有機ELデバイスの保護です。ボッコ博士は次のように述べています。「有機ELの材料は、水蒸気や酸素に弱いため、デバイスの光学的性能を損なわない、拡張が可能な封止技術が必要でした。これに応えるために、コーニングでは、有機EL向けハーメチック封止法Vita™の開発を行っています。この新しい封止技術は、水蒸気と空気を締め出して、有機ELディスプレイの長寿命化に貢献します」 コーニングは現在、将来顧客となりうる企業との話し合いを重ねており、2008年にこの高性能封止ソリューションの発売を予定しています。

JadeとVitaはそれぞれ独立した製品ですが、両製品を合わせれば、有機ELディスプレイの飛躍的進歩に繋がります。「JadeとVitaは、有機EL業界が抱える、2つの大きな課題、寿命とバックプレーン性能の克服に貢献します。これらの製品を導入することで、有機EL技術は、より大型の製品に適用できるようになります」

市場のニーズ
小型ポータブルデバイスの人気が高まりを見せているこの重要な時期にJadeを導入することは、業界のニーズを満たすものです。コーニングディスプレイテクノロジーのプレジデント、ジェームス P.クラッピンは、「現在、液晶テレビの圧倒的な成功が脚光を浴びていますが、小型デバイス分野こそ新テクノロジーが生まれる分野であり、拡大中の市場です」と述べています。最近の業界データによると、JadeがサポートするLTPSおよびアクティブマトリクス有機EL製品は、現在、小型・中型のディスプレイ市場の20%を占め、2011年までには33%に達すると予想されています。

ボッコ博士は、ネバダ州ラスベガスで1月8日に開催されるCESのパネルディスカッションに参加する予定です。Jadeについての詳細は、www.corning.com/displaytechnologiesでご確認ください。

コーニングインコーポレイティッドについて
コーニングインコーポレイティッド(www.corning.com)は特殊ガラスおよびセラミックの世界的なリーディングカンパニーです。コーニングの150年以上の材料科学やプロセス工学の経験から、コンシューマーエレクトロニクスや自動車排ガス制御製品、テレコミュニケーション及び、ライフサイエンス向けに、高度且つ、革新的技術製品の開発・製造を行っています。当社の製品には、液晶テレビ、コンピュータモニタやラップトップ向けLCDガラス基板、自動車触媒用セラミック担体及び、フィルタ、光ファイバ、ケーブル、通信ネットワーク向けの配線機器、創薬分野向け光バイオセンサなどがあります。また、その他にも、半導体、航空宇宙、防衛、天文、測定といった数々の産業向けに光学や特殊ガラスを用いた高度なソリューションを提供しています。

将来の見通しに関する記述及び注意事項
このプレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれており、さまざまなビジネスリスクや不確実な要因によって、実際の結果が大きく異なる場合があります。これらのビジネスリスク及び不確実な要因には、世界の経済及び政治情勢の変化または変動、関税、輸入関税、為替変動、製品需要と業界の製造能力、競合製品とその価格、製造効率、コスト低減、重要な部品および材料の入手可能性とコスト、新製品の開発と商品化、主要顧客からの注文および需要、液晶ディスプレイ産業および他の業界の大口顧客による設備投資、プレミアムおよび非プレミアム製品の製品構成の変化、設備拡張および新規工場立ち上げコスト、テロ活動・武力衝突・政情不安・深刻な健康問題による商業活動の停滞、商業的に妥当な条件による融資および資本の調達、保険の十分性および利用可能性、資本資源およびキャッシュフロー活動、資本支出、株式会社としての活動、利子コスト、買収および子会社売却、過剰在庫または古い在庫のレベル、技術の変化の速度、特許権の行使、製品および部品性能の問題、主要社員の異動、株価の変動、訴訟または規制による不利な状況の発生、などが挙げられます。これらを含む諸リスク要因は、コーニングが米国証券取引委員会に提出した書類に記載されています。本リリースに記述された将来の見通しに関する記述は、発表日現在の情報であり、コーニングは新しい情報または将来の出来事に照らしてこれらの情報を更新する義務を負わないものとします。

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